ACOPミーティングに出かけた金谷会員のレポートが届きました!!
11月から始まる京都造形芸術大学でのACOPのミーティングに金谷会員が出かけてきました。夜行バス往復の0泊という強行軍ですが、内容は充実してますね。紅葉の秋は繁喫してないようですが、芸術の秋は堪能してますね!!さすが「みるみる会員」です。
では、レポートです!!
こんにちは、みるみるの金谷です。10月25日に、京都へ行ってきました。京都造形芸術大学で行われる、ACOP鑑賞会の説明会に参加するためです。実は私、11月から12月にかけて合計3回行われるACOPに、鑑賞ボランティアとして参加します。いつもみるみるの活動を応援してくださっている、アートプロデュース学科長の福先生をはじめ、伊達先生や岡崎先生、夏の研修会に来ていただいた北野先生にお会いできるというのも、とても楽しみです。
京都には朝早く着いたので(説明会は午後から)、鳥獣人物戯画をみに「国宝 鳥獣戯画と高山寺」展を行っている京都国立博物館へ。開館1時間前で既に行列ができていたので、すぐに私もその一人となりました。入館前に係の方から「鳥獣戯画は待ち時間が発生すると思われますので、先にご覧ください」とのこと。また、行列に並んでいる方から「教科書に載ってたやつ、本物に会えるね!」という声も。それを聞きながら、教科書に載っているって、なんて大きいのだろうと思いました。教科書に載っているのもいいし、載ってないけど面白い作品もあるよーと、子どもたちに伝えていきたいなぁ、いや伝えていかなきゃ「やばい!」と思いました。
館内は、行列ができることを想定して作品が配置してありました。「ゆっくりあるきながら、お進みくださーい」と係の方の声。特に鳥獣戯画の甲巻の前で立ち止まろうものなら、やんわりと先に行くように進められます。大変な人数をさばくには仕方ないよなぁと、思いながらも、ちょっともやもやしていました。でも、本物をみると、長い年月をこえてきた(もちろん修復をされながら)和紙の強さと美しさ、墨の線の多彩さの前に、細かいもやもやは飛んでいきました。でも、なんで蛙と兎なんだろう?どうしてこんなことを描いたんだろう?お土産に買った、甲巻のミニ絵巻をくるくる楽しみながら、考え続けていこうと思います。京都国立博物館の特別展覧会「修理完成記念 国宝 鳥獣戯画と高山寺」は11月24日までです。
さて、午後は本命の京都造形芸術大学へ。造形大には何度か来させてもらっているのですが、いつもホスピタリティと明るさにあふれています!おやつとコーヒーを頂いて、福先生のお話を聴きました。私は、福先生の「アート」と「恋」のお話が好きです。
・あなた(作品)を→私(鑑賞者)がみて→恋(アート)が生まれる
・なぞがあるから、考え続ける。満たされないから、考え続ける。(例、恋すると「あなたのことをもっと知りたい」ってなりますね)。
・コミュニケーションにも芸術にも一つの正解はない。
・コミュニケーションを先に進めることができるときは、そこに様々な解釈が許されているとき。解釈はひとの数だけある。
・絵の中に描かれたもの→何かの「象徴」「主張」「概念」である可能性
これから、鑑賞者に期待されることとして次の4つのことをおっしゃいました。
1、 意識をもってすみずみまでみる。
2、 直感を大切にする。その根拠を作品の中に見つけ出す。
3、 心にわきあがる感情や疑問を的確な言葉にして、グループの人たちに伝える。
4、 他の人の意見に、耳を傾ける。意識をもってきく。
また、ACOPを経験した学生さんのことばも、いくつか紹介されました。その中で私の胸にぐっときたのは、次のことばでした。
・私がしていたのは「対話」ではなくて「応答」だ。「対話」をするには「思いやり」が必要だ。
自分のナビや日頃のコミュニケーションをふりかえると、「応答」が多く「対話」になっていなかったんじゃないかと思いました。そして、造形大に来るとホスピタリティにあふれていると感じるのは、もう既に「対話」が始まっている、「対話」の準備ができているのかもしれないと思いました。
さてさて、私のACOP鑑賞デビューは11月16日です。どんな作品をみることができるのか?どんな疑問をもったり、発見をしたりできるのか?今からとても楽しみです。
ACOP説明会後は、もう一度京都国立博物館へ。平成知新館 オープン記念展「京(みやこ)へのいざない」を駆け足でみました。閉館時間になり外に出ると、京都タワーがにょきっと立っていました。今回、0泊の京都小旅行でした。ありがとう京都、また来ますからね!
