山小屋の朝は早い。早朝のシャッターチャンスを狙う写真愛好家が3時頃からガサゴソやっているので、こちらもたまらず目が覚める。せっかくだからと4時過ぎに外に出ると、あたりは一面の霧。霧の中の湿原に歩き出し、ふと後ろを振り向くと、明るくなりつつある東の空に、昨日は雲に包まれて姿を見せなかった燧ケ岳が巨大なシルエットを垣間見せる。あわててシャッターを切るが、次の瞬間には再び霧に包まれる。名残惜しいが、一瞬でも垣間見せてくれたことに感動!
長沢新道方面の水芭蕉群落に向かうと、霧の湿原の中、リュウキンカと水芭蕉が一面に咲き誇る。近くの森で啼くカッコウの声を聞きながら、しばし呆然と見とれる。
朝食後歩き始める頃には、晴天の下、至仏山も燧ケ岳もその全容を見せてくれた。青い空の下、至仏山に向かって歩く。ヘビやカエル、イモリや小鳥のほか、ミツガシワ、ニッコウキスゲの枯れた跡などを眺めつつ、素晴らしい風景の中ひたすら歩くのが気持ちよい。
この気持ちよい風景を守りたい、そしてまた訪れたいと思うのに十分な自然の演出だった。
長沢新道方面の水芭蕉群落に向かうと、霧の湿原の中、リュウキンカと水芭蕉が一面に咲き誇る。近くの森で啼くカッコウの声を聞きながら、しばし呆然と見とれる。
朝食後歩き始める頃には、晴天の下、至仏山も燧ケ岳もその全容を見せてくれた。青い空の下、至仏山に向かって歩く。ヘビやカエル、イモリや小鳥のほか、ミツガシワ、ニッコウキスゲの枯れた跡などを眺めつつ、素晴らしい風景の中ひたすら歩くのが気持ちよい。
この気持ちよい風景を守りたい、そしてまた訪れたいと思うのに十分な自然の演出だった。