梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

少数与党政権なので野党の意見を聴かなきゃならない、と恨み節、それが国会なんだよ、石破さん

2025-01-29 14:35:34 | 雑記
石破首相は何かと言うと「少数与党なので野党の皆さんのご意見を伺い・・云々」と言う答弁をしている、
この言葉には「絶対与党だったら野党の意見なんか聞く必要はないのに」と言う本音が透けて見えるどころか国会答弁であからさまに野党国民に対して不満をぶち上げている、
正しくこれが安倍政権の行って来た自民党独裁政治の実態だろう
政党政治の欠陥、多数決と言う「民主的手法」の陥穽である
元々民主主義の多数決決定には「少数意見の尊重」と言う大原則がある
「国民の皆さんの意見、世論をよく聞いて」と言っていたが「一応聞いた」と言う事を免罪符に(誰も認めてないが)菅政権も岸田政権も無論安倍政権も貫いてきた
「野党の反対意見は十分に(20~30分)聞きましたので採決します、与党が過半数以上の議席を持っているから可決しました」を連発ししかもそれだけではなく議会にも諮らず閣議決定で重要法案を次々と成立させてきた、
そしてそれが当たり前として運営してきたが過半数を割れて議決が好き勝手に通せなくなった
それがまるで異常な事の様に「少数与党だから野党の意見も聞かなくてはならない、本当に面倒なことになったもんだ」と言う、
自民党さんよ、それが当たり前の国会と言うもんなんだよ、この答弁は国会と国民、ひいては民主主義を愚弄している
参院選では野党になってまともな政党になる方が良い

このままじゃ割を喰う、のかもしれないが我々はもう十分割を喰ってるんだよ

2025-01-27 13:13:29 | 雑記
元官僚と言う人物が保険料負担増に対して反対か賛成かと言うアンケートを行ったら80%以上が反対していると言う発表をしていた
「賞与を除いた年収が794万円を超える給与所得者の保険料負担を数万円上げると言う法案に対してのアンケートだったらしい、いいじゃないかそれだけあれば、
此れから団塊の世代が順次後期高齢者になって来るのに出生率は低下し続け現役世代の負担率が増してくると言う事で「現役世代が割を喰う」と言う
しかし団塊の世代である昭和を生き抜いてきた我々にとっては現役時代に「最終年収の半分を年金が給付される」と言われ給与の1割程度を天引きされていた筈なんだが今となって「年金の基金がこの先維持できないから支給金額は下がります」と一方的に減額され、30年近くのインフレに対応し「物価調整費」と言う名目でさらに減額され、大蔵省か経産省か解らないが「インフレ脱却」を旗印にあらゆる物の価格の上昇を歓迎し、所得増を謳って給与所得をあげたと自画自賛している年収はそれでも一桁でそれも大手限定で中小零細にはその恩恵は遠く及んでこない
やり玉に挙がっている団塊の世代は現在70代後半以上だ、とうに現役を引退と言えば聞こえがいいが社会からは排除されている状況だ
しかし年金支給金額は納めた金額スライドだ、昭和現役の時代に納めた年金額は貨幣価値からしたら恐らく現役時代の平均値は1/10程度、
貨幣価値調整指数を考えて支払われていても現役時代相当の高額年金納付者でも月額22万程度、
消えた年金事件の時年金事務所が教えてくれた自分の納付総額は9千万近く、その半額は企業が負担しているので自分が支払ったのは4500万位になる
しかし支給額は月額12万弱である、担当者は「計算すると貴方の納めた年金がこの金額に達するのは82歳過ぎですね」と言う
この時の男の平均寿命は80歳と少し、平均以上に生き続けなければ納め損と言う事になる
月12万円で東京で生きるには4畳半の木造を探しても半分近く無くなる、
爪に火を点す様な生活を病にも掛かれず平均寿命まで生きても納めた分はもらえない、
体も動かなくなって頑張っても時給も安い、複数働いても雀の涙、子供の世話にはなれないし、なりたくもない
団塊の世代も嫌になる程「割りを喰ってる」んだよ現役世代諸君!

世界一の金持ち国家が偉大な国家の条件とは

2025-01-24 13:49:41 | 雑記
トランプ次期大統領
 「アメリカの強さと繁栄、尊厳と誇りを取り戻す新しい時代の幕が開ける。アメリカを再び偉大にしよう」
現在のアメリカは「強さと繁栄、威厳と誇りを失っている」と言う事が前提の発言だ
「世界一の金持ちの国、最強の戦力の国にする事を約束する」とも言っていた
「世界一の金持ち、世界一の戦力」が偉大な国家であると言う事自体が数世紀昔の第一次第二次世界大戦」までの国家の偉大さに関しての認識だ
多くの人命と経済の浪費消耗を経験し戦争の結果は勝敗両国家だけでなく参戦していない国家迄巻き込んで世界の経済と社会を疲弊させた
第二次大戦の結果として世界最強の軍隊と経済力を手にしたアメリカが世界の警察と言う地位を確保したがその代償は多くの軍事費としてアメリカ経済の足かせとなったことは間違いないだろう
しかし西側諸国やAA諸国がアメリカの偉大さを曲がりなりにも認めて来たのはアメリカ自国主義でないと言うスタンスを認めていたからでその考え方行動が立国からわずか300年余のアメリカを偉大だと認めた大きなファクターだった
「偉大な国家を認めさせる為に関税も軍事力も交渉のカードとして厭わない」という事が果たして相手の国家が唯々諾々としたがうだろうか、
関税をあげれば当然報復関税、カウンタータックスになる事は目に見えている
そうなればその関税を負担するのは当然消費者になる、仮に補助金等を国家が負担するとすれば結局国家予算が膨らむことになって「大金持ちの国家にする」足かせになるだろう
20世紀のアメリカ経済黄金時代に不動産で富を気づき、不動産王となったトランプ氏だがその間には6回も破産をしているらしい、
破産法が日本と同じだとしたらその時の借金は免除になったのだろう、
無論日本では複数回の自己破産は認められていないが会社更生法と破産法ではその負債は貸主の泣き寝入りとなる
その手法は国家が世界に対して通用する訳も無い、
しかし踏み倒しは結果的解決として有りうるだろうがそんな事をしたら何をもって「偉大なアメリカ」と言うつもりなのか
アメリカ経済はFRBと言う独立機関から多額の借金をして成り立っている、
そのFRBにトランプ政権がプライムレートに関して「政府の考えを考慮せざるを得なくなるだろう」と発言したらしい、。明らかに法も秩序も全く意に介していない、
トランプ政権は間違いなくアメリカを三流国家に貶めるだろう、
少なくとも全く下品な国家になったことは就任式前後にキャップをかぶって踊る姿を見るだけでも国家元首の威厳なんぞは見当たら無い
アメリカ国民が、世界が何時まで黙って眺めているか楽しみでもある

