こんにちは平山です。
「Webshopマルシェ企画」に賛同いただいている皆さま
変らずにブログを見ていただいている皆さま
ありがとうございます。
さて、私の周りで起こったこんなお話を。
地震の翌朝、私はいつものゴミの収集は無いよな〜と
玄関を開けたら裏の家に住む義理の祖母とバッタリ。
祖母「今日は仕事ないのか?」
私「今日は土曜だからお休みだよ。」
祖母「これから銭湯に行ってくるよ。」
私「大丈夫なの?地震あったのに。」
祖母はいそいそとバス停に歩いて行きました。
銭湯にはいつも、バスを4回ほど乗り換えて
通っていて、いつもの日課
89歳の祖母の唯一の楽しみなんです。
しかし、こんな混乱時に遠くへ行くなんて
戻って来れなくなってしまいます。
いつも通りのやり取りに、つい見送ってしまいましたが
私は慌ててバス停へダッシュ。
祖母発見!(間に合った)
私「いっちゃダメだよ。銭湯は地震で閉まっているよ。」
祖母は耳が遠いので、何度か「じ〜し〜ん、銭湯お〜や〜す〜み〜!」
祖母「…、電話して聞いたのか?」
私「うんそうだよ(嘘をつきました)!」
そんな中、バス到着。
乗り込もうとする祖母
必死に腕を引き、止める私。
周囲は何事?と
出勤サラリーマンが横目で通り過ぎます。
バスの運転手さんに「行ってください。」と告げ
バスを見送りながら
祖母「あ〜行っちゃった。」
その後も何度も「じ〜し〜ん、銭湯お〜や〜す〜み〜!」の私に
祖母は笑顔で「家でじっとしてられないし、銭湯が休みでも行きたいのよ。」
完敗です。
祖母は次のバス停まで歩いて行くと言い
寒いから早く帰れと気遣いまで
私は呆然と後姿を見送りました。
その後、義理の母より
自分も止めたけど言う事を聞いてもらえず
お昼ごろに「休みだったよ。」と笑顔で帰宅したとのこと。
今、良く考えてみるとドリフのようなやり取り
耳の遠い老人と騒ぐ女の10分コントです(笑)
しかし、どっしり自分に自信を持つ祖母の姿
本当にたくましく思いました。
女性はやっぱり強いですよね。