今朝は気持ちよく晴れている。
10代の多感な時期は、見上げると新宿の、
建物に囲まれた細長い空があったっけ。
それも、灰色がかった…。
今は、低い山々に囲まれ、
どちらを向いても広々とした空を見渡すことができ、
その空は青く澄み渡っている。
――大きく深呼吸したくなるわ~。
ゆうべ、教育TVの『介護百人一首』を観た。
介護をしている人、してもらっている人が、
日々の様々な想いを歌に託す。その投稿作品の紹介。
いわゆる‘短歌’とはチョット別のところで
とても心惹かれるものがある。
人間て、良いナ、素晴らしいね…と
いとおしく思えてくる。
ゆうべ紹介された歌の一つ。
いらつきて 時には けんか にらめっこ
思わず笑う 老老介護
先生は、こう言っておられた。
『短歌は、情緒的なものではなく、命の現場を歌うことなんです。
喜怒哀楽…特に怒りなんかを歌ったら良いんですよ。』
私は、今のところ介護とは直接の関係はないけれど、
介護短歌には、色々と教えられるものがある。
人とギクシャクしたりしても、そんな自分を否定したりせずに、
例えば‘にらめっこ’して‘思わず笑’ったり、
こんな風にできたら良いネ。
そして、そういった心模様を短歌に表してみて、
自分なりにシックリくる感じに表現できると、
たとえ辛いことも、悲しいことも、それなりに納得できていくのよね。
また、ヘタな短歌を作りたくなってきたわ――。