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NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

カエルの大合唱 (4月24日)

2011年04月27日 | 間伐
3月19日に現地調査した佐々良木の新しい現場に間伐に入りました。
メンバーは横井さん天野さん森岡です。
横井さんも天野さんも4月は何かと忙しく、久しぶりの参加となりました。

木が混んでいますので、最初からプラロックで牽引しながらの伐倒です。
林内を歩きやすくするために伐倒木は出来るだけ玉切りしました。
二人で伐倒し、残りの一人が玉切りという役割分担で作業はどんどん進みます。
お昼は現場下の田の畦でとる事にし森を出ると、林内では違和感を感じなかった明るさがいかに暗かったかを改めて感じさせられ驚きます。

山里に穏やかな春がいつものように訪れました。
目の前の水の張られた田ではカエルの大合唱です。

見上げる土手の上の木々からは、新緑が溢れ出し始めています。

完璧な日本の田舎の春の風景が今目の前にあるのではと、ふと思いました。

午後も間伐作業を続けました。

予定通り1日で大体片付きました。


楽しく充実した1日でした。
なかなか解ってもらえませんが、この楽しさと充実感は一度味わうと病み付きになります。
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熊森名古屋間伐講習と小栗旬 (4月17日)

2011年04月20日 | 間伐
延び延びになっていた熊森名古屋メンバーの間伐講習を行いました。
参加者は女性6人と男性3人の計9人。
講師陣は三宅さん、鬼頭さん、久しぶりの青島さん、井口さん、そして森岡の5人です。
場所は鍋山、我々が2007年に活動を開始した記念すべき森林です。
しかし、現場に着くと空気の冷たさが気になりました。
4年前の間伐は、最初に手がけた現場が大体そうであるようにやはり間伐不足だったようです。
すでに樹冠が閉塞し、林床には日がほとんど届いていません。
今回の講習を機にもう一度間伐に入ったほうが良さそうです。

間伐講習は二手に分かれて始めました。

チェンソーの始動方法から立ち位置、受け口、追口の作り方、掛り木にしないための正確な伐倒の大切さ、等々の説明をしながらでしたので、一人1本の伐倒で午前中が終わってしまいました。

お昼は、少し車で移動し東濃牧場の草原で摂る事にしました。
遮ることのない草原の明るさは、薄暗い人工林の中とは対照的です。
眼下に阿木のと阿木川湖を見下ろし、正面に恵那山の雄大な姿を見ながらの昼食は話が弾みます。

午後は玉切を行いました。

本日の講習はここまでで時間切れです。
皆さん物足りなかったかもしれません。

帰り道、ちょっと秘密のカタクリ群生地に寄ってみました。

雑木林の中を流れる小川に沿って淡いピンクの花々が密かに咲き誇っていました。


さて、ここまでこのブログを読んでこられた方はいったい小栗旬はどこに出てくるのかとお思いでしょう。
実は小栗旬に会った訳ではないのです。
ただこの日、東濃牧場で沖田修一監督の映画「キツツキと雨(仮題)」の撮影が行われていて、この映画の主人公の小栗旬がいたのです。
この日の撮影は、牧場に沢山の十字架を立てゾンビが蘇るシーンの撮影だったようです。
しかし撮影現場へ通じる道は閉鎖されていて、本日の撮影見学は出来ませんと但し書きが添えられ、見張りの関係者が撮影は夜までかかると申し訳なさそうに教えてくれました。
そんな訳で、ただ単に小栗旬に会える折角のチャンスを残念ながら逃してしまいましたという話でした。

本日は盛り沢山な一日でした。

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春の畑仕事 (4月10日)

2011年04月14日 | 自然農
今年2回目の中野方での畑仕事です。
畑に行く前に鈴村さん宅に寄って、まゆみさんにネギの苗をおねだりしました。
ところが余分な苗は無かったので、既に畑に植えた苗を引き抜いて分けていただきました。
少々おねだりのどが過ぎたかもしれませんが、遠慮無く甘えてしまいます。
まゆみさんいつもありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。

畑では鬼頭さんと二人で畝を作り、サトイモを植えつけました。
一度耕した畑は格段に作業が楽に捗り、午前中で植え付けは終わりました。

作業の途中でモグラの遺骸を見つけました。
時々こうして日にさらされたモグラの遺骸を見つけることがありますが、地中にいるモグラがわざわざ日の元に出て来て死んでいるのはなぜでしょう。
見つける度に気になって仕方がありません。

作業の終わった畑です。

向こうに見える田圃はもう代掻きが終わり、田植えの準備が整いました。

早めのお昼をのんびり取っていると、鬼頭さんが対岸の斜面に何か動くものを見つけました。

拡大すると。

一見猪のようですが、カモシカの子供でした。
好奇心に負けて出て来てしまった子カモシカを、後ろの森の中から母親カモシカがハラハラしながら見守っているかもしれません。
しばらく子カモシカはのんびりと草を食み、何事も無く森に帰って行きました。


畑仕事で使った土のついた道具を谷川で洗いました。
冬に比べて水量が増しています。
今はまだ水は冷たいのですが、焚火に変わってこれから水辺が憩いの場所になります。
山里の全てにいよいよ春の気配が濃くなってきました。
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再び雑木林整備 (4月9日)

2011年04月13日 | 間伐
昨夜からの雨が今朝も降り続き、作業開始を昼からに遅らせたにもかかわらず小糠雨が止みません。
しかし予定通り出掛ける事にしました。
佐々良木に着くと、タイミング良く雨が上がりました。
雑木林の空気と土はたっぷりと水を吸い、木々も本格的に眠りから覚めたようです。
本日は前回切り残した松の伐倒と、林内の整理を行います。


枯れていない松は枝が邪魔をして素直には倒れません。
プラロックで引き倒しながら片付けていきます。

2時間ほど汗を流しました。
これでここの雑木林の整備はいったん終了です。
今後は様子を見ながら手入れを続けていく予定です。
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現場再訪 (4月3日)

2011年04月08日 | 間伐
久しぶりに山主さんにお会いした時にもう少し切ったほうがいいと言われ、ほぼ2年ぶりに三郷棚田跡地の間伐現場に入ってみました

確かに少し切り足らなかったようです。
3時間ほど間伐をしました。
こうして小まめに山に入り、様子を見ながらすこしづつ間伐を行うのが理想ですね。

ほぼ2年前に始めた時はこんな具合でした。


足元にショウジョウバカマが咲いていました。
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