梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

身延街道の休憩所、免許証は未だ返したくない

2024-11-07 15:14:32 | 雑記
十数年前、仕事で富士川に行った帰りに身延街道から河口湖に向かう道路の途中にドライブインが有ったので休憩方々寄ってみる事にした
車の入り口付近は銀杏の大きな木が有って黄葉は終えて散り始めていた

小さな食堂には野草と茸を売っている、

山菜と茸の入ったそばを食べ、売店を見ていたら平置で大きな茸が有った
「大平茸」と書いてある
名の通り直径が20cmもある茸だが見た目は間違いなく平茸である
こいつは鍋にすると良い出汁が出る、がこのまま入れたら鍋の蓋になってしまう、かといって見事な傘を切るのもなんか残念だ
一緒に売っていたナメコと生シイタケも買って帰りみそ仕立ての茸汁にする
大きな平茸は仕方なしいちょう切りにして投入した、肉も魚も入れず本だしと油揚げの薄いやつを一緒にいれた、
残り汁で山梨にちなんでほうとうを入れてみる、本物は南瓜が欠かせないのだが別に本物志向ではない、第一そんな物は無い、美味い酒の〆だからそれで十分だ,
話が前後した
店の前にベンチが有って車道から右に外れた所に小さな沢が流れていて此処には見事な楓が真っ赤になっていた


フィールド関係の仕事はこういう事が有るからやめられない
四季それぞれ、土地それぞれの顔が有って多少の疲れには代えられない
しかし、免許は後期高齢者だ、認知症テスト、高齢者講習と免許更改の4倍も掛かる
来年1月で書換だ、77歳だから今度は3年更改だが次の書き換えをどうしようか、女房子供は「返納しろ」というのだが未だ自由気ままなドライブは諦められない

国民民主党、是々非々は結構、だが保険証廃止は阻止したい

2024-11-02 13:07:06 | 雑記
国民民主党が大きく議席を増やしたことで今後の国会運営に大きなキャスティングボードを握る事となった
どの党とも連携と言うスタンスを取らず是々非々の関係を貫いてゆくと言う
それは当然の事でだろう、入閣の為に公約を曲げるのでは又同じ政治になってしまう
中道右派と言ったマニフェストを掲げているのを見てみると現実的にどうかと言う政策もあるが今までの自公絶対与党よりはずっとましだ
○所得税減税
 ・基礎控除等を103万円→178万円※に引上げ、年少扶養控除復活)
  ※1995年からの最低賃金の上昇率1.73倍に基づく
○消費税減税
 ・実質賃金が持続的にプラスになるまで一律5%、インボイス廃止
○ガソリン代値下げ
 ・トリガー条項凍結解除、二重課税廃止によるガソリン減税
○電気代値下げ
 ・再エネ賦課金徴収停止
 ・安全基準を満たした原子力発電所の再稼働
○現役世代の社会保険料軽減
 ・年齢ではなく負担能力に応じた窓口負担
 (後期高齢者医療における3割負担の対象拡大、高額療養費の自己負担限度額の見直し)
 ・公的保険の給付範囲見直し
 ・後期高齢者医療制度への公費投入増による拠出金減額
  ・「教育国債」発行によるこども子育て支援金の廃止
此処に出ていない項目で自民党が多くの反対を押し切って年内に施行すると言う保険証の廃止がこの党は賛成である
私は東京新聞読者なので他の大手がどういう論調か解らないが少なくとも放送系、ネット系でも大半の国民は反対をしていると思う、前述のメディアでは賛成派20%台のはずだ、
しかし国民党議員団が「是々非々の政策案件」で是であるとしたらこの法案は成立する可能性が非常に高い、
政策と言うものが国民全体の是非であるならマイナンカードであらゆる国民の権利を集約すると言う事には「非」であると言う意見が大半どころかほぼ総意に近いのではないのか
しかし、政策施行は議員の総意で決定するとしたらやはりそのシステムは欠陥があると言えるのではないのか、
マニフェストの多くを吟味選定してこの党を選んだとしてもその中の「ここだけは選ばない」としても議席を得てしまえば個々の政策に関してそれこそ国民の「是々非々」は選択できないと言う事になる、
マイナンバーカード所持は任意のはずである、健康保険は社会保障の根源の一であり運転免許は国家公安委員会と言う政府が管掌しない筈の組織である、そして政府が掌握し管理すると言う事を国民の多くが嫌がっている、
高所大局から見てこの方が絶対良いと思い主張するのは構わないがそれが代議士、国民から国家運営を委託された国会議員が主張するのは「有権者・国民の代弁者」としての権利を大きく逸脱している、
まず、委託した国民に対して説明し納得して貰ってから国会で説明責任を果たす必要が有るだろう、
国会決議で全員一致は不可能だろうが多数決採決には必ず「少数意見の尊重」と言うものが付託される筈だ
有権者の総意が「紙の保険証廃止に反対している」と言う事は紛れもない事実だと思う、
燕雀いずくんぞ鴻鵠の志を知らんや
のつもりか知らんが国会議員は国民の代議士で鴻鵠の訳はないし、燕雀の代表だと言う事を自らに銘じておくべきだ


