いつもコメントをくださる晴れ後曇り・・さんが、家の写真の背景の刺繍の衝立が気になるみたいなので、全面的に公開します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/a8/fe76254ade43bae3e7f00350b4926746.jpg)
刺繍は母が刺したものですが、表装というのか、衝立に仕立てたのは専門のお店です。木は桜材だと聞いています。
母は一時期、刺繍に凝っていて、座布団カバーから鏡台カバー、掛け軸やら着物の帯まで刺繍で作っていました。
掛け軸も帯も仕立てる時は専門のお店に頼んでました。
ずいぶん昔のことなので、残っているものは少ないです。
母が亡くなった時、母の友人・知人に差し上げてしまったものもあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/71/54b894a7b4a16c1a6941cd479b79282e.jpg)
これは下駄箱の上に敷くもの。今はニャンコが汚すのでしまっています。
近づいて見るとこんなです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/1a/120a75dc98759a3d9c365343ad9e2425.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/ec/f40e856da1f8d7aad5e7becf679ec4f0.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/0a/30b3875f5703027b7c27baf596e6ecae.jpg)
フランス刺繍の多彩なテクニックが使われています。
絵柄自体は母が考えたものではないです。先生の指示で作っていました。
そこが母の限界だったみたいです。
刺繍を見ると、母は何をするにもとても丁寧で、緻密な、家庭的・女性的な人のように思われるかもしれませんが、実際はそうではありませんでした。
どんな人だったかというと、まな板に茸を生やした人です。
まな板でも何でも、ちゃんと洗わないし、汚れたまま放置しているから腐ってそうなるのです。
私がそのまな板を捨てるように何度言っても母はそのまな板を使い続けていました。(茸を生やしたまま!)
私の母に関しては、一事が万事それで、ザツと言おうか、いい加減と言おうか、手抜きできるだけ手抜きする人で、聞けば「うっそーっ!」と言ってのけ反られるエピソードが山ほどあります。
今となったら笑い話ですが、一緒に暮らしていた頃はストレスで、私は休日で家にいると過敏性腸症候群で激しい腹痛から下痢になったくらいです。(茸のせいで下痢になったのではないです!)
心療内科の医師には、過敏性腸症候群の人は学校とか会社とか、家の外でそうなるのに、あなたは休日で家にいるとそうなる、とても珍しいといわれました。
皮肉なことに、ある日、母が倒れて目が見えなくなり、大腿骨骨折で動くのも不自由になると、私の過敏性腸症候群もピタリと治りました。
家の中のことはすべて私が仕切るようになったからです。
介護は10年近く続きましたが、できる限りのことはしたので、私としては後悔はありません。
母の性格をある程度知っていた母の友人・知人の方々は、形見に母が刺繍したものを差し上げた時、とても驚いていました。
刺繍は、母の思いもよらない一面だったのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/a8/fe76254ade43bae3e7f00350b4926746.jpg)
刺繍は母が刺したものですが、表装というのか、衝立に仕立てたのは専門のお店です。木は桜材だと聞いています。
母は一時期、刺繍に凝っていて、座布団カバーから鏡台カバー、掛け軸やら着物の帯まで刺繍で作っていました。
掛け軸も帯も仕立てる時は専門のお店に頼んでました。
ずいぶん昔のことなので、残っているものは少ないです。
母が亡くなった時、母の友人・知人に差し上げてしまったものもあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/71/54b894a7b4a16c1a6941cd479b79282e.jpg)
これは下駄箱の上に敷くもの。今はニャンコが汚すのでしまっています。
近づいて見るとこんなです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/1a/120a75dc98759a3d9c365343ad9e2425.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/ec/f40e856da1f8d7aad5e7becf679ec4f0.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/0a/30b3875f5703027b7c27baf596e6ecae.jpg)
フランス刺繍の多彩なテクニックが使われています。
絵柄自体は母が考えたものではないです。先生の指示で作っていました。
そこが母の限界だったみたいです。
刺繍を見ると、母は何をするにもとても丁寧で、緻密な、家庭的・女性的な人のように思われるかもしれませんが、実際はそうではありませんでした。
どんな人だったかというと、まな板に茸を生やした人です。
まな板でも何でも、ちゃんと洗わないし、汚れたまま放置しているから腐ってそうなるのです。
私がそのまな板を捨てるように何度言っても母はそのまな板を使い続けていました。(茸を生やしたまま!)
