きのうの朝、BSで布施明さんの番組が。
迷わず録画した。
大好きなんです、昔から。
お人柄も好感もてるし、なにより歌が上手い。声が良い。
こちら今は、なんとも頼りない耳になってしまったけど
そういう辺りは感じられるつもり。
少なくとも音楽は、自分なりには充分楽しめるんです。
布施さん、どの曲も熱唱してくれた。
1曲目の曲は、速いテンポで、字幕の歌詞を見つめていても
今どこを歌っているのか分からない部分があった。
モダンで軽快な曲。 間のとり方やイントネーションが、
ふつうの言葉と違うんですよ。
こういうの聴き取るのは困難。
(ふだんの会話でも、「間」とか「イントネーション」が、かなり参考になってます。)
それでもその歌は、とっても良い曲で、好きですけどね。
私はクラシックから今どきの音楽まで何でも聴くけれど、
難聴になった以降に、何度か聴いた程度の曲では、
メロディを捉えられないことがよくある。
例えば、東北応援の『花は咲く』なども。 なので、歌えない。
きのうの布施さんの歌、2曲目以降は、
私がまだ聴こえていた頃によく聴いた曲ばかりで、
ハッキリ聴き取れて本当に味わえた。
(頭の中の記憶を引っ張り出してきて、いま何となく聴こえてるのと重ね合わせるような感じ。)
最後の、『マイ ウェイ』なんか、涙ぼろぼろでした。
その番組は、岩手県久慈市での小さなライブ。
『マイウェイ』の歌詞の一部を替えて
「私には~愛する久慈があるから~ 」と歌ってくれて、
久慈の町の人たちは、どんなに嬉しく心強かったか、と思われてきて、
そんな涙でもありました。
ここ数年、コンサートに行かなくなった。
ウチウチのちょっとした音楽関係の催しも。
みんながノッて、楽しんでる雰囲気は、感じる、
その中で、自分だけメロディも分からない、言葉ももちろん聴き取れず
ナニやってるのか分からない、という状況って、
寂しさとか孤独…みたいなものを感じてしまうんですよ。
だからって、行かないのもどうかと、自分で思うんですけどね。。