minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

フリージャズの巨匠たち

2009年09月08日 | ライブとミュージシャンたち
NY行きの準備が遅々としてはかどらない。あれもこれも行ったらこうする、という希望も山のようにあるのだが・・・。

そんな中、ラシッド・アリdrさんが先月亡くなったという。全然知らなかったなあ。とても残念・・・。

一緒に[You don't know what love is]をNYの小さなカフェで演奏した時の事は今でも鮮明に覚えている。(上記写真)テーマを吹き出した途端、後ろからジャーンってシンバルで私を包むように叩きだしたラシッド・・・。ぞくぞくぞく~~~って嬉しくて背筋に震えが来た、あの感動は忘れられない。とても優しい方だった。心からご冥福をお祈りします。

そして、もう一つ悲しい知らせが。Billy Bangさんがのどと肺の癌で非常によくない状態だそうだ。何年か前に来日したときに共演させて頂いたのだが、とても優しく楽しいおじさんだった。お茶目な人柄そのままの彼のオリジナルを沢山演奏させてもらった。

リハーサルで「ピッチは442にしてください。」って言ったら「おお、俺にピッチを指定したのはお前だけだ!(笑)」って言いながらちゃんと442にしてくれたっけ。Billyさん、早く元気になってまた素敵な曲を一緒に演奏させてください。