きのうの続きです。
よく、外国の方とのふれ合いで、
『言葉の壁を超えて』
『言葉なんて要らない。』
って言いますよね。
聴覚障がいの人と、聴こえる人との関わりあいでも そう。
でもそれは、
と・に・か・く・「言葉なんて分からなくても」ということではないと思うんです。
『(「障がい」には色々あるけれど)聴覚障がいが、
一番孤独になりやすい』
と聞いたことがあって、現実にはそうかもねと、うなずいてしまったのです。
グッと集中して五感フル回転でも、
所々聴き取れなかったり、だいたい半分くらいだったり、
人によっては、所々だけしか聴き取れない。
または、全く何の話かも分からない――。
静かな場所では聴き取れる、その同じ人でも、
ほんのチョット賑やかな場所では、ほとんど聴き取れない。
こういう状態で、いわゆる会話が成り立たない。
そんな状態って、聴こえる人には分からないでしょうけど、
分からなくても、なんとか伝えようとする、通じ合おうとする、
そんな姿勢の人の話は、なんとなく分かって、
心は通じ合えた、と手応えを感じたりもするんです。
聴く時のこちらの姿勢も、
諦めたりせずに、
素直に、まっすぐな気持ちで
丸ごと受けとめようとすることがポイントのようですね。
まずは、堅くならずに、不安や心配などせずに、
この『全体丸ごと受けとめようとする』。
これが、私の課題なのよね、って
改めて――。