michi のひとりごと

日々のつぶやき、あれこれ。

老々介護8年。 100歳になった母を見送りました。
こちらは重度の難聴。

あたたかいナ、河合隼雄さんの講演集

2012-08-22 07:13:00 | 

このごろ、図書室の本を読み漁ってます。

そんな中で、久しぶりに良い本に廻り合った。

こころと人生』というタイトルには、さほど惹かれず(こういうの、けっこう読んできたので)、

通り過ぎようとしたら、

「河合隼雄 著」、というので手にとってみたんです。

 

本の内容

カウンセリングや心理療法という仕事をしていると、多くの人の相談を受ける。すべて何らかの「困ったこと」や「苦しいこと」があるためである。その人たちはそれを何とか早く除去したい、そこから逃れたいと思い、来談される。しかし、むしろそのような苦悩を通じてこそ、自分の新しい生き方を探し出したり、自分の人生の意味について新しい発見をされたりすることになる。悩みが成長へのステップとなる。それが人生の面白いところである。

人生のそれぞれの時期のこころの問題を、臨床家としての眼が細かに、かつ鋭くとらえた講演集。(Yahoo!より)

 

帯には、鶴見俊輔さんや、山田太一さんの推薦の言葉があり、

さらに谷川俊太郎さんのこの言葉は、読む前も、読んだ後も、

グッときた。

 

 河合さんのお話は、こんこんと湧く、泉の水のようにおいしい。

 日ごとの太陽のように古くて新しい。

 みちばたの草のように当たり前で、よくみると美しい。

 

 

うーん、、蛇足ながら、

私だったら、さらに こう付け加えたい気持ちが。

  「そして、じんわり あったたかい。」

 

 

コメント
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