7時にスタートする、というトニーニョのライブに行くと、フルートの女性グループが演奏していた。なんと、この女性は大きなお腹でバリバリとフルートを吹きまくっている。ブラジル恐るべしと思っていたら、マリア・トーロというスペインから来たフルート奏者だった。



ステージで準備していたクリフに客席から手を振ると、気がついたクリフが「こっちにおいで!」と合図。バックステージに私たちを喚んでくれて、トニーニョたちに紹介してくれた。さっき、リハーサルしたばかりのドラマー、クレベルソンもいた。「友達がいっぱい出演してたから、ちょっと立ち寄ったんだ。これからシャワーあびて、着替えてくるよ。あとでね。」

トニーニョ・オルタgグループと。

クレベルソン・カエターノdrと。
15分ほどの転換のあと、クリフの参加するトニーニョ・オルタGroupの登場!大歓声。やはりパット・メセニーの師匠だけあって、貫禄、人気は凄いものがある。トニーニョの音楽はパットメセニーを彷彿とさせる。というか、こちらが本家なのだけどw。歌も素晴らしい。彼のオリジナルはみんな知っているようで、最後の2曲は大合唱。鳥肌ものだった。


感動しつつ、自分のステージが9時半からなので、クリフより一足先にトリボッツに向かう。さて、このお店にどれくらいお客様が来てくれるのだろうか。日本でもここでもやはり集客はいつも心配の種。ましてや、無名の日本から来た私たちの為にどんな人達が来てくれるのだろう・・・。

トリボッツに入ると、マイクの彼女が受付で私たちを迎えてくれた。
「今日は凄いお客様が来てるわよ。彼は世界で5本の指に入る素晴らしいサックスプレイヤーなの。パスコアールのグループにも15年以上いた人よ。」
うっそ~~~???エルメートのグループのサックス???ちょ、ちょっと待ってくれ~。憧れの・・・「カルロス・マルタ」だ。どんな人だろう?緊張が走る。
客席もほぼ満席状態だ。2階までいっぱいに・・・。やはり、この店の人気が高いのだろう。心配しなくてよかったw。

今夜は3セット。2セットは50分くらいのステージ。最後は20分くらいでいいと言われている。たった一度のリオでのライブだから、クリフたちと一緒に演奏できる時間はたっぷりあったほうが嬉しい。あれも、これも、演奏したい曲ばかりなのだ。
カルロスはどこにいるのかな?と気になりつつ、1セット目がスタートした。まずはTReSのみで、「K's Ring(カナビスの輪、名称変更)」。リオは全く緊張することもなく(知らないというのは恐ろしいw)、いつになく快調にソロをとった。1曲目が終ったとたん観客の大きな拍手。あっという間に50分が終ってしまった。クリフたちの美しいサポートには本当に感謝。
ステージのすぐ横にニコニコしながら、人一倍大きな拍手を送ってくれるカップルがいた。もしかすると・・・やはり、彼が「カルロス」だった。クリフの友人でもあり、近所に住んでいるそうな。
「何週間も前に市場でクリフに会ったときに、今日の事を聞いていたんだ。『絶対聴きに来たほうがいい』ってね。いや~、本当に君たちの演奏は素晴らしいよ。Happyになれる、エネルギーに溢れた演奏だね!」と大喜び。優れたミュージシャンは常に謙虚さを持ち合わせている。緊張がいっきにほどけた。
2セット目もトシキやリオのオリジナルまで演奏し、ハッと気がつけば50分以上演奏していた。
お昼に市場で出会っていきなり自分のCDをくれた、サックス奏者のアントニオも聴きに来てくれていた!しかも私のCDを買ってくれているではないか。「さっきの御礼に私のも差し上げます。」と言ったのに「いいよ、私が買いたいのだから。」と言いながら、さらにもう一枚彼自身のCDをプレゼントしてくれた。感激・・・。
最後のステージで前日、サンパウロでクリフと共演していた歌手が来ていて、彼女と一緒にMy Favorite Thingsを演奏。もの凄い歌手で、ほとんどインタープレイで素晴らしいスキャットを聴かせてくれた。もう、ステージも観客も大喜び。締めに「子供たちをよろしく」を演奏して終了。
沢山のスタッフたちが私たちを祝福してくれた。さらに、最後にCDを買ってくれ「これはスタッフ一同で買ったものですが、サインしていただけますか?」「今年1番のライブだったわ。」それぞれが嬉しい言葉を私たちにかけてくれた・・・。オブリガーダ。
最後まで聴いてくれたカルロスたちともすっかり意気投合し、記念撮影。エルメート・パスコアールの興味深い話を沢山聞かせてもらった。しかも、次の火曜日に教会でソロコンサートをするそうな。「絶対に聴きに行きます!」と約束してお別れ。トリボッツのオーナー、マイクも本当に気に入ってくれたようで、最後、タクシーに乗り込むまで見送ってくれた。「君たちは家族同然。いつでもここで演奏してくれ。いつか、トリボッツ東京も作りたいなw。」
いやはや、こういう繋がりができるのがなんとも素晴らしい。これだからミュージシャンは旅にでなくては。


