一人旅に行ってきました。
本当は4月に行きたかったのですが、雨ばかりで5月になりました。
雨は、今回の旅行ではどうしてもダメな理由がありました。
和歌山は串本にある無量寺の長沢芦雪の虎の絵を見たかったからです。
虎の絵は元は本堂の障壁画だったのですが、今は傷まないように収蔵庫に保管されていて、その収蔵庫は雨の日は開かないからです。
当初の計画通り、9時21分天王寺発新宮行の特急くろしお3号に乗車。
平日だったので自由席にしました。自由席で正解でした。空いてたし、最初、進行方向に向かって左側に座ったのですが、日が当たるし海が見えないので途中から右側に席替えしました。
指定席だと、空いていても席替えは難しかったかも。途中の駅で乗ってくる人もいるし。
紀勢線の串本辺りの海、景勝地です。もっとも、南海トラフが来れば15分も経たずに津波が来る所。
もし今、津波が来たらどうやって逃げるか脳内でシミュレーション。左側がすぐ山みたいな所が多く、列車を降りて、そこを駆け上るしかない・・・。
12時23分に串本着。10分ほど歩いて無量寺に付きました。途中、道を尋ねること2回。
無量寺にある応挙芦雪館は、町の人達の尽力で設立された日本一小さな美術館です。
1707年地震に続く大津波で全壊流出した無量寺。その再建(1786年)に際し、本堂の障壁画を丸山応挙に依頼したところ、応挙はその仕事を弟子の長沢芦雪に命じて障壁画が描かれたとのこと。
有名なのは虎の絵です(パンフレットの写真)。
この絵、障壁の裏側の絵を見ると、池の鮎を子猫が覗いていて、表の虎は鮎から見た子猫の絵だという説があるとか。そう思って見ると猫としか見えない。
もう一つ、鶴の絵もあったのですが、飛んでいる絵は首をs字に曲げていて、鷺の飛び方。鶴は首を伸ばして飛ぶ筈。
虎は子猫で鶴は鷺???
収蔵庫は頑丈そうな鉄筋の建物なので「津波が来ても大丈夫なんですか?}とお聞きしたところ、「4年前の東北クラスの地震が来たらダメでしょう」とのことでした。
私がいる間、来館者は私を含め3人でした。
見終わって、JR串本駅に戻って、今度は14時14分発の新宮行、特急くろしお9号に乗車。
14時59分に新宮着。
駅内にある観光案内所で、今から新宮の熊野速玉大社にお参りして、15時55分発の熊野本宮行バスに間に合うか聞いたところ「余裕です」との返事。駅から速玉大社まで歩いて20分ということなのでタクシーで行くと言うと「タクシー?}と、『どうして歩いていかないの』みたいな言い方。自慢じゃないけど、私、方向音痴なんです。そこは手堅くタクシーで行きました。
なんだか華やかで若々しい雰囲気のお宮です。
境内にあった梛(ナギ)の大木。
梛は神聖な木ということで神社にはよく植えられています。
槇(マキ)科の木で、葉は槇に似ています。
以前に聞いた話では、梛の木の葉を鏡の裏に張り付けておくと恋が叶うとか。
でも、ここの梛の木はあまりにも大きすぎて葉っぱに手が届きません。だから葉を持ち帰ることも不可能。やっちゃいけないし、そんなもん、今更いりませんが。
新宮の駅前発のバスは、速玉大社の近くにも止まるので、そこから15時59分頃バスに乗り、一路、宿のある湯の峰温泉へ。
バス道路は熊野川沿いにあって、右側は熊野川です。最初、左側に座ったのですが、川が見たくて右側席に移動。バスに揺られること1時間あまり。17時04分、湯の峰温泉に到着。
②に続きます。
本当は4月に行きたかったのですが、雨ばかりで5月になりました。
雨は、今回の旅行ではどうしてもダメな理由がありました。
和歌山は串本にある無量寺の長沢芦雪の虎の絵を見たかったからです。
虎の絵は元は本堂の障壁画だったのですが、今は傷まないように収蔵庫に保管されていて、その収蔵庫は雨の日は開かないからです。
当初の計画通り、9時21分天王寺発新宮行の特急くろしお3号に乗車。
平日だったので自由席にしました。自由席で正解でした。空いてたし、最初、進行方向に向かって左側に座ったのですが、日が当たるし海が見えないので途中から右側に席替えしました。
指定席だと、空いていても席替えは難しかったかも。途中の駅で乗ってくる人もいるし。
紀勢線の串本辺りの海、景勝地です。もっとも、南海トラフが来れば15分も経たずに津波が来る所。
もし今、津波が来たらどうやって逃げるか脳内でシミュレーション。左側がすぐ山みたいな所が多く、列車を降りて、そこを駆け上るしかない・・・。
12時23分に串本着。10分ほど歩いて無量寺に付きました。途中、道を尋ねること2回。
無量寺にある応挙芦雪館は、町の人達の尽力で設立された日本一小さな美術館です。
1707年地震に続く大津波で全壊流出した無量寺。その再建(1786年)に際し、本堂の障壁画を丸山応挙に依頼したところ、応挙はその仕事を弟子の長沢芦雪に命じて障壁画が描かれたとのこと。
有名なのは虎の絵です(パンフレットの写真)。
この絵、障壁の裏側の絵を見ると、池の鮎を子猫が覗いていて、表の虎は鮎から見た子猫の絵だという説があるとか。そう思って見ると猫としか見えない。
もう一つ、鶴の絵もあったのですが、飛んでいる絵は首をs字に曲げていて、鷺の飛び方。鶴は首を伸ばして飛ぶ筈。
虎は子猫で鶴は鷺???
収蔵庫は頑丈そうな鉄筋の建物なので「津波が来ても大丈夫なんですか?}とお聞きしたところ、「4年前の東北クラスの地震が来たらダメでしょう」とのことでした。
私がいる間、来館者は私を含め3人でした。
見終わって、JR串本駅に戻って、今度は14時14分発の新宮行、特急くろしお9号に乗車。
14時59分に新宮着。
駅内にある観光案内所で、今から新宮の熊野速玉大社にお参りして、15時55分発の熊野本宮行バスに間に合うか聞いたところ「余裕です」との返事。駅から速玉大社まで歩いて20分ということなのでタクシーで行くと言うと「タクシー?}と、『どうして歩いていかないの』みたいな言い方。自慢じゃないけど、私、方向音痴なんです。そこは手堅くタクシーで行きました。
なんだか華やかで若々しい雰囲気のお宮です。
境内にあった梛(ナギ)の大木。
梛は神聖な木ということで神社にはよく植えられています。
槇(マキ)科の木で、葉は槇に似ています。
以前に聞いた話では、梛の木の葉を鏡の裏に張り付けておくと恋が叶うとか。
でも、ここの梛の木はあまりにも大きすぎて葉っぱに手が届きません。だから葉を持ち帰ることも不可能。やっちゃいけないし、そんなもん、今更いりませんが。
新宮の駅前発のバスは、速玉大社の近くにも止まるので、そこから15時59分頃バスに乗り、一路、宿のある湯の峰温泉へ。
バス道路は熊野川沿いにあって、右側は熊野川です。最初、左側に座ったのですが、川が見たくて右側席に移動。バスに揺られること1時間あまり。17時04分、湯の峰温泉に到着。
②に続きます。