まず、ロケが良い。北海道の美しい大自然。そして生き生きとした動物たち。私には これだけでも魅力いっぱい。
夕べは、命の選択とか…すごい重いテーマでした。
私は、若い頃に牛の飼育の経験が。
ある時、産まれてきた仔牛が病弱だった。それで、経営係さんに点滴など頼んだけど、
「あれはもうダメだ。治療してもムダだよ」と聞いてくれなかった。
それで せめてと、栄養剤をミルクに混ぜて哺乳瓶で飲ませてました。
毎回、私の膝の上で抱いて。 それでも、どんどん衰弱して――。
1週間ほどした頃、そうして抱いたまま、命がスーッと消えてしまった。
私は両手で抱いたまま牛舎で大泣きしてしまいました。
そのことをパートのおじいさん達に話したら、「そうか…」という表情。
「そんでも…看取ってやれたからなー」と言ってくれたのです。
それでまた泣いてしまったのですが――。
あの仔は、私が最期まで看てやれたよね。私に出来る精一杯のことをして。
そう思って自分の心をなんとか納得させました。
親しい同僚は「michiちゃんは、飼育係には向いてないかもね…」と言いました。
自分でもそう思った。
それでも、そうやって、
一人でも分かってくれる人、想いを分かち合える人がいてくれたりして、それで何とか飼育という仕事を続けられたと思います