NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

季節の変わり目 (9月7日)

2013年09月10日 | 間伐
台風17号が変化した温帯低気圧が秋雨前線を刺激して、今にも雨が降り出しそうな雰囲気でした。
9月に入って急に湿っぽい日が多くなったのは、夏と秋が入れ替わるための儀式のせいなのでしょう。
しばらくは我慢してお付き合いしましょう。

森の入り口で切り払った竹を片付けました。
ひたすら足元を埋める絡み合った竹を一本ずつ引き出して、何箇所かに積み上げていく単純な作業です。
積み上げても積み上げてもなかなか片付いていくのが見えず、忍耐と体力を消耗します。


森造りには、こうした結果のなかなか現れない作業がどうしても付いて回ります。
これを我慢してやり遂げないと次に進めません。
創造には我慢が必要だとやっと少し判ってきました。

写真の真ん中に隠れていた水路がようやく現れ、流れる水が見えて来ました。
ここに湿地帯があったら楽しいかもしれません。

階段と水路を渡る橋も作りました。

森の中が少しずつ少しずつですが変わって行きます。

午後はチェンソー製材機を試してみました。

レールの微調整やチェンソーの取り付けに戸惑い、板を挽くまでに時間がかかりました。
切断面は思った以上にきれいでした。
20インチのソーバーを使いましたが、スプロケットバーは切断に利用出来ない部分が多くなって失敗でした。
30cm幅の板を取るには24インチのハードノーズバーが必要です。

後日少し細めの丸太を4cm厚で挽いてみました。

きれいな板が取れますが、課題はチェンソーの切れ味です。
目立てはきちんとする必要があります。
コメント
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