ひとり気ままに

バツイチ女のひとりごと。離婚した人も、離婚を考えている人も、そしてこれから結婚する人も、「気ままな話」を聞いてください。

紅葉の吉野山 ⑧

2013-01-20 19:23:56 | 旅行記
宿に戻って朝食をいただく。
朝は部屋食ではなく、大広間。

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ほとんどが私より若い人のカップル。
こういう時は、ちょっと淋しくなる。
ここの部屋からの眺めは、桜の季節なら感動ものなのであろう。

荷物をまとめる。
これを持って歩くのは辛いので、宅急便で送ることにした。

最終日、いったい私はここを何時に出ればいい時間に自宅に帰ることができるのだろうか。
今日も新幹線が混みそうな嫌な予感・・・

蔵王堂に向かって歩く。
お土産物屋さんの前で、秋らしい演出を見つけた。
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蔵王堂にはさっき入ったので、脇を通って吉野朝宮跡へ。
春にきたとき、ここの桜がきれいで見とれていた。
風が吹くと華吹雪になったことを思い出した。

その横を抜けて、470段の階段を降りたところに「脳天大神 龍王院」がある。
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首から上の守り神である。
頭の病気もそうだが、学問の合格祈願などにもご利益があるようだ。
ここでご朱印をいただくと、お下がりの卵をいただいた。
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「おさがりってわかります」
「はい」
「ゆで卵ですから」

幼い時から仏壇があった家ですから、「おさがり」という言葉はよく聞いていた。
確かに、今の世代の子は知らない言葉なのかもしれない。

なぜ卵がお下がりなのか。
それは脳天大神様のもとのお姿がへびだったことに由来する。

さて、下りはよいが470段の階段を上るのはかなり辛い。
ご年配の方も楽しそうに下って行ったが、帰りは大変だろうな。
天気が良くて、汗をびっしょりかいて登り切った。
紅葉がきれいである。
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最後に寄りたい場所が「吉野神宮」
黒門から2.2km。
歩けない距離ではない。
「左 吉野神宮13汀」の石碑見つけた。
13汀って何km?
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今日は3連休最終日。
天気が良いからか、多くのひとがいる。
吉野山の観光駐車場にも多くの車が入っている。
この近くの展望所。
きっと春には素敵な桜を見ることができるのだろう。
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今日はハイキングコースではないので、舗装道路を歩いていく。
いつものことだが、歩いている人など誰もいない。
私の脇を、車で不審な顔して通過する人ばかり。

天気もいいし、リュックもおもたいし、汗をじわっとかく。
長い時間歩いたようだったが40分弱で「吉野神宮」に到着。
ちょうど正午だった。

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確かに「神宮」の空気がながれている。
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時期的に七五三のご参拝者が多く、おもわず微笑んでしまった。
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それでも、神宮らしいドスンとした静けさのある場所。
旅行最後の紅葉の撮影をする。
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ここから、「吉野神宮駅」まで1.2km。
この旅行で、この道が一番恐ろしかった。
2車線の舗装道路であるが、くねくねした道にわずかな歩道しかない。
もともと、歩いて参拝することは考えられていないようだ。
またまた、歩いている人に出会わず、車の人から不信と邪魔だという顔をされた。

「吉野神宮駅」に到着。
大きな鳥居がある。
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思い出した。
以前ツアーで来た時、この道をバスは下ってきた。
車が渋滞していて、線路を通過するのが大変だった。

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帰りの近鉄は特急に乗ることにした。
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お昼すぎてお腹がすいたので、いただいたゆで卵を食べた。
橿原神宮駅で乗り換え、京都駅に向かう。
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京都駅はたくさんんの人でごった返していた。
もちろん指定席はいっぱいで取ることができない。
自由席に乗ったが、運よく名古屋からは座ることが出来た。
最寄駅に到着したのは、19時前。
お腹が空いたので台湾料理のお店でねぎラーメンを注文。
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帰るためにカウンターを立つと後ろにいたのは同級生。
「また、撮影ですか」
「そうです」







