NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

秘密基地づくり始めました (6月22日)

2013年06月23日 | 間伐
林道入口で秘密基地づくりを始めました。
幸いにも昨日までの雨は上がりましたが、空気はまだしっかり水分を含んでいて、少し動くと汗が滴り落ちます。
これから2ヶ月余りの期間は、暑さと上手く付き合っていかなくてはなりません。
本日は先ず基地建設予定地の間伐と、隣接した竹や笹で覆われた空き地を刈払い、駐車場を作ります。

刈払い前の空き地はこんな様子でした。
右も左も億も竹と笹で塞がれています。


空き地は河川工事で資材運搬路として使われていたらしいので、とりあえず川まで刈り払ってみました。
すると意外に奥行きがあり、大きな広場が出来上がりました。
写真左の明るい部分の奥に右から左へ川が流れています。


川までの途中に水路が現れたので、間伐で倒した材を渡して橋を掛けることにしました。

コロを使って二人がかりで長さ約4.5mの材を運びます。


細く思える剤でもしっかり重く、ここまで運ぶだけで息が切れ汗だくです。
しかし、もう少しです。


橋はやっと半分出来たところですが、今日はここまでにしておきます。
一見余裕の様子でも、本当は筋肉と笑顔がひきつっているのです。
まだ間伐作業が残っています。


午後からは森に入り間伐をしました。
作業が一段落して片付けていると、どうしても外れない藤蔓が残っていたので、ブランコにしました。


身体が地面から離れ、木のしなりもあってフワフワした不安定な感覚を味わうと、なぜか笑ってしまいます。
3面がコンクリートの護岸に覆われていますが、小さな淵や小石が敷き詰められた川面が陽の光に輝いていました。
ここにはブランコと川遊び場は是非作りましょう。
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ムササビの森から材を搬出 (6月18日)

2013年06月20日 | 間伐
台風4号がやって来る前にムササビの森から材を搬出し、県森連東濃支所林産物共販所へ持ち込む事にしました。
いかにも南風が吹き込んでいる感じの蒸し暑い空気が森にもやって来ていました。
作業に入る前から汗が染み出します。

6月8日にここまで集材作業を終えています。


これをユニック車に積み込みました。
前回と同じく丁度1車分の材がありました。




そして現場はこうなりました。


ムササビの森は自然のエネルギーに溢れた森でした。
前回集材搬出した跡地には既に草が生い茂り、積み込めなかった材が草に埋もれ見えなくなっています。
今まで身を潜めていた森が、間伐で光が入った途端に動き出したのが判ります。
この間伐跡地も直ぐに作業の痕跡が飲み込まれ消し去られるでしょう。
全ての森がこんなに元気だといいのですが。
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秘密基地と集材 (6月8日)

2013年06月12日 | 間伐
偶然にもムササビの森へ続く林道入口で山林を借りられる事になり、小屋作りも構わないと言ってもらったので、美濃の森造隊屯所の構想が一気に具体化しました。
早速、天野さんと横井さんに現場を見てもらいました。

林道入口側から見た様子です。
林道左側、写真正面の部分です。


林道奥から見た様子です。
屯所建設予定地は、林道右側になります。


川までの奥行きもかなりあるので、自由なレイアウトで小屋が出来ます。
川は残念ながら3面をコンクリートで固められてしまっていますが、工夫すれば水遊びが出来るでしょう。
さて、どんな小屋を作りましょうか。
材置場、木工所、休憩所、集会所。土間で焚火をして芋を焼いたり料理をしたり、発電機を持ち込んで材を加工し作品を作ったり、竹細工をしたり、暑い日には残した立木にハンモックを渡して昼寝もしたい。
子供達が遊べるように、ブランコやテラスがあっても面白いかもしれない。
子供の頃に憧れた秘密基地が、ここで作れそうです。
山に入る楽しみが、一挙に増えました。

集材もしなくてはなりません。
ムササビの森に戻り、作業開始です。
奥のほうがまだ少し混んでいたので、架線を引く前にスギを何本か伐倒しました。


杉林では、掛り木気味になると大きな枝が落ちてくるので、頭上への注意もおろそかに出来ません。
森がだいぶ明るくなって来ました。


次に架線を張ります。


そして集材作業です。

4mのスギ材は重くて大変です。
コロを使ったり、トビで少し持ち上げたりを繰り返して、少しづつ運びます。
最低限の機械しか使わない我々にとっては、集材は地道で我慢強さが必要な重労働です。
機械を使わなかった頃の集材作業にはどんな知恵と工夫があったのでしょう。
是非知りたいものです。

次回の22日の作業は、いよいよ秘密基地づくりのための先ずは間伐です。
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