緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

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ボランティア その後

2015年07月20日 | ボランティア
市の文化財収蔵館で、子供たちに昔の暮らしを体験してもらうボランティアをこの5月から始めていました。

体験してもらう一つは機織りです。その為に綿を種から育てています。
収蔵館の圃場でも育てているのですが、ボランティアが種を持ち帰って家でも育てています。

私も育てているのですが、苦戦しています。虫が付くのです。



小さなハバチの幼虫らしいのですが、葉を食い荒らし、くるくると巻いてその中で蛹になろうとします。見つけると潰すのですが、次から次へです。

殺虫剤を撒いたりもしたのですが、雨で流れるのか効果がありません。
蕾も出てきたので、殺虫剤を撒くと出来上がった綿に殺虫剤が付きそうで、それもできません。手で取るだけです。

収蔵館の圃場の綿には、虫がついていません。日当たりも、風通しも良いからではないかと思います。
というのも、我が家の庭は日当たりも、風通しも悪いのです。
おまけに雨の日が続きました。

気が付いたら、今年の我が家の庭は、虫が凄いです。
いつもは虫など付かないコデマリや七色ランタナの葉までやられています。それはハバチではなく、カメムシの食害のようです。

自宅での綿育ての方はともかく、機織りの方はボツボツ習っています。
自分が出来なければ子供たちに教えられないのですから、私も真剣です。

収蔵館にある織機は色々なのですが、その内の一つです。



私が織った最初の作品。



習作ですが、コースターです。

圃場では藍も育てていて、夏場には藍染の研修も始まるみたいです。

収蔵館では機織りや染めの体験だけではなく、お城のクラフト製作もあります。
明治の初期に壊してしまった、市にあったお城がモデルです。



明治政府は、日本の各地にあったお城を取り壊すようにお触れを出したのですが、その時に取り壊されてしまったのです。

これも市の歴史の一つとして、子供たちに作ってもらうのですが、お手伝いするボランティアも一度は自分で作ってみるわけです。(写真は私が作ったもの)

今は織機を使わずに織る原始機を習っています。
弥生時代に織られていた手法ですが、とても難しいのです。

弥生時代の人は偉かったって、肌で分かります。