NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

大雨の爪痕 (8月19日)

2021年08月19日 | 森林
恵那では8月11日に降り出した雨が19日になっても時々強い雨となって降り注いでいます。
今までに経験の無い長雨です。
特に13日夜から14日明け方の大雨は、ここ恵那市内各地に被害を及ぼし、森の入り口にも少なからず爪痕を残しました。
8月1日に子供達と遊んだ穏やかな川は


19日現在この様に姿を変えました。

川面にあった草が無くなり、護岸を覆っていた草やコケがきれいに流されています。
増水した水は一部護岸を超えて護岸上の草をなぎ倒しています。

堰堤下の落ち込み横の護岸下が洗堀され、更に大きく落ち込んでいます。
危険個所を区切っていた杭辺りま崩され杭が1本落ち込んでいます。


対岸の堰堤下川岸が堰堤を乗り越えた増水で洗堀されえぐれました。


ここは護岸を乗り越えた水が大きな穴を作りました。


水パイプは川に敷設した部分が完全に消滅しました。


少し上流では川岸がえぐられ、ヒノキやスギの大木が川に向かい倒れ込んでいます。
上流方向


下流方向


堰堤に引っ掛かった倒木とその上流のがけ崩れ。
川幅が両側の斜面まで大きく広がりました。
堰堤は土砂で埋まっています。


がけ崩れ


重苦しい気持ちで歩いていると、急に目の前に雨に濡れた瑞々しいムクゲの花が現れました。




花には大きな花蜂が蜜を吸いにやって来ていました。
虫たちは大雨に負けず日々の生活に全力で取り組んでいるようです。

森からの帰り際、入口のオニグルミの洞に居るミツバチの様子も覗いてみました。


ここでも沢山のミツバチが忙しそうに巣に出入りしていました。
森の命の営みは間断無く続いています。
コメント
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