NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

川へ降りる階段作り (6月21日)

2014年06月26日 | 遊び
梅雨はまだ明けませんが、日に日に夏の訪れを感じます。
日中の街中では強い日差しの照り返しと熱せられたアスファルトが不快になって来ました。
それでも森の入り口では快適な気温と湿度が保たれていて、環境を快適に保つ森の力を改めて実感します。
しかし、やはりここで色々な作業をすれば汗だくになりますから水辺が恋しくなります。
という訳で、森の入り口脇を流れる川上川へ降りる仮の階段を作ることにしました。
材料は森の入り口の豊富な間伐材です。

先ず最初に階段を立てかけるための櫓を作る事にします。
櫓の4本の柱をつなぐ横木のホゾを小屋の中で加工します。


一方、川縁では柱のホゾ穴を加工します。


そして加工し終わった横木と柱を繋ぎます。
この時ホゾ、ホゾ穴のサイズと角度の精度が問題になります。
微調整をしながら組み立てます。



午後から帰らなくてはいけない参加者が多かったので、ここまでで本日の作業は終了しました。

後日、全ての横木と柱を組み立てました。


完成です。
次は、階段本体を取り付けます。
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恵那森の学校第2回講習、間伐 (6月8日)

2014年06月12日 | 間伐
恵那森の学校第2回講習を開催しました。
今回は我々美濃の森造隊担当の間伐講習です。
参加者は学生さんが2人、一般参加者が3人、関係者とその家族が3人、そして我々が3人の合計11名でした。
年齢も幅広く経歴も様々な人々が集いました。
場所は森の入り口林道側のヒノキ人工林です。

これから登る斜面の確認。


50m程の標高差を一気に上り、


尾根に辿り着いて一休みしようと足元に視線を落とすと、なんとそこにはマムシが先に休んでいました。
腰を下ろさなくて良かった。
結局休む事無く先を急ぎ、更に尾根筋を標高差20m程登りました。


そこで二手に分かれて間伐講習の開始です。


正確な受口、追口だったのか、何年生のヒノキだったのか等を確認します。


下層植生や土壌の状態も良く観察します。


一通り参加者全員に作業を体験してもらい、昼には小屋まで戻って昼食です。


判りづらいですが、焚火をして湯を沸かしています。
囲炉裏の周りに人が集まると、季節に係らず何は無くとも先ずは焚火ですよね。
しかし残念ながら、暑い日の焚火は皆には少々不評でした。

午後は小屋の周りの平地で間伐講習をおさらいしました。


そして14時半頃無事講習は終了しました。
今回はチェンソーの分解や手入れもさらっとですが体験してもらい、今までの講習よりは少し内容を膨らませました。
限られた短い時間ですが、これからも道具の紹介を出来る限りして行きたいと思います。
森の中での体験が心に残すものは人夫々でしょう。
今回の講習体験が、参加者の皆さんの次の森林体験へ続く刺激にならん事を願わずにはいられません。

次回の恵那森の学校講習は、7月20日です。
上矢作のアライダシ原生林で、山内講師が「原生林で森林を学ぶ」をテーマに不思議な森の生態を紹介してくれます。
参加者の皆さんは予習をしっかりして、山内講師を質問攻めにしましょう。

コメント (2)
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