自民党の惨敗は党の体質の問題で誰の責任だと言っている限りは自覚は無い

2024-10-29 10:52:59 | 雑記
自民党が単独どころか連立を組む公明党を入れても過半数に届かなかった
当然の帰結だとは思う、しかし開票までは一抹の不安もあったのだが無事この決着を見ることが出来た事は本当に喜ばしい
何度も何度も呟いていた、絶対与党で議会制国会運営を無視し続けた自民党政治が取敢えずでも終結した事は本当に喜ばしい事だ
自民党内部では石破総理責任論や松野官房長官責任論が沸々と上がっているらしい
未だ自民党の本質が全く変わっていないと言うか自覚が無いと言うか大馬鹿野郎共と言うか、
何故大敗したか、自業自得以外の何物でもない、誰が総理であろうと官房長官であろうとそんな事で多くの自民党議員が落選したわけではない
自由民主党と言う政治団体のあまりに傲岸不遜な国家運営にあきれ果て、国民を愚弄し続けるこの党を排除したいと言う国民の判断だ、
自民党以外ならどこでもいいと言うのが今回の結果だろう
「石破が悪い、松野が悪い、選対の小泉が悪い」と言うのならその連中はまったく事の真理を、国民の意思を理解していない
そんな輩の蔓延る党が何が「真摯に受け止めて」だ、まったく受け止めていないじゃあないか
真摯にどう改革するかを明確に示さない限り国民は納得しない、取敢えず解散前に野党から、国民から、学会から大反対をされていた安倍政策の見直しと大きな向かい風となった金と政治の問題をすべて国会に上程し、与野党均衡の状況で信を問えと言う審判が下りたと言う事を「負けたのは総裁が悪い、責任を取れ」だとか言っている限り自民党の体質は変わらすその信任も復帰しない、
例え国家運営が未熟だとしても国家国民を我が物顔でやって来た自民党に好き勝手を続けさせられないと言う有権者の意思を自民党議員は自覚しなければならないと言うのに選挙で負けたのは党の顔のせいだとか全く国民の示した意思を理解していない、
まず保険証廃止は棚上げにして貰いたい、国防費の増額は取り下げてもらいたい、集団的自衛権の見直し、特別秘密保護法の廃棄、等々国会軽視で数の理論で押し切って来た数々の法は一旦戻して与野党均衡の元で再度審議してもらいたい
取敢えず酒が旨い!

