何気なく過去の記事のタイトルを見ていたら、
あら、「草稿」のままのが。
7/24のものでした。 ↓
日曜日のお昼前、『明日へ-支えあおう-復興サポート』という番組があります。
今回は、『 ふるさとの未来を描こう~福島・浪江町~ 』というテーマで、
「全国46都道府県に散り散りになった町民。番組では、現在の生活を充実させるためにどんな知恵があるか、ネットワーク三宅島の宮下加奈さんの経験を聞く。さらに、高崎経済大学准教授・櫻井常矢さんがワークショップを開き、ふるさとの未来のために今何が出来るか、心を一つにして語り合う。 」
櫻井さんは、もの静かに「うんうん、そうですね――」という感じで、町民のどの声にも耳を傾け、受け入れておられるようでした。
このワークショップ、数人ずつのグループに分かれて、テーブルを囲み、模造紙を広げて、
三宅島の活動例から触発されて出てきたアイデアなど、それぞれが大きめの付箋紙に書いて貼っていく。
ただ羅列するのではなく、方向(?)ごとにまとめながら。
これは良い形だと感心しました。(他の番組でも何度か見たことあるんですが)
会の最初は、なんだか希望がほとんど見えないような空気が流れ、涙する方もおられるんですが、
どんどん一人ひとりの目が輝いてくるんです。
この『模造紙に付箋紙』の形は、聴こえづらい人にも、とっても有効だと思いました。
意見を出す人が自分で付箋紙に要旨を書くようなので、「これは誰の意見」というのがすぐに分かるんですよ。
(誰かに要約筆記してもらっても、誰が話したことなのか分からないことが多くて推測しなければならない。そういうことにもエネルギーが要る状態。
要約筆記する人は書くだけでも必死でタイヘンそうなので、「誰の意見なのかも書いてほしい」とまでは言いづらいんです。)
付箋紙が次々に貼られていって、話の中身がみんなの力が合わさることで積み上げられ充実、まとまりをもってくる。
目に見えて『明日に向かって道を切り開いていく』というのが実感できるんです。
こういう、聴こえる人にも聴こえづらい人にも優れた形、というのを、私の日常の中でも進めていけたら、と思ったんですが、
はて、
現実的に、どこからどう進めれば良いのかしら、というところ――。