政治家をやると言う事は政治をやると言う事だ

2025-01-19 11:17:21 | 雑記
石丸伸二氏が新党立ち上げの記者会見をおっこなった
質疑応答を含めて1時間45分を超えた記者会見。出席可能なメディアとして、都庁記者クラブ加盟社、登録者数100万相当のネット媒体など、一定の参加基準を設けた。
記者を集めて会見するのにユーチューブの登録者数で参加基準を設けたと言う
政治政党の結成発表のはずだがどういう訳かユーチューバーが条件の様だ
都庁記者クラブ加盟会社を入れてはいるのだがその他の政治記者、評論家をオフリミットとしたらしい、
ユーチューブと言う様なSNS媒体の聴視者は主に若年層に偏っている、
その若者達の殆どは政治にはあまり、と言うより全く関心が無い
だからその無関心層に働きかけるのだとでもいうのだろうが殆どの視聴者がいわゆる「バズる」と言う対象は迷惑系を含んだ「面白い」と言うものにしか興味がない
英語で言う「interesting」の面白いと言うのとはかなり違う、特にそれに興味が有る訳ではなく動画の進行が面白いと言うだけの興味を持つだけだ
それが迷惑系ユーチューバーの登録者数になっているのは多くの問題を起こしている輩の名前を見れば一目瞭然だろう
バイトテロとかスシローぺろぺろ事件とか列挙に暇ない
それを政治に利用したのがN党の立花が推薦したヘズマリュウだったしこの立花氏が斎藤知事の選挙でもユーチューブの配信をした事やつばさの党が選挙違反で逮捕された事も記憶に新しい
50代から上は殆どユーチューブなどSNSは見ない、多くの公共システムがデジタル化していこうとしている中、そこに取り残される問題は「デジタルデバイド」として問題になっている
石丸氏の様な政治にもネットワークにも精通している人間がこの問題を知らない筈はあるまい
その上で「ユーチューブ登録者数100万以上の媒体」を優先すると言う事は本来の政治手法から新しい手法に移行すると言う事だとしても拙速の謗りを免れない
ユーチューブ上の発言は何の裏付けも責任もない、それがいま国際的に問題化している
この媒体は「アジテーション」の為のステージとして大きな影響力を持っている。
トランプ大統領の発言行動は前回落選後におきた襲撃事件に如実に表れている
ヒトラーのアジ演説はそれでも大衆の面前で顔を出して行った、状況的にはとても反論出来る状況ではないにしろそれは発言を最初から排除すると言うものではない
しかし、石丸氏の会見はユーチューブと言う媒体以外を排除して行われている
SNS情報は自分の考え方に合うものだけを取捨選択してしか視聴しないと言う、
当然そのステージは過激に偏った意見のみが拡散して行く
まだまだデジタルデバイドの人口割合は高い、彼の手法は政治的ではない
恐らく彼も立花氏も政治をやりたいのではなく政治家になりたいだけなんだろう

偏屈親父と拾った恋の話

2025-01-16 17:42:29 | 昭和の頃
やっぱりあんたも おんなじ男
  あたしはあたしで 生きてゆく
  今更なにを 言っているのさ
  気まぐれ夜風に 誠なんかあるものか
  捨てちゃえ 捨てちゃえ
   どうせひろった 恋だもの
コロンビアローズの流行歌、昭和31年だった
ふっとこの歌が頭に浮かんだ、
私にはあまり親父の思い出が無い、取敢えず最後まで一緒に暮らした家族なんだが何方かと言えば小学校の時に癌で無くなったお袋の方が色々思い出す
しかし、この歌に親父が「どうせ拾った恋だもの、とは何て言い方だ」と怒っていたことを思い出した
今考えると随分純な考え方をする男だったんだな、大体恋なんぞはこんなもんだろう
恋に落ちると言うような歌詞もあるが大抵はどこぞで拾った様なもんだろう
理屈っぽくって殆ど笑わなかった偏屈親父が「拾った恋とはなんだ!」と怒っている状況は今考えても妙に違和感がある
大体最初に好きになった相手が最愛の相手なんぞ有る訳もない
失恋した痛手をハスに構えての歌詞なんだろうが其れを本気で怒っている親父を考えるとなんとなく笑えて来る