懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

私の昭和鉄道遺産 そのNO,95 筑豊本線 直方駅

2019年03月23日 | 私の昭和鉄道遺産

直方駅の広いヤードにC5551号機とD60型の蒸気機関車が停車している。

列車が行き交うので撮影のためにヤードを歩いて向こう側に渡れない。

それでもヤードの脇から撮影出来たのはありがたい。北九州に住んでいたら休みには撮影に行けたのにと思う。

しかし人間は同じ場所には頻繁にいかない。すぐに飽きるものだ。

昭和40年代は石炭産業の衰退の時代だ。街も廃れ活気が全く無かった。本屋の本は手垢で汚れ夜遅くなると駅の待合てヴシンナーを吸っている若者、ビニール袋にシンナーを浸した脱脂綿を入れ吸っている。

そんな街を撮影する気にもならなかった。しかし、どんな街でも撮っておけば時代の証言者になれた。

写真家の土門拳は筑豊という代表作がある。土門の写真はむご過ぎると批判もある。しかし、あの写真のため時代の悲惨さがわかる。

現代であれば写真の二人の姉妹を晒し者にするのは人道的に許されないだろう。


分葱(わけぎ)

2019年03月21日 | グルメ

家内が分葱をもらってきた。まだ三月で軸も球根も太くない。

それでもヌタにして食べたらおいしかった。イカ、タコやアサリを入れたヌタもおいしい。

ネギの代わりに味噌汁の具や鍋物、お好み焼きにも使える。

歳をとるとこんな昔ながらの食べ物が欲しくなる。

ネギは一年中食べられるが分葱は3月中旬から5月中旬の2か月しかたべられない。

この時ばかりと食べておかないと来年まで食べられない。

ネギはタネを蒔けるし株を分ける事も出来ので畑の脇に植えておけば一年中青く使える。

分葱、浅葱(あさつき)。ラッキョ、たまねぎは成長すすると枯れてしまう。

六月から八月終わりまで球根でお休みする。 分葱の名の通り一球植えれば10球に分かれる。五月には大きな株になる。

枯れて20球ほど秋植えの球根としてネットに入れて取っておく。

育てるのは難しくないが成長期に有機肥料をやるとうどん粉などの病気になり全滅するので化成肥料を追肥するのが安全だ。


懐かしい物 虫籠窓(むしこまど)

2019年03月21日 | 懐かしい物

撮影場所 岡山市庭瀬

民家の中二階の明かり窓と換気のために窓が付いている。虫篭に似ているのでこの名がついてのか

民家によって形は様々だ。四角 丸 楕円

漆喰の民家に多い。漆喰は防火対策として木や板の表面を漆喰で塗り固めて断熱するものである。

この漆喰の民家が多いところでは普通に今でも見かける。

関西から瀬戸内沿岸の岡山や香川 広島の一部で多く見られる。

デジタルカメラ時代 この虫籠窓ばかり撮っている人がいる。写真展で60枚展示したのを見たことがある。

ごく普通にあったので意識して撮らなかった。防犯用の格子も色々なタイプがありコレクション撮影しておくと面白かった。

暖簾、看板、格子、路地、店屋、虫籠窓、生垣、庭園などテーマを持って数を撮る事が民家や街並み写真の楽しみか


病院の光景

2019年03月19日 | 日記

私など一人籠った生活で病院が人を見る場だ。

病院の待ち時間は長い居眠りかテレビを見るかである。

時々は行き交う人の行動を観察する。そんな出来事を三つ四つ

1.大きなイヤリングの女性

文書受付けに五百円玉より大きいの丸いイヤリングの女性が来た。診断書でも貰いにきたのか診察ならこんな格好でこないだろう。

自己顕示欲の強い女性だろうなと顔をみたくなった。

美人だが自己主張をはっきりしそうだった。どうしてこんなイヤリングにするのかと聞こうか思ったがきつい言葉で返され負けそうでやめた。

そもそもイヤリングってアフリカのマサイ族の物まねかと思った。病院の職員の耳を見た。イヤリングもピアスも付けている人はいなかった。しっかりした会社の人と接する場ではこんな付けるのはご法度であろうと思った。

