「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

金武の観音寺

2008年05月20日 | 沖縄の旅案内
格式高い琉球八社の一つ、金武の観音寺鍾乳洞に行った。

静かな境内に入るとこじんまりとした本殿があり、心静かにお参りができる雰囲気。線香を上げるところをふと見ると、「(普通の線香が5本くらい横に繋がった形の)沖縄線香は火力が強いので点火して使わないでください。」という沖縄ならではの注意書きがあり、微笑ましい。しかし、点火せずに線香を使う人がいるのだろうか・・・?

線香台の隣には、おみくじ20円とある。物価が20年くらいさかのぼった感じ。これはお手軽、と思って引いてみたら、なんと裏に英訳が書いてある。さすが米軍基地に隣接する街。おみくじまでチャンプルー文化を表している。

このお寺が有名なのは、境内にある鍾乳洞で金武酒造の泡盛が熟成させられていること。1万円で5年間貯蔵してくれて、古酒になったものを送ってくれるサービスがある。この鍾乳洞こそが琉球八社の金武宮として祀られているものだが、いまやすっかり中は泡盛に占拠されている。ざっと4000~5000本はあると思われる。

きっと沖縄の神様だから神様もお酒好きで、さぞかし喜んでいるだろうな。