日曜日の『NHK短歌大会』録画を観た。
題詠は「空」。 自由題も。
とってもステキな歌がたくさんあって、
HPを見てみたけれど、アップされていない。。
それで、また録画を観ながら、
自分の心に響いた歌を書き出した。
食べ物が落ちていないか
七歳の敗戦外地に空はなかった
大連に一人取り残され、飢餓の日々だったという。
胸がつまる……。
〈そらくん〉と名づけて呼べば
水子なる吾子が応ふる空いっぱいに
縁のなかった我が子。名前も無い。。
35年間、胸に想いをしまい込んできた。
でも、仮に「そらくん」と呼ぶと応えてくれた、
その空の広がり──。
私は「行け」夫は「逃げろ」と声あげる
豹がガゼルを襲う一瞬
一緒にテレビを観ていたそうな。
この歌は、微笑ましい夫婦ですねぇ~、と
論評が賑わった。
でも、最後に作者は、こう言った
「豹は、何日も食べてなくて、空腹の子どもたちが背後に居たんです。」
──アッ、と思った。
同じ、子をもつ母としての、共感の「行け」だったのだ…。
題詠は「空」。 自由題も。
とってもステキな歌がたくさんあって、
HPを見てみたけれど、アップされていない。。
それで、また録画を観ながら、
自分の心に響いた歌を書き出した。
食べ物が落ちていないか
七歳の敗戦外地に空はなかった
大連に一人取り残され、飢餓の日々だったという。
胸がつまる……。
〈そらくん〉と名づけて呼べば
水子なる吾子が応ふる空いっぱいに
縁のなかった我が子。名前も無い。。
35年間、胸に想いをしまい込んできた。
でも、仮に「そらくん」と呼ぶと応えてくれた、
その空の広がり──。
私は「行け」夫は「逃げろ」と声あげる
豹がガゼルを襲う一瞬
一緒にテレビを観ていたそうな。
この歌は、微笑ましい夫婦ですねぇ~、と
論評が賑わった。
でも、最後に作者は、こう言った
「豹は、何日も食べてなくて、空腹の子どもたちが背後に居たんです。」
──アッ、と思った。
同じ、子をもつ母としての、共感の「行け」だったのだ…。