NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

大2回竹細工講習とクリスマス? (11月25日)

2012年11月28日 | 遊び
竹細工講習の2回目です。
前回なんとか縦骨を組み上げましたので、今回は胴の部分を編み上げます。
上から内側の底の部分を見るとこうなる予定です。

材料は、最初の立ち上げ部分は、幅2mm×厚さ1mm×長さ2mの細ひご2本。
胴の部分は、幅6mm×厚さ0.6mm×長さ2mmのひご10本です。
今回は細ひごは完成品を、胴部分のひごは長さを揃えて6mm幅に割ったものを全て大鹿先生が用意してくれていました。
前回、出来の悪い生徒があまりにもひご作りに悪戦苦闘した姿を見かねてのことでしょう。
結果的に、最初からひごを作っていたら胴部分の編み上げまでとても手が回リませんでした。
先生は我々の技量を正確に見抜いていました。
感謝したいと思います。

最初に、先生が電気ゴテを使って縦骨の曲げ方を実演してくれました。


指先を火傷しつつ縦骨を曲げながら、同時に胴部分のひごを作ります。
2mの長さを上手く剥いで行くのは予想通り難しものでした。

かつて無いくらい気をつけて集中したのに、最後まで後少しという所でちぎれて失敗した時のショックを忘れることが出来ません。

それでもなんとかいくつかひごが出来たら、縦骨に曲げグセをつけ、細ひごで編み始めます。
2mの長さのひごは長すぎて思い通りに操れません。
つい、立ち上がってしまいました。


そして今回も黙々と作業を続けているうちにいつの間にか4時近くになってしまい、まだ完成していない部分は家に持ち帰って作業を続けることになりました。
たった2回ですが、いつも作業の予想以上の難しさに悪戦苦闘です。
でも、それを乗り越えた時の喜びも予想以上です。
それに、いつの間にか腕が上がっています。
最初に長さ20cm、厚さ1mmのひごを作った時の難しさが今では遠い昔の事のようです。
さて、講習3回で篭作りはとても終わりそうにありません。
完成は年を越すことになりそうです。

1週間前の雨上がりの18日、恵那山の雪化粧です。


ドウダンツツジとコナラの紅葉も終わりかけていました。

いつの間にか冬がやって来ていました。
もう12月が目の前でした。

そして12月と言えばクリスマス。
安田さんが野志で採ったツルでリース(wreath)を作ってくれました。

これも作らなくては。
忙しい、忙しい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久しぶりにムササビの森で間伐 (11月4日)

2012年11月07日 | 間伐
久しぶりにムササビの森に戻り間伐作業を行ないました。
3月20日以来です。
この現場の間伐材は十分市場に出す価値のある木ばかりなので、夏場の作業は控えていたこともあります。
これから春にかけて作業を行ない、倒した材は市場に出すつもりです。
従って、これからは優先木を倒します。


このスギは、元経が45cm有りました。
材として利用するために丁寧に伐倒します。
根切りを十分に行ない、真中を抜き、両サイドに切れ目を入れ裂け上がりを防ぎます。


大きな木に向き合う時には知らず知らずにあちらこちらに力が入り、いつの間にか息が荒くなっていました。


狙い通りに倒れてくれました。
しかし、集材を考えて斜面下方に伐倒した材は思った以上に勢い良く滑り落ち、平らな場所に突き刺さるようにやっと止まるのを見て肝を冷やしました。
材の傷みや危険を避けるため、この現場では下方への伐倒はしないほうが良さそうです。

午後からは、真竹を切り出すために永田の高安寺へ向かいました。
竹細工も間伐同様に森との積極的な関わり方の一つですからやはり奥が深い。
体に馴染むまで長い時間が掛かりそうです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする