きのうの、
柴田トヨさんの詩のつづきです。
あなたにⅠ
出来ないからって
いじけていてはダメ
私だって 96年間
出来なかった事は
山ほどある
父母への孝行
子供の教育
数々の習いごと
でも 努力はしたのよ
精いっぱい
ねえ それが
大事じゃないかしら
さあ 立ちあがって
何かをつかむのよ
悔いを
残さないために
――‘精いっぱい’、自分なりの‘努力’、
ここなんですね。
そうして‘何かをつかむ’、自分なりの。
忘れる
歳をとるたびに
いろいろなものを
忘れてゆくような
気がする
人の名前
幾つもの文字
思い出の数々
それを寂しいと
思わなくなったのは
どうしてだろう
忘れてゆくことの幸福
忘れてゆくことへの
あきらめ
ひぐらしの声が
聞こえる
蝉にも色々ありますが‘ヒグラシ’なんですよね、
趣ふかい鳴き声――。
‘あきらめ’とありますが、
なにかを超えた、という感じかしら?
と、想像しています。
そういうものに、こだわらない、というような。
身軽になるような感じ…?
これは、
障がいをもつ自分への
応援歌。
そっと肩に
あったかい手をおいてもらったような
そんな気がしています。
柴田トヨさんの詩のつづきです。
あなたにⅠ
出来ないからって
いじけていてはダメ
私だって 96年間
出来なかった事は
山ほどある
父母への孝行
子供の教育
数々の習いごと
でも 努力はしたのよ
精いっぱい
ねえ それが
大事じゃないかしら
さあ 立ちあがって
何かをつかむのよ
悔いを
残さないために
――‘精いっぱい’、自分なりの‘努力’、
ここなんですね。
そうして‘何かをつかむ’、自分なりの。
忘れる
歳をとるたびに
いろいろなものを
忘れてゆくような
気がする
人の名前
幾つもの文字
思い出の数々
それを寂しいと
思わなくなったのは
どうしてだろう
忘れてゆくことの幸福
忘れてゆくことへの
あきらめ
ひぐらしの声が
聞こえる
蝉にも色々ありますが‘ヒグラシ’なんですよね、
趣ふかい鳴き声――。
‘あきらめ’とありますが、
なにかを超えた、という感じかしら?
と、想像しています。
そういうものに、こだわらない、というような。
身軽になるような感じ…?
これは、
障がいをもつ自分への
応援歌。
そっと肩に
あったかい手をおいてもらったような
そんな気がしています。