さだまさし原作で福井が舞台の映画「サクラサク」が、先行上映されたので見に行きました。
仕事優先で家庭を顧みなかったサラリーマンをとりまく、認知症の症状が出た親とバラバラになりかけた家族の物語です。一家で旅を続けるうちに、福井の「古き良きニッポン」、「どこか懐かしい田舎の小さな町」といった風景に癒され、家族の絆を取り戻していく様子が描かれています。
平泉寺白山神社で勝山左議長ばやしが演じられるシーンや、朝倉氏遺跡で花嫁行列が行われるシーンは、福井の美しい歴史風景の象徴のようにも見えます。
一方、物語後半の舞台となっている美浜町は、何の変哲もない海辺の小さい町の生活風景が描かれています。先日、仕事で美浜町に行った際、そのロケ地も見てきました。
まずは、さだまさしのお父さんが住んでいて物語のクライマックスの舞台にもなっている瑞林寺。早瀬の集落の入り組んだところにひっそりと立っています。夕方、本堂を勝手に開けてお参りしていたら、住職さんとお話しできました。映画で改めてこの地のよさを実感した一方、一時的なブームで終わることを懸念されている向きもありました。
また、その近くの漁港では、主人公の緒方直人が海に飛び込む歩道橋がありました。
たまたま、ここでは、海から立ち上って途中で消える鮮やかな虹も見ることができました。
そして、その夜は、常神半島の民宿で美味しい魚介をいただきました。ヒラメの造り、イカのつくり、ゆでかには4人で一匹
若狭ふぐのひれを若狭特産の梅で和えたものや、梅干しのてんぷら、たこめし、土瓶蒸しと、いろんなものをお腹いっぱいいただきました。
朝食も、皇室に献上される若狭がれいの干物をいただき、大満足でした。(和風民宿ですが、朝食後のコーヒーが嬉しい。。。)