←ダマスカス・カイロ2009夏旅行 7、エジプト航空MS721便の機内食(エコノミー)からの続きです
午後5時、シリアの首都ダマスカスの空の玄関、ダマスカス国際空港に到着しました。
ダマスカス空港は首都の国際空港とは言え日本の地方空港程度の規模しかない小さな空港です。どことなく、僕の地元熊本の「阿蘇くまもと空港」にターミナルの雰囲気が似ています。

空港のロビーには巨大なアサド大統領の肖像が掲げられています。
大統領の肖像は、この後も街のいたるところで目にしました。公共の場には必ず飾られています。
アサド大統領はシリア国民からは絶大な支持を得ている世襲のカリスマ政治家(言い方を変えれば2代目の独裁者)だそうです。
さて、初めて訪れる国の空港に着いたら、先ずは銀行で両替して現地通貨を手に入れなくてはなりません。
ダマスカス空港の銀行は、ロビーの小さな詰め所の窓口に「BANK」とプリントしたコピー用紙が貼ってあるだけ。
しかも窓口のおっちゃんは「うん、すまない。ちょっと今、売り上げレシートをプリントしてるんで仕事出来ないんだ。あと10分してからまた来てくれ」とのこと。

現地通貨のシリアポンドが無いと、バスにもタクシーにも乗れません。
仕方がないので、BANKの前に座って待ちます。その間にも、両替待ちの行列が伸びる伸びる。
ロビーには待ちくたびれた子どもが座り込んで遊んでいます。
でも誰も「早くしろ!俺は急いでいるんだ!!」なんて怒り出したりしません。悠々と待ちます。
インシャアッラー…
30分後、やっと売り上げレシートのプリントが終わった窓口で手持ちのUSドルをシリアポンドに替えて(キャッシャーには1万円札も入っていたので、日本円からの両替も問題ないようです)、先ずはタクシーで空港から市内のホテルへと向かいます。
ここで海外旅行での毎度恒例の困った問題、「ぼったくりタクシー対策」を講じなくてはなりません。
空港で客待ちしているのは、メーターを使いたがらない、或いは最初からメーターが付いていないぼったくり前提の雲助タクシーばかりなので、必ず乗車前に運転手とキッチリ交渉して目的地までの料金をしっかり決めておくことが大事なのですが(乗車後に料金を決めようとすると、まあまず間違いなく運転手に強気に出られて泣く泣くぼったくられる羽目になる)、これが実に面倒臭い。
何しろ、こっちは長旅を終えて到着したばかりで疲れているから一刻も早くホテルで休みたいし、現地の物価もよく分からない。
そこで便利なのが、「プリペイド(前払い)タクシー」。市内の各地区毎に料金が決まっていて、乗車前にチケットを購入して利用する明朗会計のタクシーです。
「地球の歩き方 ヨルダン シリア レバノン」にも「交渉がわずらわしいときは、空港内にカウンターのある前払い制タクシーを利用するのもいい」とあったので、早速カウンターを探します。

空港ロビーの到着ゲート側の奥に前払い制タクシーのカウンターを発見。
早速、ダマスカス市内の予約してあるホテルの名を告げると、市内までの料金は1500ポンドとのこと。
何も考えずに言われるまま支払い、ホテルに到着してから気が付いたのですが、これはとんでもないぼったくり価格です!
やられた!!
「地球の歩き方」を読み返してみると、「空港から市内までのタクシー代の相場は500ポンド前後」とあります。
実に相場の3倍も取られた!!
警告!ダマスカス空港の前払い制タクシーのカウンターは外国人旅行者から平気でぼったくります!!
絶対に利用してはいけません!!
僕の隣でタクシーチケットを買っていた白人旅行者は
「ホテルの予約をしていないので、ホテルを紹介して連れて行ってくれ」とか言ってたけど、
彼はどんなホテルをあてがわれた挙句、タクシー代と合わせてどれだけぼったくられたのか気になる…
→ダマスカス・カイロ2009夏旅行 9、ダマスカス市内へに続きます
午後5時、シリアの首都ダマスカスの空の玄関、ダマスカス国際空港に到着しました。
ダマスカス空港は首都の国際空港とは言え日本の地方空港程度の規模しかない小さな空港です。どことなく、僕の地元熊本の「阿蘇くまもと空港」にターミナルの雰囲気が似ています。

