minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

Wood stock / ミルロード編

2009年09月18日 | 
昼近くまでよく眠った。「そろそろ起きたら?」マサさんと朝から釣りに出かけ戻ってきた利樹に起こされる。成果は1ヒットだったらしいけど・・・。そして息子はマサさんが思いのほか強いので将棋にはまっている。負けたのが相当悔しいのだろう。



昨日のバーベキューの残りや魚の残りを薫製にしたものをちゃちゃっと料理し、みそ汁、ごはん。ありがたや~。食後、みんなでグランドゴルフへ車で向かう。ところが・・・Sorry, We are closed.という看板。平日で夏休みも終わったので閉めてるんだ。残念、一生に一度くらいゴルフコースを回ってみたかったナ。

いよいよ、今度はもう一人の友人Yちゃんの別荘へ移動。みんなWood stock にも別荘を持っていていいな~。貧乏ミュージシャンには一生無理かな?マドンナくらい売れれば、世界中に別荘を持てるのになあ。果てしない妄想・・・。



夕暮れが美しい。Yちゃんの家はマンハッタン寄りのWood stockにある。小高い丘がゴルフコースのように芝が敷き詰められ、なんだ、ここにさっさと来ていればゴルフもできたのにw、と後悔。小さなお城のようなところだ。

アメリカンな(というかウェスタン?)バルコニーでYちゃんが待っていた。きゃあ、久しぶり~~。やっと来れたね!と再会を喜び合う。ドアを開けるといきなり食卓の横には録音マイク、ギター、ピアノ、とスタジオが台所の手前にで~んと構えている。トマスの形見のコンガが2本。スタンウェイのアップライトホンキートンク。

13年前に彼女たちの家がまだミッドタウンにあった頃、お世話になって[Double Rainbow]を制作した。あのときも、Yちゃんの家が体育館のように広い家で、そこでリハーサルをさせてもらったなあ。その時パネ君が弾いたピアノだ・・・。

オーブン兼用の暖炉で火が焚かれ、その中にフィレ肉を突っ込んでジュウジュウ。暖炉でバーベキューは初めてだったけど、めちゃめちゃ美味しい~~~。幸せ~~~。舌鼓をうち、外を見ると・・・満天の星空。これよ、これよ。私はこれを望んでいたのよ~~~とみんなで芝生まで行き、宝石をちりばめたような空を見上げる。天の川の美しさに見とれつつ、流れ星を1つ見つけて大満足。Yちゃん、本当にパラダイスだね。



Wood stock / キャッツキル編

2009年09月18日 | 
我が家には20年前に遊んだWoodstockの写真が大事にとってある。男たち3人がお尻丸出しで川へ降りて行くところの写真。そして震えて石の上にいるもの、足だけ水に入れてひえっとなっているもの、氷水の中で泳ぐもの。ここに写真を載せられないのが残念だ。映倫のせいで(嘘)。満点の星空の中、広大なキャッツキルでのワイルドキャンプだったけど、一生忘れられない素晴らしい想い出。



チャイナタウンで鶏をまるごと1羽(もちろん羽はない)買い込んで、鍋に水を入れてぐつぐつと4、5時間煮込む。塩だけで食べるのだが、これが最高に美味しかった。流れ星も雨のように降って来た。ああ、もう一度ここに来たい!!

20年経ったのに、ちっとも昔と変わらぬ童心を持つ、漂流画家マサさん。彼は遂にここに別荘を買ってしまった。5年前。しかし今は訳あって売りに出している・・・


リス、超可愛い!

「もう次に来た頃にはこの家は売っちゃってますから、最後に遊びに行きましょうよ。」

自然が大好きな息子は大喜び。まささんの友人が車を貸してくれて、朝9時にマンハっタンを後にした。

落ち葉拾いをしながら三角ベースで遊び、途中の農家で買ったトマトと野生クレソン、ブルーチーズのパスタを作って軽く昼食。さあ、火の準備にとりかかろう!

火が最高潮に達した頃、バーベキューが始まった。あたりはもう暗くなってきた。

途中の高速から見る景色があまりに広大で鹿、りすも見つけて「凄い、凄い」と感動していた息子が
マサさんの別荘に到着して川べりでたき火を始めた途端、

「なんだか、尾瀬にいるみたい。」
息子の中で大好きな「尾瀬=Wood stock」になった。そっか、尾瀬は日本のウッドストックだったのか。黄色と青と白の犬のような顔をしたタンクローリーが時々通らなければねw。

大きな大きなハマグリ、肉、かます、とうもろこし、さきほど採りに行った大量のクレソンをニンニクと塩で炒めたもの、おにぎり・・・みんなみんなチャイナタウンでまささんが買って来てくれたのだ。私たちの為に。ワイルドなマサさんがとっても格好よかった。



『友達って本当に宝物だよね。私たちが残してあげられるものは、素敵な友人たちを紹介してあげる事だけだけど。」とつぶやくと深く深くうなずく息子であった・・・。