梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

学者の好奇心的満足と死者への尊厳

2024-12-19 16:28:49 | 雑記
東京新聞より
先住民族の研究倫理指針を巡り、日本人類学会など研究者側とアイヌ・琉球民族が一堂に会す集会が14日、札幌市内であった。ただ、遺骨を「盗掘」したことへの謝罪はおろか、琉球民族を先住民族と認めない姿勢に研究者との溝は深まるばかり。世界では先住民族の自己決定権を重視した研究はもはや常識だ。世界の潮流と真逆の方向へひた走るこの国の「学問の自由」はこれでいいのか
 日本人類学会と日本考古学協会は「謝罪は、謝罪すべき事項や範囲、立場などさまざまな意見がある」とし、「国の返還ガイドラインは慎重な議論を経て策定された」と見直しを否定。日本人類学会で東京大の近藤修准教授は「謝罪についてはそれなりに議論はしているが、過去の個人の行いに対して学会が責任を持つのかなど意見の相違がある」と否定し、日本考古学協会で東北大総合学術博物館の藤沢敦教授は「協会は1948年に発足した。自分たちの学会がなかった時代のことも謝罪するのはちょっと違う」と続いた。
 一方、4月にすでに謝罪を表明した日本文化人類学会は、国のガイドラインの「改正に向けて努力する」と回答。九州大の太田好信名誉教授は「アイヌ民族の怒りが学問への拒絶反応を生み出しており、向き合わなければならない。3学会で統一見解をと思ったが、どうしてもできなかった」と述べ、他の2学会との違いを鮮明にした。

アイヌ民族と琉球民族の学問的研究と言う事に関しての記事だ
言い方は悪いが考古学と言う学問は学者の好奇心の延長戦にあるとしか評価できない
まともに向き合っているのは「文化人類学」だが名の通り「人類の文化」と言う研究は過去の事象から現在の文化や未来に対して何らかの貢献はあるだろう
しかし考古学は知的好奇心は満たすだろうしそれなりに人類或いは生命体がどのような経過を辿って現在を構成しているのかを研究する事はそれなりに意味はあるだろう
しかし、墓を暴いて頭蓋骨の容積を測定し、歯のすり減り具合を見て何を食べていたか調べる事が今後の社会にどんな貢献ができるか全くわからない
だから無駄な研究だと言う気は更々ない、更々無いが埋葬する、墓があると言う事はそこに生きて来た、いまだに生活を営んでいる人達、(民族と言う括り方はあまり好きではないので)独自の文化を生きている人達にとっては祖先に対する畏敬の念、そして固有文化に対する尊厳がある
学術の為なら人の尊厳など関係ない言わんばかりの発言だがもし敗戦後連合国側の研究機関が日本人の墓を掘り起こして大学の研究室で棚にタグを付けて保管されていたとしたら日本考古学会の先生方は「学術の為だから」と唯々諾々と納得するのだろうか
菊と刀と言う本でベネクトが「西洋では罪の文化で、日本は恥の文化」と書いている、未だ最後まで読み切っていないので決めつけるにはまだ少し早いかも知れないがその中で「恥の文化は他人の目を気にする文化」と書かれている様だ
しかし、日本人の恥の在り方は現象的には他人の眼かもしれないが其れは根本的に間違えている、
日本人の「恥」は自らの眼なのだ、そんな事をしている自分が恥ずかしいと言うのには「自分が他人を見て嫌だなと言う事を自分が行うのは恥だ」と言う事でそれには「人がどう言おうと」と言う事も含まれる
学術有識者であるこの方たちは「自分がその立場になったら」と言う一番大事な考えを持っていないのだろう
それが古来日本文化では禁忌だった「他人が嫌がる事をするのが面白い」と言う発想が育ち、虐めの考え方に結びついているのではないか
琉球の墓も同じような事をされている様だが日本が併合するまでは独立した王国で大陸台湾とも同等の国交があった国だ、
大英博物館も過去の過ちを謝罪して元の国に返還している、国際的には日本の文化と言うより考古学会は遅れている、菊と刀で分析された結論の「他人(他国)の眼」から見てもそれは「恥」だろう

