2022年7月9日(土)
同居人さんが朝早くから出かけると言う。
今日は「八海山尊神社」が目的地。
前回来たのは紅葉が綺麗な秋だった。
【八海山尊神社】(大崎口)
7月1日に開山式があったようだ。
茅の輪があった。
そばに寄ってみると、珍しく竹ではなく茅で作られている。
茅の輪をくぐっていると茅のいい香りがする。
「この天候で、茶色くなってしまったけど、中の方はまだ緑色です」
と説明してくれたのは茅の輪の周りを掃除していた神社の方。
いつものように拝殿に上がり御参拝する。
ここは出雲系なのか二礼四拍手一礼である。
いつも静かな神社であるが、次から次に参拝者が訪れていた。
みなさん、御朱印帳を抱えている。
私たちはおばさんにお礼をして里宮に向かう。
ここにいらっしゃる大黒様にお礼と祈願をする。
ここは修験者たちが修行をした場所である。
拝殿がある所とは空気が違う。
私的には祈祷や呪術を行っていた感じがするのだ。
だから少し怖い。
【八海山神社】(城内口)
「八海山ロープウェイ」に行こうと移動中に「八海山神社」を見つけた。
拝殿は最近改築したようである。
境内も整備中という感じだった。
拝殿の中の説明では、最近1億円寄付された方がいて、改築しているらしい。
1億円寄付するほどのご利益がある神社なのだろう。
入り口にあった看板で気がついた。
八海山には登山口が3つあり、それぞれに神社がある。
大崎口 八海山尊神社
城内口 八海山神社
大倉口 坂本神社
そういえば、富士山だって登山口それぞれに浅間神社がある。
どれと同じことなのだ。
【八海山ロープウェイ】
八海山に奥宮があると聞いた。
ロープウェイを使えば簡単に行けるかも。と来てみた。
しかし、山頂駅から3時間ほどかかるという。
9号目の山小屋で、信者の方たちはここを目指すという。
これは、しっかり準備をしてこなくてはダメなので諦めた。
乗り場で売っていた塩麹入りのパンが美味しかった。
【坂本神社】(大倉口)
この神社は時代を感じさせる。
平安時代に八海山で修行した空海が護摩祈願を行った。
下山時に彫ったとされる聖徳太子像が本殿に安置されているという。
ここの木のパワーがすごい。
どうすればこんな生え方ができるのだろうか?
多くの修験者たちが修行のために登った八海山。
信仰の山であることがよくわかった。
また、御嶽山の大滝口を開いた普寛上人が夢のお告げに導かれ、地元の泰賢行者と登山道を開いた。
八海山と御嶽山は兄弟山だという。
1か所の神社からいろいろなことを学ぶ。
そして縁が繋がれていく。
御嶽山にも行かなくては。