年の瀬というのは、不思議なほど、
アッ!という間に毎日が過ぎ去ってしまいます。
ドタバタだからでしょうか。
母が寝てる間に、ここを整理してお掃除、と自分なりにがんばって、
やれやれ、ああ腰が…。膝が…。
チョットひと息つこうかな、とコーヒーを淹れると、母が起きてきてトイレへ(ベッド脇のポータブルトイレ)。
あわてて立ち上がって、介助。
母は一人で一応は出来るけれど、介助があった方が良い時もあるし、トンデモナイことをすることもあるので。
新年――。 一応、正月飾りは、
‘一応’しました。 けど、おめでたいとかいう気分は あんまり…。毎年そうなんです。
そんでも 年が明けると、数えで100歳になる。 やっぱり おめでたいのかな。
なんだかんだあっても、
自分の足で歩けるし――
亀の歩みか、カタツムリか、ですが。 階段は、一段一段 一生けん命。杖をつき、手すりにしがみつくようにして。(昇りは、私が後ろから押し上げる)
自分で食べるし――
食卓に好物の甘い蒸しパンなんかあると、ニコニコして、私が急いでエプロンをつけるのが間に合わない程、喜んで食べちゃう。
こんな母が愛おしい、と時々思えてくる。
もう言葉が通じないことも日常的だし、イラッとくる時もチョクチョクあるけどね。
私の役目は、
母が、なるべく いつまでも 今くらい ‘元気’で、心おだやかに過ごせるよう お世話すること。改めてそう思えてきました。
来年も、再来年も、母とお正月を迎えられると良いな。