蝉に結ぶといっても、さすがに私も還暦を過ぎていますので、蝉に紐を結んで飛ばして遊ぶ話ではありません。
お茶の先生宅でのお稽古で、セミがどうとかという話になり、何のことか分からなかったのですが、教えてもらったのが袱紗(ふくさ)を蝉に結ぶやり方。
袱紗というのはお茶を点てる人が帯の左に挟んでいる朱色の布のこと。
それで棗や茶杓を拭くのですが。
夏場、平水指という口の広い大きめの水指を使う時、普通の水指の場合のように水次やかんで水指に水を注ぐということがないようです。
でも、4,5人お稽古した後だと、水が少なくなって、水次やかんで水を注ぐことになり、その時に水指の蓋の上に置いておくのが蝉結びした袱紗なんだそうです。
これです。

蝉に見えるでしょうか。
家に帰って、相当に練習して結びました。
ひょっとしたら結び方を間違っているかもしれません。
茶道では、夏は夏らしくなので、平水指も江戸切子というガラス製。
そこに水が張られているのでやはり涼し気です。
蓋置の方は薩摩切子で、いつも対にして使っているとのこと。
お茶碗も平茶碗という絵柄も涼し気なもの。
外ではしきりと油蝉が鳴いていて、そんな中で蝉結びです。
一種贅沢な遊びの世界かもしれません。
でも茶室の中は戦国時代以前から謀議密議が諮られる場でもありました。
この日も謀議密議というほどではありませんが、誰かが吉村知事の話をしました。
最初に断わっておくと、先生を含め、その場の人は皆さん吉村知事推しです。
東京周辺の人みたいに、今回のことで小躍りして喜んではいません。
で、吉村知事の話をした人曰く「吉村知事はイソジンが新型コロナウィルスの予防になるなんて言っていませんでした」と。
そうなんです。
私も会見はテレビで見てましたが、「予防になる」とも「さあ皆さんイソジンでうがいしましょう」的な、闇雲に使用を勧めるようなことも言っていませんでした。
私が理解できた限りでも、とても限定された使用の仕方だったのです。
でもメディアもネットも彼が「予防になる」と言ったことが既定の事実みたいな報道の仕方。
人気のある吉村知事をここで叩いておかなくては、という思惑がミエミエ。
ネットはともかくメディアが、公共の電波使って言ってもいないことを言ったように扱うのはどうなのか。
当初の会見も誤解されるように編集されて、何度も流されて。
相手が誰であれ、事実と異なることを言い立てて叩いたりすることは醜悪です。
ただ、別の一人の女性は、会見が始まってすぐに、イソジンを買いに走ったそうです。
会見を最後まで見ることもなく、「私が日本で一番早く買いに行っている」と思いながら(笑)。
でもその時すでに売り切れだったそうです。
その時以前に会見は放映されていたようです。
実は私も会見が始まって30秒くらいは『こんなこと言ったらイソジンが売り切れになるのでは?』と思ったのです。
でも会見を最後まで見ていたら買いにいくなんて思いもよりませんでした。
買いに走った人は会見を最後まで見ていなかったか、もしくは会見の内容を理解できなかったのではないでしょうか。
論語に「民はよらしむべし。知らしむべからず」というのがあります。
吉村知事はフルオープンで何でも言いたいみたいですが最低限のことも理解できない人はいます。
どんな研究がなされていて、どの程度の進捗状況なのか、私だって知りたいです。
お茶の先生は「何にも言ってくれないより何でも言ってくれる方がいい」と言ってましたが、どのタイミングで言うかはやはり難しそうです。
お茶の先生宅でのお稽古で、セミがどうとかという話になり、何のことか分からなかったのですが、教えてもらったのが袱紗(ふくさ)を蝉に結ぶやり方。
袱紗というのはお茶を点てる人が帯の左に挟んでいる朱色の布のこと。
それで棗や茶杓を拭くのですが。
夏場、平水指という口の広い大きめの水指を使う時、普通の水指の場合のように水次やかんで水指に水を注ぐということがないようです。
でも、4,5人お稽古した後だと、水が少なくなって、水次やかんで水を注ぐことになり、その時に水指の蓋の上に置いておくのが蝉結びした袱紗なんだそうです。
これです。

蝉に見えるでしょうか。
家に帰って、相当に練習して結びました。
ひょっとしたら結び方を間違っているかもしれません。
茶道では、夏は夏らしくなので、平水指も江戸切子というガラス製。
そこに水が張られているのでやはり涼し気です。
蓋置の方は薩摩切子で、いつも対にして使っているとのこと。
お茶碗も平茶碗という絵柄も涼し気なもの。
外ではしきりと油蝉が鳴いていて、そんな中で蝉結びです。
一種贅沢な遊びの世界かもしれません。
でも茶室の中は戦国時代以前から謀議密議が諮られる場でもありました。
この日も謀議密議というほどではありませんが、誰かが吉村知事の話をしました。
最初に断わっておくと、先生を含め、その場の人は皆さん吉村知事推しです。
東京周辺の人みたいに、今回のことで小躍りして喜んではいません。
で、吉村知事の話をした人曰く「吉村知事はイソジンが新型コロナウィルスの予防になるなんて言っていませんでした」と。
そうなんです。
私も会見はテレビで見てましたが、「予防になる」とも「さあ皆さんイソジンでうがいしましょう」的な、闇雲に使用を勧めるようなことも言っていませんでした。
私が理解できた限りでも、とても限定された使用の仕方だったのです。
でもメディアもネットも彼が「予防になる」と言ったことが既定の事実みたいな報道の仕方。
人気のある吉村知事をここで叩いておかなくては、という思惑がミエミエ。
ネットはともかくメディアが、公共の電波使って言ってもいないことを言ったように扱うのはどうなのか。
当初の会見も誤解されるように編集されて、何度も流されて。
相手が誰であれ、事実と異なることを言い立てて叩いたりすることは醜悪です。
ただ、別の一人の女性は、会見が始まってすぐに、イソジンを買いに走ったそうです。
会見を最後まで見ることもなく、「私が日本で一番早く買いに行っている」と思いながら(笑)。
でもその時すでに売り切れだったそうです。
その時以前に会見は放映されていたようです。
実は私も会見が始まって30秒くらいは『こんなこと言ったらイソジンが売り切れになるのでは?』と思ったのです。
でも会見を最後まで見ていたら買いにいくなんて思いもよりませんでした。
買いに走った人は会見を最後まで見ていなかったか、もしくは会見の内容を理解できなかったのではないでしょうか。
論語に「民はよらしむべし。知らしむべからず」というのがあります。
吉村知事はフルオープンで何でも言いたいみたいですが最低限のことも理解できない人はいます。
どんな研究がなされていて、どの程度の進捗状況なのか、私だって知りたいです。
お茶の先生は「何にも言ってくれないより何でも言ってくれる方がいい」と言ってましたが、どのタイミングで言うかはやはり難しそうです。