NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

間伐現場現地調査、雑木林整備 (3月19日)

2011年03月22日 | 間伐
佐々良木で新しい間伐現場の現地調査を行いました。
同じ佐々良木の足立さんから紹介して頂き、同道もして頂きました。
こうして山主さんから山主さんへの紹介という形で、ゆっくりではありますが我々の活動が少しずつですが確実に広がって行きます。
現場は、広域農道沿いの山主さん自宅の裏山と、道路法面のヒノキ人工林です。
裏山の人工林はこんな様子です。

植林後30年程、樹高12m程、植林本数が少なかったようで、間伐をしていないのにかかわらず樹間が開いています。
細めのヒノキが多いようです。
面積は3反ほど、傾斜は緩やかですが、かなり表土の侵食が目立ちました。
別角度でもう一枚。

光環境は若干良さそうですが、下層植生がほとんど見られません。
しかし周りには自然林が豊富ですので、間伐を行えば比較的早く下層植生が期待出来ると思われます。
早速取り掛かることにしました。

現地調査を終え、次はすぐ近くの村上さん新居予定地に向かいました。
造成中の新居予定地隣の雑木林の間伐を行います。
日当たりと見晴らしの確保と、将来危険になる松の木と既に枯れてしまっている松の伐倒です。

日差しがたっぷりと降り注ぎ、暖かくなってきました。
作業の手を休めると、近くで少し拙い鳴き声のウグイスと上手なウグイスが、レッスンをするように鳴き交わしていました。
春本番ですね。
とてもまた寒波がやって来るとは思えません。

倒した松は、今年の冬の村上家の暖房用薪になる予定です。
コメント
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