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紅葉の吉野山 ⑦

2013-01-20 13:56:16 | 旅行記
今日の宿泊場所は「吉野館
今回は、宿泊者限定 秋の夜長の夜間拝感 のセットがあって、ひとりOkだったので、ここに予約した。

ちょうど、日が落ちる時間。
お茶菓子も美味しそうだったが、カメラを抱えて夕日を撮影に行く。
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吉野朝宮跡に落ちる夕日。
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今晩はまたここにきて、蔵王権現とお会いする。
お風呂に入って、部屋で食事をいただく。
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集合時間にロビーに行くと3人の方が待っていた。
この夜間拝感は、毎回宿泊者100名なのである。
20時前に蔵王堂の前に行くと、すでに多くの人が並んでいた。
順番に並ぶと、次から次へと人が集まってくる。
ただ立っているだけでは寒い。

夜の蔵王堂も神秘的。
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待っている間に配られたのが、靴入れの袋とお札。
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20時に入堂。
気持ちが焦る。
「いい場所に座りたい」
ダメだ、この煩悩が無くならない。

法要と法話が終わり、自由拝観になる。
蔵王権現様に再びお会いできたことに感謝。
終了時間ぎりぎりまで、会場にいた。

100名の参加者がどんな思いでこの場にいたのだろうか。
旅行のイベントの一つとして、秘仏を見たいため、自分の願いを伝えたいため、それぞれがそれぞれであろう。
私は・・・語りかけてもらいたかった。
星空が美しい夜。
今日も楽しかった。

翌日の7時から「朝座勤行」が行われた。
昨日いただいた、靴袋を持参し、参加した。
今の季節、太陽が出てくるのは7時過ぎ。
朝座勤行が始まり少しすると、お堂の中に朝日が入り込む。
冷たかったお堂の空気が朝日で温められる。
キラキラ輝く時間。

朝座勤行が終わった時には、太陽も少し上に上がり、お堂に光は入りこまない。
とても良い時間を過ごせた気がした。
忙しい時間に、ご朱印も頂いて宿に帰る。
最終日は天気が良い。
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紅葉の吉野山 ⑥

2013-01-20 11:39:03 | 旅行記
バス停から歩くこと1時間強。
「大和上市駅」に到着した。
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後で地図を見て気がついたのだが、私は吉野川の北側を歩いたのだが、南側にも道があった。
そちらを歩いて行くと「吉野神宮駅」に行けたようだ。

再び吉野駅に戻ってきた。
これなら、ロープウェーの往復券買っておけばよかった。
と思ったが、駅前のお土産物屋で「吉野桜国」というパンフレットを100円で購入。
ロープウェーに乗らないで上に行く七曲の道を探したのだがよくわからない。
もう1本の「ささやきの小径」を歩くことにした。
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吉野温泉元湯の横から急坂を上がった。
振り返ると、はげ山?
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これはみんな桜の木。
そのシーズンになれば、きれいな花と人が咲き乱れるのでしょうね。

坂道の上は「吉水神社(よしみずじんじゃ)」
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初期書院造の傑作書院はもともと役行者が創立した僧坊だったところ。
その後、義経と静御前が潜居したり、後醍醐天皇が南朝の皇居としたり、豊臣秀吉が盛大なお花見の園を行ったときに本陣としたり、歴史がぎゅっと詰まった場所である。
裏から金峯山寺がよく見える。
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と隣に目を移すと、「邪気払い所」がある。
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昔、ここは大峯山への入場許可を発行する場所であり、山伏たちはここで無事平穏を願って九字による邪気祓いを行ったらしい。
ここに、九字真法による邪気祓いの方法が記載されていた。
護身のためのお祓いではあるが、素人が良いのだろうか?

坂道を上がると、吉野山のメイン道路に出る。
荷物を預けてある、一休庵に行き荷物を持って、本日宿泊する「吉野館」へ移動した。











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