スローを実践する人々を訪ねて～STARNET

スローな暮らしや仕事を実践する人々を訪ねるイベント。参加者は、ナマケモノ倶楽部やスロービジネススクールのメンバーを中心に9人。

まずは、栃木県益子のオーガニックカフェ・STARNETへ。スタイリッシュな空間と、地元のオーガニック食材を利用したスローフードが心地よく味わえる。

今回は、そのオーナーとして「現代農業増刊号・懐かしい未来へ」等でも紹介されているデザイナーの馬場さんに、カフェを作るに至った沿革や現在の想い（http://www.shobunsha.co.jp/html/tyosya/tyosya-2k5-06.html）について、
お話を伺う。


若いうちからデザインの世界で成功された馬場さんは、地域の自然と人とのつながりのなかで暮らしを紡ぎ出そうと里山に居を構え、カフェや身近な素材を使ったデザインを通して、それらを発信している。

衣食住という基本の暮らしを自らきちんと創りだすこと、
情報に振り回されず（時にはリスクを犯して）とにかくやってみること、
その過程で地域とのつながり、人とのつながりを重んじること。。。

優しい表情でお話してくれる馬場さんは、ご自分の信念を、暮らしや仕事のデザインを通して体現してきた方であり、上記のメッセージが、穏やかながら力強く心に響く。そして、そのような暮らしと仕事の仕方がとても格好良く、魅力的である。

ハーレー（海神祭）

ユッカヌヒー（旧暦5月4日）と言えば、沖縄ではハーレーという伝統的な手漕ぎボートレースの日。学校が休みになるほどの盛り上がりを見せる糸満を中心に、各地の港町で古くからの祭事として執り行われる。（台湾、中国南部でも見られる）

念願の祭りを見るべく、この日にあわせて休みを取り、沖縄へ行った。
前日から新聞の告知欄やテレビのニュースでも頻繁に取り上げられる。

いよいよ当日。早朝から、宮古在住の知人は、この日は特別な日だからと言って、
先祖、亡くした連れ合い、家の神様にお供えを捧げ、海の安全と家族の安全を祈願する。

集落の拝所に酒や供物を捧げ海の安全と大漁・豊作を祈願した後、８:３０頃からボートレースが始まる。選ばれた漕ぎ手によって800ｍほどの距離を往復する、神様に捧げる御願ハーレー、職場の仲間や友人同士で参加する職域ハーレーは一着になると賞金がもらえることもあり、すごい迫力。合間に、中学生が授業の一環としてクラスごとに参加している。観客も、集落中の殆ど全員かと思われるほどのオジイ・オバアが総出で声援を送っている。なんともほほえましい光景。

一方で、海辺の片隅では、白装束を着たノロが、線香やあの世のお金を焼いて祈りを捧げている。まさに、伝統行事や地域集落一体となって楽しむイベントが生活の中に息づいていることを実感できた。やはり祭りはいいねえ。。。そして、こういう祭りが普通に息づいているオキナワが好き♪

大神島

神の島、大神島に行った。宮古島の畑の中にある分かりにくい道を行き、島尻港から15分ほどで大神島へ。人口50～60人、小中学校が一つ（小学生はいないので休校中、中学生二人）、島唯一の商店はオバアが高齢のため廃業、というちっぽけな島。

ハイビスカスがひっそりとあたりに咲き誇る小さな港につくと、目の前が学校・公民館。その脇の道（メインストリート!）を上っていくと、100ｍくらいの間に家が20戸ほど立ち並び、終点に井戸があり、遠見台への急な階段が続く。ただそれだけ。

階段の終点は小高い見晴台で、宮古島、池間島にかかる池間大橋、はるか向こうに伊良部島が見える。これは絶景。

見晴台の麓にある岩には、がじゅまるが絡み付いており、神の島らしくいかにも神聖な様子。写真を撮るのは憚られたが、一緒にいた地元のオバアは、「昔はこの岩に乗ってよく遊んだのにねえ・・・」

誰もいない海辺では、ガラスの破片をちりばめたかのうように、ルリスズメダイが青色に光り輝く。

小さな旅で遥かな気分が味わえた。

究極？の沖縄そば

雨の那覇。渡名喜島にもいけずやることがないので市街散策。
ネットで見つけて気になっていた「若狭パーラー」のそばを食いに行った。

若狭の住宅街を歩いていくと、ラブホテルの怪しい看板が立ち並んで来る少し前、
住宅街の真ん中にパーラーを発見。

そば特集で紹介されていなければ絶対に引いてしまいそうな外観だが、
特にやることもないし朝食を食っていないので思い切って豚肉そば400円を注文。

ふーちばーの香りたっぷり、豚肉たっぷりのそばは「絶品！」
というほどのことはないが、なかなか特徴的。
生卵そば、玉子焼きそばというのも気になるが・・・。

まあ、この店はなんと言ってもシチュエーションでしょう！
住宅街のオアシスみたいな感じ♪