minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

興奮さめやらず・・・

2009年09月13日 | 
窓の外はうっすらと明るい。すでに朝の7時半になろうとしているのにまだ眠れない・・・・・。

The Stoneのライブは大盛況でした。ステージの後ろにも椅子が並び、前後から聴かれるというすごい状況(嬉し涙)。ドラムのSteveご夫妻、Nick、マサさん、etc..友人たちとの再会。美人コーディネーター(キュレータと喚ぶそうですが)の、ののチャン本当にお疲れさま、そしてありがとう!

お陰で、萎れかけていたミュージシャン魂にまたまた火がつきましたw。17年前にライブハウスで、セントラルパークで地下鉄で演奏した時の興奮がまた蘇る。音楽の原点に戻れる、そんなライブだった。

また、この日の為に(定村さんのバイオリン用に)用意したトシキのオリジナルがうまくいったので本人も大満足。「このトリオの為に書いてよかった~。」たった一度のリハーサルだったのに、流石だなあ。あ、ちなみにこのトリオ、10月に国立No Trunksでもやりますので興味ある方はぜひいらしてくださいね。

やっぱりNYは刺激的な場所。演奏したらそれだけ面白い反応が沢山返ってくる。真剣に聴いてくれているのがこちらにもびんびん伝わってきて本当に心地いい。

「トーキョーノPit Innでも2回聴イタコトアリマス。コノマエモサンジャックで梅津サントヤッテマシタネ。」という、日本ジャズ通のアメリカ人。アケタとかDOLPHYとかにもよく行くらしい。ひえ~、お金持ちジャズファンにはとうてい見えなかったけど、何者だろう???

「3ヶ月前にNYに住みだしたんですが、それからほぼ毎日2本ライブ観て来たけど、今日が一番素晴らしいライブでした。」
って言いに来てくれた日本人ドラマーの優しい一言に感動。

スペイン系の美人お姉ちゃんたちも大喜び。あ~、お客さんが沢山聴きに来て下さるって本当にありがたい事だなあ。エネルギーをありがとう!!アンコールではののちゃんにお礼を込めて「白夜」を演奏。

スティーブたちと

終了後は、長年の友人、画家のまささんと東京のMAUのライブに良く来てくれていたドラマーの卵の貝ちゃんとチャイナタウンへ繰り出す。すでに夜中の1時を回っていたけど、みんなで真夜中のお散歩。「ここは刑事コジャックのいたところ、ここは新しい美術館、ここは中国人が集う公園、そしてここがツインタワーに飛行機が突っ込んだ時の映像で有名な郵便局・・・」

そう、マサさんの家からはツインタワーは目と鼻の先。あの事件のときに真っ先に心配になってマサさんに電話したのだった。
「あのときはあまりに近過ぎてよくわからなかったんですよ。日本から沢山電話がかかってきて、そっちの情報のほうが詳しかったりしてね(苦笑)。」大変だったんだろうなあ。マサさんは多くを語らないけど。

NYに30年以上住んでいる、主のようなマサさんにキャナルで一番安くて美味しい中華に連れて行ってもらって乾杯。たらふく食べて一人8ドルなり。

「凄い、これからマサさんの事はキャナラー、って呼ばせていただきます。」
「なんですか、それ?」
「え、キャナルストリートに詳しい人の事。NYではそう喚ばないの?」
「聴いた事ないよ~、チャイナタウナーとかねw。あっはっは。」

さらにマサさんの家へ。アパートの急な階段を3階まで上ってドアを開けるといきなり絵の具と猫のにおい。ああ、懐かしいなあ。青春が蘇ったような、Happyな気分で話し込んでしまったら、朝になっていた。ああ、眠らなくちゃ、明日もハードな一日になりそうな予感・・・・。


枝雀さんではありませんw