男相手の商売の女性はギンギラギンだか。職場で働く女性の耳の観察も楽しみだ。

2.長い髪は若い女性が多い。

若い看護師さんは長い髪が多い。後ろで束ねて仕事の邪魔にならないようにしている。

50歳を過ぎた看護師さんに余計な事を聞いた。若い女性は長い髪が多いが歳をとるとなぜ短いのかと聞いた。

髪も少なくなるが白髪交じりで艶もなくなる髪の毛を伸ばすのはみっともないといった。

その看護師は私の頭をじろっと見てテメエの頭は毛がねぇじゃねぇか下らん事聞くなと言いたげだった。

3.膝を閉じてる女性は姿勢がいい。

50代のスカート姿の女性の座る姿が美しい。膝を閉じたまま背筋も伸び長い時間姿勢よく座っている。

足を投げ出したり足を組んで楽にするのが普通である。

女形の梅沢富美男が女性はスカートを履かないと体形が美しくないとテレビで言っていた。

スカートなら膝を閉じるので内転筋やお尻の筋肉が鍛えられるのだろう。

男は大股開き電車でも迷惑な人がいる。


茅葺民家 杭のある風景

2019年03月19日 | 茅葺き民家

撮影場所 兵庫県篠山市

木の杭に畦道 茅葺民家、懐かしい昭和の風景だ。

懐かしさだけでは時代の進化には残れない。消えてなくなる風景である。

民家も現代の工法や材質になるし田畑も機械化のために整備され道も機械が入れるよう整備される。

時代は刻々と変化する。人の記憶は曖昧である。人の記憶は時代と共に変化する。自分にの頭の中で勝手にイメージ―される。

ちゃんと記録するには映像であろう。人は過ぎ去った時代を懐かしがる。

みんな自分の生きた時代を記録しておけば良かったという。あの時にこうすれば良かったと気付くのは晩年になってからである。


日本茅葺紀行 NO,496 くど造り

2019年03月18日 | 日本茅葺紀行

撮影場所 佐賀県鹿島市

佐賀県の民家はくど造りと呼ばれる。

他に漏斗造り、カギ造り、寄棟が存在する。

佐賀県には数多く茅葺が存在したが茅葺の劣化が進み数を減らしている。

体も動かなくなり泊まるホテルも限定され撮影に出かけるのが少なくなった。

意欲もなくなった。出掛ければ発見や感動もあるがこれ以上撮影してもバックアップCDなどのゴミを増やすだけと思うようになった。

死ぬ前まで活動すべきがボケーと暮らすべきか難しいところだ。

佐賀県には高画質のデジカメで撮影していない。もう一度行きたい気もある。

旅行も茅葺民家の撮影だけで観光地はほとんど寄らない。偏った考えの人生だった。興味のない物には見ることもしなかった。

人生はそんな偏屈でよいと思っている。みんな違ってみんな良い。


親父ギャグ NO,38

2019年03月17日 | オヤジギャグ

毎度下らん親父ギャグ

1.野間さんには飲まさんでぇ

2.五十嵐珈琲 誰じゃ出がらしコーヒーというのは

3.岡さんには置かさん

4..病院にて〇さんは五診へ入って下さい。五診は誤診で絶対いや。四診はどうでしょう死診でこれもいや。

三診はどうでしょう、これもアカン 少年野球の監督していて三振ばかりでイヤ それなら二診ならどうでしょう。商売やってて不振になるのでイヤ。こんな気難しい患者はいりません。

5.孫とバアちやんの会話  クリスチャンディオールの服を欲しいわと孫、そんなんだったらいつも病院でいわれとる。

お婆ちゃんクスリチャントデョーㇽから飲んさいよ。岡山の人はこんな言い方するよな。

漫才の千鳥に岡山弁でこのネタの漫才やっては欲しいわ。


蒸気機関車 雪山の見える風景

2019年03月17日 | 蒸気機関車

撮影場所 北海道函館本線 大沼

バックに雪山が見える。春先の雪山だ、いつ雪になるかわからない時節だ。

青い山脈という昭和を代表する名曲がある。若い人でも会社に入れば知らない訳にはいかない。

介護施設でも介護スタッフに電子ピアノを演奏できる人が二人いて月に何回か昭和歌謡を3曲ほど歌う。

発声する事や回想する事で脳と口の刺激のための訓練である。

青い山脈もよく歌われる。青い山脈は石坂洋次郎の小説を映画化した主題歌だそうだ。

青い山脈はどこをイメージして作ったのであろうか 車で旅をしながら考えた。

雪崩を起こす山で2000メートル以上の山脈かと想像する。富士山のような単独峰ではない。

富山から長野、岐阜県から北であろう。東北の県庁所在地だと福島か山形かと思ったりした。

作曲家の服部良一氏は大阪から京都の省線電車(国鉄)に乗り遠くに見える六甲の山々を見てイメージを思い浮かべたそうだ。

大阪から六甲が見えたのかと疑問に思う。私は見えないと思う。

六甲は雪崩が起きる程の雪の降る山ではないが雪崩は軍国体制が崩壊し雪の降る厳しい時代が終わった事を作詞家の西条八十は表現したのであろう。

古い上着よさようならも嫌な時代からの変革を表現したのであろう。

作家の石坂洋次郎氏の青い山脈は故郷の青森県の弘前市 教鞭をとったのも秋田の横手市で見た山々をイメージたのであろう。


懐かしい物 木の階段

2019年03月16日 | 懐かしい物

撮影場所 京都府旧日吉町

茅葺民家から川へ降りる木製の階段がある。

大分傷んでいて降りると壊れそうだ。

ここへ降りて洗濯や野菜や障子を洗った事であろう。

名水の出るところや温泉出るところには共同の洗い場がある。

全国の名水の湧き出るところや温泉場の洗い場を巡るのも面白い。ブログのネタにはもってこいだ。

愛媛県西条市の打ち抜きや忍野八海、柿田川は一度は訪れたい。

茅葺民家の撮影は人の生活の場に入り込み人間の暮らしの痕跡を撮影する嫌味な趣味である。

こんな写真を撮って将来役に立つかわからない。しかし、ある日ある場所に訪れ歩き見て記録に残した痕跡は人生のひとつとして残る。

 


茅葺民家 子供のいる家

2019年03月15日 | 茅葺き民家

撮影場所 兵庫県三田市

妻入り民家で破風を竹で飾るこの地方の民家だ。

茅葺民家に子供が住む家はすくない。この家はブランコがあり孫のためにお爺ちゃんが買ってくれたのか。

茅葺民家の写真展の時に子供のいる家として庭で遊んでいるところや子供用の三輪車をほったらかし風景や通学の小学生をだした。

三世代の民家は少ないが全国各地歩けば子供と茅葺民家の風景もそれなりに撮れた。

今はこの民家もトタンを掛けた。

ここ20年で時代はあっという間に変わってしまった。