自民党の体質は政治の体質なのか、絶望的な

2024-12-17 16:52:39 | 雑記
自民党は16日、外交上の秘密など政治資金の支出の一部を非公開にできる「公開方法工夫支出」(要配慮支出を改称)を新設する規定を、同党の政治資金規正法改正案から削除した。自民、立憲民主両党の国会対策委員長が国会内で会談し、合意した。自党が提出した政策活動費を全面廃止する改正案に賛成する。
公開方法工夫支出?露骨に「ごまかす方法の工夫をする」と書いているとしか取れない
その使途の公開を条件に政策活動費を温存し、公開の方法を工夫して提示するから良いだろう、
阿保か!なんで公開方法を工夫するんだ、ごまかす方法を工夫するからそれでいいだろう
としか取れまい、
衆院選で大敗した訳を全く理解していない自民党の体質は絶対に変わらないな
参院選では更に議席を減らして野党に下野してもらう事になるだろう
「議席を減らしたのは石破総理のせいだ」などと本気で考えているなら救いようがない
企業献金廃止を反対すると言うのは政経界の癒着そのものを証明している、
何しろ自民等以外に企業献金を貰っている党はほとんどいないがそれは間違いなく政権与党であるからで野党に落ちて政権復帰の期待は暫くないとなれば間違いなく自民党に対する企業献金は減るだろう
見返りの期待できない献金などするわけは無い、企業は利益を追求する組織で特にアメリカ新自由資本主義は投資に見合うリターンが補償されていない支出などある訳もない
日本の経営は銀行が強力な権限を握りリスクのある投資は極力しない
そこはアメリカのベンチャー企業体質とはかけ離れていて失われた30年で本当に失われたものは会社の育成と新事業に掛けるベンチャースピリットだ
昭和の会社経営では「銀行が経営の実権を握ったら会社は衰退する、」と言われたものだが今では大手金融組織の下であらゆる経済を統合して安全かつ確実に金を集めている
この状況は今後の日本人に夢は無い、少子化は根源的な問題だ、企業に大手病と言う言い方が有ったが世界の資本大国は皆この大手病を病んで今際の際にある、
全ての獲物を食い尽くした太ったライオンは餓死するしかなくなる

この庭はどこだったか?、石屋の見本が中々面白い

2024-12-16 17:02:05 | 雑記
本格的な寒さがやって来た
先日yourTubeを見ていたら行列のできる法律相談所に昔出ていた武田先生と言うのが出ていて若い記者らしき質問者に地球温暖化について盛んに攻撃をしていた、
「今地球は氷河期に向かっているんだよ、地球温暖化なんて大間違いだ、数万年前の地球は今より平均気温は10度以上高かった」と言っていたが先生、それは天文学の話で、今話しているのは気象学の話だ、国家予算とサラリーマンの家計簿の話を比べるみたいなもんだと思うぞ
大森北2丁目付近をぶらぶらしていたら石材店があった、
石塔や多重の塔を置いてある、見て廻ったらちょっと面白い像がある

一体何処に置いたら座りが良いんだろう、

混沌の世界で罪と罰は法制度ではどうにもなない、

2024-12-11 15:51:05 | 雑記
 2018年6月9日、走行中の新幹線車内で発生した無差別殺傷事件。
見ず知らずの男性1人を殺害、女性2人に重症を負わせた犯人、小島一朗とはいったいどのような人間なのか。
事件の翌年、2019年11月28日から公判がはじまると、常人では理解し難い小島の言動、人間性があきらかになっていった。そして、同年12月18日、横浜地方裁判所小田原支部は、被告人・小島一朗に無期懲役を言い渡す。
「バンザーイ! バンザーイ! バンザーイ!」──判決を聞いた小島は、万歳三唱した。皮肉にも、「刑務所に入りたい」「無期懲役になりたい」という凶悪殺人犯の願いを丸々叶える形で、裁判は終結したのだ。刑務所という「安寧なわが家」を手に入れるため、小島は緻密な計算を働かせていた。それは、第四回公判で放った信じ難い台詞にも表れている