空港のロビーには巨大なアサド大統領の肖像が掲げられています。
大統領の肖像は、この後も街のいたるところで目にしました。公共の場には必ず飾られています。
アサド大統領はシリア国民からは絶大な支持を得ている世襲のカリスマ政治家(言い方を変えれば2代目の独裁者)だそうです。
さて、初めて訪れる国の空港に着いたら、先ずは銀行で両替して現地通貨を手に入れなくてはなりません。
ダマスカス空港の銀行は、ロビーの小さな詰め所の窓口に「BANK」とプリントしたコピー用紙が貼ってあるだけ。
しかも窓口のおっちゃんは「うん、すまない。ちょっと今、売り上げレシートをプリントしてるんで仕事出来ないんだ。あと10分してからまた来てくれ」とのこと。

現地通貨のシリアポンドが無いと、バスにもタクシーにも乗れません。
仕方がないので、BANKの前に座って待ちます。その間にも、両替待ちの行列が伸びる伸びる。
ロビーには待ちくたびれた子どもが座り込んで遊んでいます。
でも誰も「早くしろ!俺は急いでいるんだ!!」なんて怒り出したりしません。悠々と待ちます。
インシャアッラー…
30分後、やっと売り上げレシートのプリントが終わった窓口で手持ちのUSドルをシリアポンドに替えて(キャッシャーには1万円札も入っていたので、日本円からの両替も問題ないようです)、先ずはタクシーで空港から市内のホテルへと向かいます。
ここで海外旅行での毎度恒例の困った問題、「ぼったくりタクシー対策」を講じなくてはなりません。
空港で客待ちしているのは、メーターを使いたがらない、或いは最初からメーターが付いていないぼったくり前提の雲助タクシーばかりなので、必ず乗車前に運転手とキッチリ交渉して目的地までの料金をしっかり決めておくことが大事なのですが(乗車後に料金を決めようとすると、まあまず間違いなく運転手に強気に出られて泣く泣くぼったくられる羽目になる)、これが実に面倒臭い。
何しろ、こっちは長旅を終えて到着したばかりで疲れているから一刻も早くホテルで休みたいし、現地の物価もよく分からない。
そこで便利なのが、「プリペイド(前払い)タクシー」。市内の各地区毎に料金が決まっていて、乗車前にチケットを購入して利用する明朗会計のタクシーです。
「地球の歩き方 ヨルダン シリア レバノン」にも「交渉がわずらわしいときは、空港内にカウンターのある前払い制タクシーを利用するのもいい」とあったので、早速カウンターを探します。

空港ロビーの到着ゲート側の奥に前払い制タクシーのカウンターを発見。
早速、ダマスカス市内の予約してあるホテルの名を告げると、市内までの料金は1500ポンドとのこと。
何も考えずに言われるまま支払い、ホテルに到着してから気が付いたのですが、これはとんでもないぼったくり価格です!
やられた!!
「地球の歩き方」を読み返してみると、「空港から市内までのタクシー代の相場は500ポンド前後」とあります。
実に相場の3倍も取られた!!
警告!ダマスカス空港の前払い制タクシーのカウンターは外国人旅行者から平気でぼったくります!!
絶対に利用してはいけません!!
僕の隣でタクシーチケットを買っていた白人旅行者は
「ホテルの予約をしていないので、ホテルを紹介して連れて行ってくれ」とか言ってたけど、
彼はどんなホテルをあてがわれた挙句、タクシー代と合わせてどれだけぼったくられたのか気になる…
→ダマスカス・カイロ2009夏旅行 9、ダマスカス市内へに続きます