ひとり気ままに

バツイチ女のひとりごと。離婚した人も、離婚を考えている人も、そしてこれから結婚する人も、「気ままな話」を聞いてください。

【本】 五十からでも遅くない

2014-11-01 20:46:53 | 本と雑誌
五十からでも遅くない (光文社知恵の森文庫)五十からでも遅くない (光文社知恵の森文庫)
価格:¥ 691(税込)
発売日:2014-04-10


とても気になる存在であったが、彼女が怖かった。
いつもニコニコ説教している様子が、私の心を見られているようでドスンとやられてしまいそうな気がした。

何度も彼女の本を手に取りながら買うことをためらった。

私も過去に出家してしまおうかと思ったことがあった。
どこにも逃げることが出来ず、死ぬこともできないことを悟った時。
でもそれは、自分だけが助かって周りの人の辛さは変わらない。
人のために祈るのではなくて、ただ自分が助かるため。
そんな気がした。

49歳になって、50という文字に敏感になった。
人生の大先輩が語る50について読みたくなった。

この本は2005年に出版されたものを文庫本にしている。
そして、1編1編は1970年代や1980年代に書かれた文章である。
時代はずいぶん流れたが、女性の本音は変わっていない。

怖かった彼女は私と同じ女であることがわかり、親しみと安心感を感じた。
「私はこのまま生きて行けばいいのだ」
そう思えた。






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わがまま

2014-11-01 08:22:43 | 日記・エッセイ・コラム
体調不良で入院した父も個室から大部屋に移動し、少し安心した。

ただ、看護婦さんにはとても迷惑をかけているようである。

昼間は母がつき添いに行くのだが、すぐに父は眠ってしまう。
おかげで夜に眠れず、看護婦さんを呼ぶようだ。
「どうしたのですか?」
「つまらない」

この会話以前したことがある・・・。
体調不良を訴えていた前夫。
昼間寝て、私が帰宅する頃起き出す。
昼と夜とが逆転しているから、私が眠ろうとするとこの会話をした。

父は昼間は母がいるから安心して眠ってしまうのだろう。
夜になると不安でいっぱいになり、眠れず人恋しくなってしまうのかもしれない。

人が生きて行くのに必要な3つの欲。
食欲、眠欲、性欲
性欲は子孫を残すための大切な欲であるので、自然に発するものだと思っていた。
子孫を残すことが出来なくなった今、性欲は人を愛することではないかと思った。

父の「つまらない」もわがままではあるが、人の本音ではないのだろうか。



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