緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

エッセイとフォト

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奈良で撮影会

2018年07月03日 | 写真
この暑いのに奈良に出掛けました。
カメラ教室の時の班仲間と撮影会です。
とにかく蒸し暑かったです。

鹿さんをじっくり撮りました。
よく見ると可愛い。

鹿園で子鹿の公開をしていて、そこに行きました。

鹿園では怪我をして普通に生活できない鹿などを保護しているのですが、妊娠している鹿も保護し、子鹿が少し大きくなる7月半ばくらいまでそこで暮らすのだそうです。
母鹿は気が立っているので人との間のトラブルを避ける為だそうです。

子鹿の公開は6月末日まで、私達が行ったのは公開最終日でした。
おっぱいを飲む子鹿です。




よく見ていると、子鹿は自分のお母さんの鹿からだけお乳をもらうのではなさそうです。
鹿園にいる大人の鹿は授乳中の雌鹿ばかりですので、あちこちでお乳をもらっているみたいでした。

鹿園見学の後はお昼ごはんを食べ、それから春日大社へ。
もちろん鹿はあちこちにいます。

今の時期、雄鹿は立派な角を持っていて、ちよっと恐かったです。
お土産店の中まで入り込む雄鹿です。

これは雄鹿と子鹿のツーショット。

妊娠している雌鹿はすべて鹿園に収容されるわけではなく、外で子供を産み育てる雌鹿もいるとのこと。
この子鹿は鹿園の外で生まれた子鹿みたいです。
お父さん鹿かどうかは分かりませんが、同じ群の雄鹿と一緒に歩いていました。

春日大社に行きました。

藤の花の髪飾りを付けた巫女さんです。


春日大社は藤原氏の神社で、藤原というだけあって、藤の木を大切にすると聞いたことがあります。
藤の木は他の木にまきついて枯らしてしまうので、通常ならば伐採の対象なのですが、奈良では刈られず置いておかれるとか。
髪飾りが藤なのも所縁があるからでしょうか。

春日大社には藤棚もありました。
藤棚からはミストが噴き出すようにしていました。

春日大社で忙しく働いている人達は巫女さんだけでなく、皆さん意外と若かったです。



真っ白な狩衣が涼し気でした。(実際は蒸し暑かったと思います。)

それから東大寺の三月堂、二月堂と廻ったのですが、とにかく蒸し暑くて体中汗でペトペト。
それだけでも気持ち悪い状態。色々写真は撮りましたが気合が入りません。

二月堂から大仏殿を望む外国人観光客です。


ソフトクリームを食べて一息いれたところで次なる目的地、元興寺へタクシーで行きました。
元興寺はとても古い歴史のあるお寺です。詳しくはこちら

庭には石仏がいっぱい。

ボランティアの人の説明によれば、明治初期の廃仏毀釈の時、壊されそうになっていた野や町中の石仏を人々が元興寺に持ってきて守ったのだそうです。

日本中を吹き荒れたという廃仏毀釈を知ると、明治維新はとかく美化されていますが、その精神構造には病的なものがあったということが分かります。

元興寺の石仏達は今は花に埋もれています。







この後は近くの奈良町を通り抜けて帰りました。

奈良町で見つけた荒物屋の店先です。
懐かしい物でいっぱいでした。


奈良は魅力のある街で、散策はしたいのですが盆地特有の蒸し暑さには参りました。
今度行くとしたら季節の良い時ですね。