NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

酷暑 (8月3日)

2019年08月13日 | 間伐
酷暑の夏がやって来ました。
昨年のように40℃越えではなくても、35℃近くになれば長梅雨で暑さに慣れていない体には応えます。
今日はそんな暑さの中で、活動の基本に戻って間伐作業を行いました。
森の入り口から上流に向かって、林道沿いの森での作業です。

間伐材を林道に倒すので、斜面を上って間伐する班と、林道を走る車の監視と倒れた材の玉切り処理班に分けました。
斜面での作業は足腰にかなりの負担がかかります。




しかし、林道上での玉切りや材の移動も大変でした。
作業を始めるとたちまち汗だくになり、気力、体力があっという間に消耗して行きます。
暑さの体への影響は思った以上に大きいようです。
1時間半程で作業を終了しました。
これ以上は続けられません。

キャンプサイトに戻って昼食です。
今日初めてクロモジ茶も作ってみました。
さわやかな香りと味でした。


昼食の後は皆でチェンソーのメンテナンスを行なったみたいです。
なぜならその間、私は一人でツリーハウスに張ったハンモックで1時間程昼寝をしていたからです。
夢うつつで話し声やチェンソーのエンジン音が聞こえていた気がします。
なんだか私一人だけが、とても疲れたようです。
体調管理のし直しです。

護岸と堰堤に囲まれた川は、いつもはおとなしく流れています。
しかし、少しの雨でも周りの雨を集めて増水し、牙をむき出しにします。
そんな川の護岸の裏側に穴が開いていました。


増水時に堰堤を流れ落ちる水が、川底を深く掘るためです。
こんな穴が護岸のあちこちに見つかります。
こうして森は時間と労力を費やし作り上げた人の営みを素知らぬ顔で流し去り、本来の姿を取り戻して行くのですね。
自分が姿を消した未来の森は、どんな姿でしょう。
コメント
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