この事件の外神戸小学生連続殺人事件、秋葉原暴走殺人事件、福岡バスジャック事件等「死刑になりたいので人を殺した、3人以上殺せば確実に死刑になるから誰でもよかった」と言う動機の事件だ、
今回は「無期懲役」を狙って綿密に計算して起こした犯罪だったらしい
この様な事件を見聞きしていると世界で少数国となった死刑制度のある国と言う事もあるが別の意味で死刑制度を考えなければならないのかもしれない
無論、袴田氏の様に冤罪で死刑判決が言い渡され、37年も掛かってそれが警察の捏造による冤罪だったと言う事の様にも死刑を執行されていたらと思えばそれ以上に重大な事ではあるが死刑制度を根本的に考えなおさなければならない時代になったと言う事だろうな
死刑制度が犯罪「抑止」ではなく大量殺人の「動機」そのものになると言う事は予想も出来なかった事だが殺伐とした現在は更に増える可能性が大きいだろう,
発達障害で他人とのコミュニケーションが出来ない為に仕事が出来ない、
その為には刑務所であれば人と会話をする事自体が制限されている上に衣食住一式は間違いなく確保される、それが一生保証されるなら自分にとって天国だと言ったらしい
法律は少ない程成熟した国であると言う、しかし人は自我の欲望の為に人の自由を財産を、生命を犯す、それを抑止しる為に罰を設けて社会の安寧を確保してきた、”目には目を歯には歯を”
しかし社会生活が強烈な負担となって生きる事自体を放棄したい、しかし自ら死を選ぶ、己を殺すと言う事が恐ろしくて出来ない、だから、他人に殺してもらうために何の関係もない人を殺すと言う
多分自分にできない普通に暮らす他人に理不尽な憎悪を向けての事だとは思うが自ら死を選ぶのが恐ろしいのに他人にその恐怖と絶望を与えると言う事をどう自分の中でどう納得しているのか
それが出来ないからこういう事件が起きるのだと言う事は理屈では解るが当然理解も同調も出来る訳もない、
この犯罪の被疑者遺族は「憎い犯人に極刑を」望むとしてもそれが犯人の一番望んだ事だとしたらその怒りと悲しみをどこに向ければ良いのだろうか
死刑制度は「極刑を望んで人を殺した犯人」に「無期懲役(終身刑で)」罰を与えられるが今回のように「それが希望」だったとしたら今度はそれには「死刑判決」にするしかない、となると刑法上の判決の軸がぶれると言う事になる
トランプ次期大統領に代表される閉鎖的国際関係も含めて更に人の心は殺伐とし、社会は混沌を深めて行くのでは無いだろうが我々は残り少ないが今からそこで生きていかなければ成らない若者達はどうすればよいのだろうか

企業献金温存とNIISA

2024-12-09 12:37:00 | 雑記
株式投資についてCHATGPTに問い合わせてみた
1. 資本の成長
株式投資の最大の目的の一つは、投資資本を増やすことです。株式は企業の所有権の一部を表し、企業が成長することで株価が上昇し、投資家はその利益を得ることができます。長期的に成長が見込まれる企業に投資することで、投資額を増やすことが目標となります。
2. 配当収入の獲得
一部の企業は、利益の一部を配当金として株主に還元します。これにより、株価の値上がり以外にも安定した収入を得ることができます。特に配当が安定している企業の株式は「インカムゲイン」を重視する投資家にとって魅力的です。
3. 資本市場を通じた経済のサポート
株式投資は、企業が成長するために必要な資金を調達する手段として機能します。投資家が株式を購入することで、企業はその資金を使って新規事業に投資したり、既存の事業を拡大したりします。これにより、経済全体の成長を間接的に支える役割も果たします。
4. インフレーションに対する保護
株式投資は、インフレーション(物価上昇)に対する資産の価値を維持または増加させる手段とされています。特に、インフレに強い業界や商品を持つ企業に投資することで、実質資産価値を守ることができます。
5. 目的に応じた資産形成
株式投資は、老後の資産形成や子供の教育費など、個々の目標に応じた資産計画の一環として利用されます。特に長期的な投資は、時間の経過とともに利益を最大化することができます。
6. 投資の多様化
株式は、投資ポートフォリオの一部として、リスク分散の目的で保有されることもあります。異なる業界や地域の株式に分散投資することで、リスクを減らしつつリターンを狙うことが可能です。
株式投資は、「短期的な利益」だけでなく、「長期的な資産形成」や「経済への貢献」を目的とした幅広い意義を持っています。

株式投資の本来の意味はこういう事だ
この会社を応援する、と言うのが株式投資で有る以上業績が不調な時こそ必要な資金を提供し経営者の方針に耳を傾け、意見を言う、今言う「モノ言う株主」でありその為の株主総会だろう
しかし、毎日ニュースで報道されているのは「業績が悪い」「世界の政治状況が不利だ」と言う報道に合わせて株を売り抜ける、これは投資ではなく「投機」の外ならないだろう、
是銀と言う有名な人物がいた、「最後の相場師」である
株式投資をNISAとか言う税制優遇措置など甘い言葉で一般人の預貯金を株式投資にと政府は言っているがこれは「相場取引」である、
「僅かな金利で寝かして置かず、有効に金を働かせましょう」と言うが金利以上の利益が出ると言う事あ対極に損失があると言う事で「元本保証」の投資(投機)などあるわけは無い
何故躍起になって経産省がこんな事を言うのか、理由は簡単でプロ同士の取引は殆ど動かなくなっているからだろう、
日本個人の預金高は世界でも飛びぬけて多い、投以前相場取引には素人だ
素人を引っ張り込めば赤子の手をひねる様なモノである
当然それは金融証券業界を大きく潤す、そしてそれが企業献金として政界に、
法人税として国に流れ込む
企業献金を温存する自民党と政経連合には来年の参院選では少数野党になって貰おう、これ以上庶民、給与所得者を食い物にされないために