NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

自然農収穫祭(12月14日)

2008年12月15日 | 自然農
「美濃の森造隊」の活動ではありませんが、長らくご無沙汰していた自然農塾の収穫祭に顔を出しました。
8月依頼ご無沙汰していましたので畑は自然に帰り、来年に向けて地味を取り戻しつつあるようでした。

野菜はその場で収穫し、皆で賑やかに下ごしらえをします。



大鍋に湯を沸かすために盛大にかまどに火を熾しています。
左の大鍋では30人分以上のおでんを作りました。



今年取れたお米の籾摺りの様子です。



暖かな日差しを浴びながらの昼食です。



昼食後はギターとボーカルのデュオ ETT のコンサートです。
静かな山の麓に澄んだ歌声とギターの音色が流れました。



この後更においしいお汁粉が振舞われて贅沢な収穫祭は終わりました。
私は膨れ上がったお腹を抱えてここで帰りましたが、主要なメンバーは来年に迫ったここで開かれる自然農全国大会の打ち合わせに参加しました。
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間伐支援その3(12月13日)

2008年12月15日 | 間伐
風もなく暖かな12月とは思えない土曜日です。
中野方で間伐支援3回目を行ないました。
今日は山主さんの仲間のお一人が初めて参加されました。
この方は来年3月に退職され、農業と林業に専念されるそうです。

間伐補助具にはチルホールを使わず滑車とカラビナを利用しました。



滑車とカラビナを始めて使った隊員も、使い心地を絶賛です。
間伐にまだ滑車とカラビナを使ったことが無い方には、是非使用をお勧めします。
今後スリング1、カラビナ2、滑車2のセットを数セット「美濃の森造隊」の標準装備としようと思います。

掛木処理でベルトを使って回している所です。
力仕事です。



作業を終えて山から下りてきたところです。
写真では見づらいのですが、トラクターの前面に電動ウインチが取り付けられています。
このウインチで林内の間伐材を集材し、トラクターで運搬しています。
トラクターは農業用ですが、工夫次第で林内でも使えますね。

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フォーラムと集材(12月7日)

2008年12月08日 | 学習
12月7日の午前中、名古屋大学野依記念学術交流館で開かれた「都市と農山漁村の共生フォーラム」分科会「つなぐ人ミーティング」に参加しました。
快晴の朝の名古屋大学の広大な敷地には人通りがほとんど無く、地下鉄駅から記念館へ行く道すがらの手入れのされた雑木林の落ち葉と佇まいの美しさに目を奪われました。
記念館も雑木林の窪みにこじんまりと建てられていて、全周ガラス張りの1階は外の木漏れ日をうまく取り入れ開放感がありながらもとても落ち着いた空間を形作っていました。
本番は午後ですので、午前のミーティング参加者は20人程でした。
ゲストの報告や質疑応答で午前中の2時間は瞬く間に過ぎてしまい、都会から見た田舎と田舎から見た都会を見る目のすれ違いが最後まで気になりましたが、それなりに楽しい時間でした。
特に阿智村の大石さんや加子母村の本間さんといった若い女性の活躍ぶりが印象的でした。
どうも男性より女性の方が思い切りが良く生き生きとしています。
偶然にも阿智村や加子母村は恵那の近隣です。
いつか直接活躍している現場に御邪魔して話を聞きたい気がします。



午後は恵那の鍋山から間伐材の運搬です。
隊員は朝から現場で集材作業をしていました。
名古屋からとんぼ返りで恵那に戻り2時までには集材用トラックで山に入るつもりでしたが、計画が甘く昼食を摂らずに最短の時間で山に入ったのに3時を過ぎていました。
この時期3時を過ぎると山は夕暮れの気配が押し寄せ、寒さも急に増してきます。
おまけに不慣れなユニックに手こずり、大慌てで材を積み込みましたが思ったより少ししか積み込めませんでした。



山を下りる頃に日が沈みました。
残照が山の尾根を照らしています。



暗くなった林道をやっと下りて拓志館まであと少しのところで雪景色に変った中央アルプスが微かに残った明かりに輝いているのが眺められました。



拓志館で材を下ろし器材を片付けた時にはすっかり暗くなっていました。

長い一日でした。

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森林環境体験講座(11月30日)

2008年12月02日 | 学習
11月29日の雨上がりの朝、鍋山へ上る林道入り口は霧に包まれ木漏れ日が差し込んでいました。



新しいチェンソーの慣らし運転と、登山用の滑車とカラビナを使ったロープワークの試しを兼ねて、林道入り口での間伐を行ないました。
チルホールを使うような確実性は無いものの、滑車とカラビナとスリングとロープの組み合わせは程々の牽引力を軽量な器材で得られ、これからの間伐には必需品になりそうです。
実は登山道具を使用する方法は、WoodsmanWorkShopの水野さんから教えていただきました。
3月の講習会で初めて教えられ、11月16日の講習会でも軽快さに魅せられとうとう我々も導入しました。
早速名古屋の登山用品店に買いに行きましたが、種類が少なく水野さんと同じものは取り寄せになるとの事でしたので、仕方なく少し大きめの器材を購入しました。
お店の話では最近滑車やカラビナはほとんど売れなくて在庫を持っていないとのことでした。
登山ブームは中高年の100名山巡りだけであって、登攀などの先鋭的な登山愛好者はむしろ少なくなっているようです。

さて翌日の30日は鍋山の間伐現場に「名古屋港みなこ建設工事安全連絡協議会」の方々24名をお迎えしました。
建設現場のプロの方々ですのでヘルメット,作業着姿がとっても様になっています。
全員が集まるとこれから大規模な林道建設工事が始まりそうな雰囲気でした。

これは午前中の森林環境体験講座で鍋山を散策した時の様子です。



散策を終わり、焚火の周りで食事をした後午後の間伐実習に備えてロープワークの練習を行いました。



間伐実習は2班に別れ、間伐補助具として1班はチルホールを使いもう1班は滑車とカラビナとスリングと人力を使いました
(実習の写真を撮り忘れました。)


間伐実習も無事に終わり、ほど良い疲れと安心でにっこりしながら記念撮影を行ないました。



これで今年の大きなイベントは全て終了しました。
今年体験して学んだ事を来年に生かしながら、また新しい体験を積み重ねて行きたいと思います。

皆さんお疲れ様でした。
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