11月から始まる京都造形芸術大学でのACOPのミーティングに金谷会員が出かけてきました。夜行バス往復の0泊という強行軍ですが、内容は充実してますね。紅葉の秋は繁喫してないようですが、芸術の秋は堪能してますね!!さすが「みるみる会員」です。
では、レポートです!!
こんにちは、みるみるの金谷です。10月25日に、京都へ行ってきました。京都造形芸術大学で行われる、ACOP鑑賞会の説明会に参加するためです。実は私、11月から12月にかけて合計3回行われるACOPに、鑑賞ボランティアとして参加します。いつもみるみるの活動を応援してくださっている、アートプロデュース学科長の福先生をはじめ、伊達先生や岡崎先生、夏の研修会に来ていただいた北野先生にお会いできるというのも、とても楽しみです。
京都には朝早く着いたので(説明会は午後から)、鳥獣人物戯画をみに「国宝 鳥獣戯画と高山寺」展を行っている京都国立博物館へ。開館1時間前で既に行列ができていたので、すぐに私もその一人となりました。入館前に係の方から「鳥獣戯画は待ち時間が発生すると思われますので、先にご覧ください」とのこと。また、行列に並んでいる方から「教科書に載ってたやつ、本物に会えるね!」という声も。それを聞きながら、教科書に載っているって、なんて大きいのだろうと思いました。教科書に載っているのもいいし、載ってないけど面白い作品もあるよーと、子どもたちに伝えていきたいなぁ、いや伝えていかなきゃ「やばい!」と思いました。
館内は、行列ができることを想定して作品が配置してありました。「ゆっくりあるきながら、お進みくださーい」と係の方の声。特に鳥獣戯画の甲巻の前で立ち止まろうものなら、やんわりと先に行くように進められます。大変な人数をさばくには仕方ないよなぁと、思いながらも、ちょっともやもやしていました。でも、本物をみると、長い年月をこえてきた(もちろん修復をされながら)和紙の強さと美しさ、墨の線の多彩さの前に、細かいもやもやは飛んでいきました。でも、なんで蛙と兎なんだろう?どうしてこんなことを描いたんだろう?お土産に買った、甲巻のミニ絵巻をくるくる楽しみながら、考え続けていこうと思います。京都国立博物館の特別展覧会「修理完成記念 国宝 鳥獣戯画と高山寺」は11月24日までです。
さて、午後は本命の京都造形芸術大学へ。造形大には何度か来させてもらっているのですが、いつもホスピタリティと明るさにあふれています!おやつとコーヒーを頂いて、福先生のお話を聴きました。私は、福先生の「アート」と「恋」のお話が好きです。
・あなた(作品)を→私(鑑賞者)がみて→恋(アート)が生まれる
・なぞがあるから、考え続ける。満たされないから、考え続ける。(例、恋すると「あなたのことをもっと知りたい」ってなりますね)。
・コミュニケーションにも芸術にも一つの正解はない。
・コミュニケーションを先に進めることができるときは、そこに様々な解釈が許されているとき。解釈はひとの数だけある。
・絵の中に描かれたもの→何かの「象徴」「主張」「概念」である可能性
これから、鑑賞者に期待されることとして次の4つのことをおっしゃいました。
1、 意識をもってすみずみまでみる。
2、 直感を大切にする。その根拠を作品の中に見つけ出す。
3、 心にわきあがる感情や疑問を的確な言葉にして、グループの人たちに伝える。
4、 他の人の意見に、耳を傾ける。意識をもってきく。
また、ACOPを経験した学生さんのことばも、いくつか紹介されました。その中で私の胸にぐっときたのは、次のことばでした。
・私がしていたのは「対話」ではなくて「応答」だ。「対話」をするには「思いやり」が必要だ。
自分のナビや日頃のコミュニケーションをふりかえると、「応答」が多く「対話」になっていなかったんじゃないかと思いました。そして、造形大に来るとホスピタリティにあふれていると感じるのは、もう既に「対話」が始まっている、「対話」の準備ができているのかもしれないと思いました。
さてさて、私のACOP鑑賞デビューは11月16日です。どんな作品をみることができるのか?どんな疑問をもったり、発見をしたりできるのか?今からとても楽しみです。
ACOP説明会後は、もう一度京都国立博物館へ。平成知新館 オープン記念展「京(みやこ)へのいざない」を駆け足でみました。閉館時間になり外に出ると、京都タワーがにょきっと立っていました。今回、0泊の京都小旅行でした。ありがとう京都、また来ますからね!