梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

市長答弁をAIが作る?

2024-03-17 13:41:54 | 雑記
こんなニュースが流れた
“相模原市では、15日の市議会で生成AIが作った原案を使って市長の答弁が行われました。”
内容を見てみると先にAIが出した答弁を議会が添削して何度か修正させて使用したらしい、
と言う事はこの答弁は市長が作成したものではなくAI、すなわちソフトが作成したと言う事になる
文の内容は「コンピュータ上のソフトウエアが答弁を作成し、市長が修正して議会に答えた」という事だがこれは「市長の答弁」とは言えないんじゃないのか、
市長が原案を作成し、ソフトが修整するならまだ解る、いわゆる「校正」で文言に矛盾が無いか、冗長ではないか、誤解を招かないか、と言う様な事を確認するなら解るが、
「答弁」そのものをAIが作ると言うなら市長は何をするのか、選挙で選ぶ意味は無くなるんじゃあないのか
生成AIは著作権の侵害、個人情報の収集、そしてまだまだエラーも多い事から世界的に規制の方向に動いている、
しかし、そういう問題とは根本的に違う話の様な気がする、
法にのっとって処理する事が原則である行政法に関しては其れこそAIに任せるのは順当だとは思う
行政書士試験のテキストを見ると行政訴訟にかんする過去問題が重要視されている、教科書を見る限り絶対にコンピューターに勝てると言う事は不可能だ、
行政窓口にAIを導入すると言う事は間違いなく効率的になる、
民事訴訟や裁判の「情状を酌量し」などと言う事はあり得ないのが行政法でありあくまで法の範囲と解釈が行政訴訟の内容だ、
しかし市民に対する方向性はやはり有権者が託された長が呻吟して示すべきではないのかと私は思うのだが