梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

ブーゲンビリア

2010-07-20 07:54:50 | 日記
娘が葬儀の時丁度出張に当たると言うので先に焼香に行く事になった、未だ小学校に上がる前から一緒に海に行っていた、中学の頃は友人はラーメン屋をやっていて押しかけアルバイトをさせて貰ったりしてた、焼香を済ませてバス停に向かって歩いていると小さな公園の砂場近くに紫色の花の咲いている濃い緑色の葉をつけた木があった、八重の槿だった、こんな季節だったかなと思いながら行き過ぎるとその後ろの家の生垣に赤い花が広がって咲いていた、近寄ってみたらブーゲンビリアだった、和紙を使った造花の様なブーゲンビリアは最初見たのが温室だったせいか南国の花の印象が強く(こんな所に)と言った感じが強い、しかし最近は随分東京でも見る事がある、先日浜松に行った時も由比の駅前や浜松市内の住宅にもかなり咲いていた、女房に「此れも温暖化のせいかな」といったら「品種改良のものじゃないかな」と言う、そうかもしれない、ハイビスカスも花屋さんの店先で良く見るが流石にこの花は露地では咲いていない、ブーゲンビリアの方は彼方此方の庭に植えられているので日本にも適しているのかもしれない、紫と緋色に近い赤があって今日見たのは赤のものだった、造花か生花か見直すことがあっても造花に見える生花と言うのは珍しい、強い日差しの中を歩きながらきっと(この花を見るたび死んだ友人を思い出すだろうな)と考えていた、横になると友人の人懐こい笑い顔が何度も浮かんだ、自分の会社のこともあったが最後に会った今年の5月まで2年近く会わなかった、病人になった彼を見るのが辛かったと言うのは言い訳だろう、その事を悔やみながら明後日見送る事になる


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