エルメートグループに長年在籍していた、スーパースター、カルロス・マルタと。




ステージで準備していたクリフに客席から手を振ると、気がついたクリフが「こっちにおいで!」と合図。バックステージに私たちを喚んでくれて、トニーニョたちに紹介してくれた。さっき、リハーサルしたばかりのドラマー、クレベルソンもいた。「友達がいっぱい出演してたから、ちょっと立ち寄ったんだ。これからシャワーあびて、着替えてくるよ。あとでね。」

トニーニョ・オルタgグループと。

クレベルソン・カエターノdrと。
15分ほどの転換のあと、クリフの参加するトニーニョ・オルタGroupの登場!大歓声。やはりパット・メセニーの師匠だけあって、貫禄、人気は凄いものがある。トニーニョの音楽はパットメセニーを彷彿とさせる。というか、こちらが本家なのだけどw。歌も素晴らしい。彼のオリジナルはみんな知っているようで、最後の2曲は大合唱。鳥肌ものだった。


感動しつつ、自分のステージが9時半からなので、クリフより一足先にトリボッツに向かう。さて、このお店にどれくらいお客様が来てくれるのだろうか。日本でもここでもやはり集客はいつも心配の種。ましてや、無名の日本から来た私たちの為にどんな人達が来てくれるのだろう・・・。

トリボッツに入ると、マイクの彼女が受付で私たちを迎えてくれた。
「今日は凄いお客様が来てるわよ。彼は世界で5本の指に入る素晴らしいサックスプレイヤーなの。パスコアールのグループにも15年以上いた人よ。」
うっそ~~~???エルメートのグループのサックス???ちょ、ちょっと待ってくれ~。憧れの・・・「カルロス・マルタ」だ。どんな人だろう?緊張が走る。
客席もほぼ満席状態だ。2階までいっぱいに・・・。やはり、この店の人気が高いのだろう。心配しなくてよかったw。

今夜は3セット。2セットは50分くらいのステージ。最後は20分くらいでいいと言われている。たった一度のリオでのライブだから、クリフたちと一緒に演奏できる時間はたっぷりあったほうが嬉しい。あれも、これも、演奏したい曲ばかりなのだ。
カルロスはどこにいるのかな?と気になりつつ、1セット目がスタートした。まずはTReSのみで、「K's Ring(カナビスの輪、名称変更)」。リオは全く緊張することもなく(知らないというのは恐ろしいw)、いつになく快調にソロをとった。1曲目が終ったとたん観客の大きな拍手。あっという間に50分が終ってしまった。クリフたちの美しいサポートには本当に感謝。
ステージのすぐ横にニコニコしながら、人一倍大きな拍手を送ってくれるカップルがいた。もしかすると・・・やはり、彼が「カルロス」だった。クリフの友人でもあり、近所に住んでいるそうな。
「何週間も前に市場でクリフに会ったときに、今日の事を聞いていたんだ。『絶対聴きに来たほうがいい』ってね。いや~、本当に君たちの演奏は素晴らしいよ。Happyになれる、エネルギーに溢れた演奏だね!」と大喜び。優れたミュージシャンは常に謙虚さを持ち合わせている。緊張がいっきにほどけた。
2セット目もトシキやリオのオリジナルまで演奏し、ハッと気がつけば50分以上演奏していた。
お昼に市場で出会っていきなり自分のCDをくれた、サックス奏者のアントニオも聴きに来てくれていた!しかも私のCDを買ってくれているではないか。「さっきの御礼に私のも差し上げます。」と言ったのに「いいよ、私が買いたいのだから。」と言いながら、さらにもう一枚彼自身のCDをプレゼントしてくれた。感激・・・。
最後のステージで前日、サンパウロでクリフと共演していた歌手が来ていて、彼女と一緒にMy Favorite Thingsを演奏。もの凄い歌手で、ほとんどインタープレイで素晴らしいスキャットを聴かせてくれた。もう、ステージも観客も大喜び。締めに「子供たちをよろしく」を演奏して終了。
沢山のスタッフたちが私たちを祝福してくれた。さらに、最後にCDを買ってくれ「これはスタッフ一同で買ったものですが、サインしていただけますか?」「今年1番のライブだったわ。」それぞれが嬉しい言葉を私たちにかけてくれた・・・。オブリガーダ。
最後まで聴いてくれたカルロスたちともすっかり意気投合し、記念撮影。エルメート・パスコアールの興味深い話を沢山聞かせてもらった。しかも、次の火曜日に教会でソロコンサートをするそうな。「絶対に聴きに行きます!」と約束してお別れ。トリボッツのオーナー、マイクも本当に気に入ってくれたようで、最後、タクシーに乗り込むまで見送ってくれた。「君たちは家族同然。いつでもここで演奏してくれ。いつか、トリボッツ東京も作りたいなw。」
いやはや、こういう繋がりができるのがなんとも素晴らしい。これだからミュージシャンは旅にでなくては。


エルメートグループに長年在籍していた、スーパースター、カルロス・マルタと。