アメリカ大統領が核汚染の深刻さを声高に吠えた

2024-10-27 16:20:57 | 雑記
アメリカ大統領候補のトランプ前大統領が25日保守系のポットキャスト番組で東京電力福島第一原発事故について「3000年かそこらは周辺の土地に入る事は想定されていない」と発言したらしい
原発事故で漏れた放射能汚染に関して日本に意図的に原爆を落としたアメリカの大統領候補がそれを言うか?
トルーマンがそれを理解して行ったかどうかは別にして世界で唯一の戦略的核兵器を使用した国家として事故の結果であり、最大限の事後措置を続けているにもかかわらず「あと10世紀はこの汚染は残るだろう」と言うならそれを本当に自覚していると言うなら彼らが言う「戦争を早期に終わらせる正しい選択だった」と言う事を百歩譲って認めとしても「30世紀まで人が住めなくなる行為をした」事はそれでも「正しかった」と言う事が出来るのか
マンハッタン計画の実験場だったアリゾナ砂漠は未だに厳重な閉鎖地域だと言う、恐らくこの事は十分に理解したうえでの投下だったのだろう
「早期に無条件降伏をさせるのに効果的」な事は原爆の威力をアリゾナ砂漠で行った様にしただけで充分だったろう
日本は大小無数の無人島がある、人のほとんどいない原野もあり、人の住めない火山裾野もある
長崎ではなく五島列島の無人島を、広島ではなく瀬戸内海の無人島を消して見せ、「次は都市部だ」と言っただけで充分だったろう
恐らくトルーマンは「大量に殺したかった」のだろう、今では侮蔑の言葉になっているWASPの考え方で「有色人種は民族浄化の対象だ」とでも考えて
「黄色い猿どもが崇高な白人に戦争を挑むなどいかに愚かしい事かその命をもって知るが良い」とでも思ってか
それは兎も角トランプ前大統領が「核はたとえ事故でも数世紀は人の住めない状況を作るのだ」と言うなら意図したかはどうあれ原爆投下は間違いなく人類の犯した重大な過失で有り、その過失を謝罪し、損害は賠償しなければならない
故意でなければ損害の責任はとらなくてよいなどと言う法律は恐らく自由と平等の正義の国でもありはすまい

センブリとカイニンソウ

2024-10-26 11:28:09 | 昭和の頃
昭和30年代の小学校では検便と言うやつが定期的に有った
回虫検査とも言っていたが各自マッチ棒の先位の大便をマッチ箱に入れて学校に持って行く
検査の結果がどのくらいの期間で戻って来たか覚えていないが結果によって虫下しと言うやつを強制的に呑まされる
大抵飲む羽目になっていたので殆どの児童から回虫の卵が見つかるのだろう
この時処方される薬と言うの「カイニンソウ」と言う飲み薬で、ドロドロの煎じ薬だった
調べてみたら「海人草」と言う海草の一種らしいが当時はごく一般的なもので学校で施薬する位だったから厚生省認可薬だったのだろう
兎に角、臭い、不味い、飲みにくいと言う三拍子そろったやつだったが先生監視のもと湯飲みで大量に飲まされた
かなりの児童が排便時に白い回虫が出たと言っていたので効き目はあったのだろう(自分は出なかった記憶が有る)
当時のトイレはいわゆる日本橋(二本の板を肥え桶の上に渡しただけのスタイルである)だからよく観察できるのである
病院なんぞは町に出ても総合病院は掛川が市政になった後で出来た市立病院だけで個人病院は市内にすら内科が幾つかと歯医者が一軒しかない
薬局が有ったかどうか覚えていないが街から4里も離れた山奥にある訳もなく常備薬は置き薬だった、
俗にいう「富山の薬売り」的な置き薬屋が自転車の後ろに付けた柳行李に入れて年に何回かまわって来るのである
使っただけ追加してその分だけ支払うと言う方式で子供がいる家庭には紙風船を置いて行ったが其れが楽しみだった
風邪に「とんぷく」解熱剤は「みみず一風散」と「赤玉」と言う腹痛薬兼痛み止め、大抵こんなもんで何でも対処できた、と言うかするしかない
未だ置き薬が無い頃からの民間治療は「せんぶり」である
食欲不振とか虚弱体質の対応薬として特に女性が服用していたが調べるとちゃんとした漢方薬の様だ
これが苦い、筆舌に尽くしがたいと言う位苦い、それが効用だと日本薬学会に書いてあったがその部分は子供の罰として使われた記憶が有る、
まあ、我が家だけだったかもしれないが何しろ60年以上昔の話である、今更「あの頃はこういう事もあったよな」と記憶のすり合わせが出来る近しい人はほゞ鬼籍に入ってしまった
昭和は遠くなりにけり、令和生まれのZ世代なくとも自分が考えてもほぼ江戸時代と変わらない印象だ