NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

ゆるゆる、これからのことなど (3月28日)

2015年04月04日 | 間伐
3月も終わりに近く温かな陽気も本格化し、木の芽が大きく膨らんで来ました。
小屋の直ぐ南側の材を片付けた辺りで猪が勢い良く地面を掘り返しているのを見つけました。
森の入り口で猪がこれほど広く大胆に地面を掘り返したのを見たのは初めてです。


つい最近猟師からこの森辺りの猪が減って来ていると聞いたばかりでしたので、どうしたのでしょう。
森の日当たりが良くなってミミズが増え、おまけに障害物の倒木が取り払われたのでここぞとばかり猪がやって来たのでしょうか。
森の環境が変わると連鎖的に色々な変化が起き、興味が尽きません。

久しぶりの隊員もやって来ました。
今回はとりあえず急いでやらなければならない作業も無いので午前中はおしゃべりで過ごしました。


そろそろ焚火の魅力が薄れてくる陽気になったようです。
何となく焚火から少し離れて隊員の山岡での移住生活の様子、材価、バイオマス発電の現状、今年予定している活動等について話し合いました。

午後からは各自別行動でした。
私は紹介された椋実の山主さんの山林を見に行きました。
一箇所目は谷を挟んだ2ha程の人工林。
典型的な間伐遅れのヒノキ林です。
傾斜が急ですが、まとまった面積があるので間伐による変化がはっきりと判ると思います。


もう一箇所も同じような人工林です。
こちらの面積は0.5ha程ですが、平坦で間伐体験には良い場所です。


ここは色々な条件の間伐による森や沢の変化を観察する場にする計画です。
体験で学んできた森の変化をじっくり観察し記録する活動は、新たな挑戦となります。
今年は沢山の仲間と共にこの新しい活動を何とかスタートさせたいと思います。

現地調査から森の入り口へ帰ってくると、残っていたメンバーが小屋の床板を張っていました。




小屋も森も少しづつ姿を変えています。
訪れた方は小さな変化を見逃さないように。
森の中で大きく目を開き鼻を広げ聞き耳を立てていると、沢山の不思議に出会うことが出来ますよ。
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