私の母に関しては、一事が万事それで、ザツと言おうか、いい加減と言おうか、手抜きできるだけ手抜きする人で、聞けば「うっそーっ!」と言ってのけ反られるエピソードが山ほどあります。
今となったら笑い話ですが、一緒に暮らしていた頃はストレスで、私は休日で家にいると過敏性腸症候群で激しい腹痛から下痢になったくらいです。(茸のせいで下痢になったのではないです!)
心療内科の医師には、過敏性腸症候群の人は学校とか会社とか、家の外でそうなるのに、あなたは休日で家にいるとそうなる、とても珍しいといわれました。
皮肉なことに、ある日、母が倒れて目が見えなくなり、大腿骨骨折で動くのも不自由になると、私の過敏性腸症候群もピタリと治りました。
家の中のことはすべて私が仕切るようになったからです。
介護は10年近く続きましたが、できる限りのことはしたので、私としては後悔はありません。
母の性格をある程度知っていた母の友人・知人の方々は、形見に母が刺繍したものを差し上げた時、とても驚いていました。
刺繍は、母の思いもよらない一面だったのです。
何故か気になって全部見たかったので「公開ありがとうございます」です。素晴らしいですねぇ~。
亡くなられた後もそのように使ってあげられ、きっとお喜びかと思います。
大作を手掛ける時、家事など後回しになるお気持ち、
私には解ります(笑)。
キノコの絵柄も可愛いですね。
上にビニールをかけて使って上げては?
仕舞い込むのは勿体ないです。
まな板に茸が生えるのは自然素材ですよね。
茸がお好きだったのかしら。
貴女の健康を害することもおありでしたが、今となっては、母上のとの貴重な思い出には宝ではないでしょうか。
まな板に茸ですか( ̄□ ̄;)!!
畳に茸は聞いたことありますが、まな板は初めて聞きました。
お母様、なかなかのツワモノですね。
そんなかたが繊細な刺繍をされる…人間は多面体。
だから面白いとも言えますが、
いやはや、みどりさんもさぞや大変だったことだろうと…お察しします。
着物の柄まで刺繍、すごい力作です
今日行った9/11記念館に刺繍やパッチワークが展示されてました。
哀悼の意を込めてアメリカ全土で作られたとか。
お母様の刺繍は一針ごとにどんな思いが込められたものなんでしょう
母は茸が好きだったわけではないですが、茸の作品、ほかにもあります。デザインしやすいのかな。
母とは喧嘩もしましたが、母の作品は良い思い出ですので、大切に使っていこうと考えています。
他の残っている作品も順次アップしていきますので、楽しみにしてください。
お察しいただき嬉しいです。
母も晩年は穏やかで、良い時を過ごすことができました。
まな板の茸、写真に撮っておけばよかったのですが、当時はデジカメのような手軽なカメラを持ってませんでした。
アメリカでは刺繍やパッチワークには色んな意味が込められると聞いていますが、9.11記念館にも展示されているのですね。
哀悼の意でしょうか。平和への祈りでしょうか。
母の場合はどうだったのか、晩年に聞いてみれば良かったです。
コケかな?
長く使っていると、色々生えてくると思っています。
自然物ですから(ハハハ!)
素敵なお母さんですね。
私はおおざっぱな人が好きです。
緑色のものは多分カビではないでしょうか。
我が家のまな板は茸だけでなく、黒いカビも生えていました。
両者の違いは、茸は立体的、カビは平面的?
コケも茸ほどではないですが立体的?
確かに、色々生えてきます(笑)
私の友人にもおおざっぱな人が好きという人がいて、母がまな板に茸を生やした話をしたら大受けに受けました。
今では笑うしかないですよ。(ケタケタケタ!)
お母様、あの細かい刺繍から想像できないギャップですね。
いやいや笑わせていただきました。
私も大雑把な人好きです…私も同類ですので
でも、まな板に茸は生えていません…今のところ
過敏性腸症候群になるくらいストレスとは大変でしたね。
でも、それも思い出ですね。
聞こえてきそうな衝立の作品、一刺ずつ
丁寧に針を刺して、心のこもった大作ですね。
今にも動き出しそうな、きのこもかわいいです。
時には、何も手に着かなくなるような集中力が
ないと、これほどの作品は仕上がらないのではないかしら・・・。宝物ですね。