NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

11月定例活動日(11月25日)

2007年11月28日 | 間伐
23日に東郷町で拾ったドングリを山でポッドに植えました。
いつどの位発芽するのでしょうか。
冬の寒さは大丈夫でしょうか。
春までしばらく見守ってみたいと思います。
 
間伐作業はこの日も引き続き行いました。
尾根筋近くまで間伐が進み、やっと林の中から遠くの山並みや町が少し見えるようになって林の印象が変わって来ました。

前回作成途中だった階段も完成しました。


作業終了後は春から今まで良く働いてくれたチェンソーの手入れを行いました。
この日は少し暖かかったのですが、ストーブに火を入れ焼き芋を焼きお湯を沸かしました。
やはり薪でおこす火の暖かさとやさしさは格別なものです。
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林の主の伐倒(11月23日)

2007年11月27日 | 間伐
東郷町の工場支障木伐倒作業3日目です。
今日はいよいよこの林の主であるコナラの高木を倒します。
林の主を切り倒さなくてはいけない事に心が痛みます。
コナラの根元には沢山のドングリが落ちていましたので、作業の前に出来るだけ拾う事にしました。
本日の作業用にチルホールも750kgを2台用意しました。
それでもかなり工場側に傾き枝も張っていますので、出来る限り枝を払う事にしました。
落とす枝は切り落とす瞬間にロープで山側に人力で引っ張ります。

(枝分かれしている当たりに人が登っています)
3本の枝を切り落としいよいよ伐倒です。
チルホール2台で工場とは反対側に引っ張りながら追い口を切って行きましたが、計画の所まで切り込んでもコナラはまったく動きません。
それからは更に少しずつ切り込みながらチルホールのレバーが曲がらんばかりの力をこめて引き続けました。
そしてとうとうコナラは周りの竹をなぎ倒しながら大きな地響きと共に倒れました。

(切り口径は約60cm、年輪は約40年でした)


伐倒作業が終わった頃には既に日が傾き始めていてあわてて残りの竹の処理を急ぎましたが完全に日が落ちて足元が見えない程暗くなっても作業は終わりませんでした。
後1日片付け作業が必要なようです。
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ついにストーブ登場(11月18日)

2007年11月19日 | 間伐
朝から時雨模様の間伐現場です。
時々雨粒が落ちてきて日が翳ると急に暗くなります。
風も時々強く吹き、いよいよ冬の到来を実感します。


中央のテーブルの手前にストーブが置いてあります。


ヒノキやスギの葉と枝をストーブに投入して火を点けました。
煙が勢い良く上がって風にたなびいて流れて行きます。
ところがあっという間に投入した枝葉は燃え尽きてしまい、煙ばかりで暖かくもなりません。
あわてて近くにあった枝や丸太の切れ端をこれもまたあわてて斧と鉈を取り出して細かくし、次から次へとストーブに投入します。
ここでやっと火をつける前に腰を下ろす切り株と鉈と斧も手の届くところに準備してあらかじめ薪を作っておくことが必要だと気付きました。
 

ストーブの周りにやっと必要なものが揃いました。


ストーブの上で湿った薪を乾かしつつ、コッヘルでお湯を沸かしています。
やっと火も安定してきて暖かさが染みて来ました。

雨が時々降っていて焼けたストーブでチリチリ音を立てていましたが、そんな中でもストーブ温もりでふとまるで部屋の中に居るような安心感を感じる瞬間がありました。

25日の活動日にも山に入ったら真っ先に火を焚こうと思います。
やかんと水も持って行きますので、皆さんコップと飲み物を用意して来てください。
サツマイモをアルミで包んでストーブの上においておけばおいしい焼き芋も出来ると思います。
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東郷町の工場支障木整備2日目(11月4日)

2007年11月08日 | 間伐
東郷町の工場裏手の支障木伐採の2日目です。
前回竹を伐採して今回は本格的にコナラや松の高木を伐倒します。
チルホールを2セットと梯子を用意しました。

コナラの伐倒です。
写真では判りませんがチルホール2台を使って左側に引っ張っています。
右手下に白く見えているのが日の当たった工場の屋根の一部です。




他の位置で伐倒したコナラの切り口です。
切り口の直径は30cm程あります。
中心部が少し腐っていました。


この日の作業で後1日作業すれば支障木の整理は終わりそうです。
しかし最後に胸高直径50cmはあろうかというコナラが1本控えています。
これは間違いなくこの林の主です。
心して慎重に伐倒作業にかからないといけません。
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階段作り(11月3日)

2007年11月08日 | 間伐
山は寒くなりました。
車が林道を走ると色付いた落ち葉が車を追うように風に舞います。
午前中は間伐を行いました。
午後からは造材と頼まれていた丸太の搬出を行いました。
そして階段作りに挑戦しました。

ホゾ組みで太目の丸太を使用したため全体でかなりの重量となり、組み立てに苦労しました。

階段上部で振り下ろしているのは間伐材で急遽作ったカケヤです。
現場で必要な道具をそこにある物で作ってしまう事が出来ればフットワークが格段に良くなります。
このカケヤは重宝しました。
他の場面でも役立つ事は間違いありません。
ああだこうだと知恵と力を振り絞って組み立てに挑戦している内にあっという間に時間が過ぎて、階段が完成した頃には夕日が山に差込林が燃えるように染まりました。

山を下りると丁度日が沈むところでした。

本当に良く働いた一日です。
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秋めいた日の間伐作業(10月28日)

2007年11月01日 | 間伐
昨日とは打って変わった晴天になりました。
朝は少し空気が冷たくなって風も穏やかだったので恵那の町は霧に包まれましたが、鍋山の間伐現場には雲一つ無い青空が広がっていました。
木々の間からは眼下に微かに雲海を目撃する事が出来ましたが、もう少し見通しが良くなれば景色をもっと楽しむ事が出来るはずです。

林道に咲いたマムシ草です。


ゆっくり準備して間伐作業を開始します。
選木したヒノキにチェンソーを当て追い口を作る際には、勢い良く吐き出される切り屑からヒノキの香りが立ち上ります。
ヒノキがゆっくりと倒れていくと周りに木漏れ日が差し込み、体から立ち上る水蒸気が白く輝くのが目に入りました。
エンジンを止め静かな林内に木漏れ日とヒノキの香りに包まれて佇む一時はなんとも気持ちのいい瞬間です。
午後からは少し小高くなって自然林越しに町を見下ろす場所に少し小さめのテーブルを組み立てました。
こうして作業現場が少しずつ快適な場所に変わっていきます。


心地よい疲れを感じながら下山する際には遠くの御嶽山山頂付近が白く輝いていました。
(写真中央)
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