明けましておめでとうございます
2012年も天燈茶房TENDANCAFEを宜しくお願いします mitsuto1976
僕は年末年始の休暇はドイツへ旅行していて、昨日帰って来ました。
ドイツ北部、バルト海沿岸にある小さな港町ペーネミュンデ に行ってきたのです。
ここは、実は人類史上に名を残す記念すべき場所。
初めて宇宙空間に到達した人工物である液体燃料ロケットが打ち上げられた場所なのです。
有史以来、人類が空へと伸ばし掲げ続けた手が遂に宇宙へと届いた輝かしい栄光とは裏腹に、ここは永遠の悲劇の始まりの地、原罪の地でもあります。
今日、世界各国で打ち上げられ人類の進歩と平和に貢献している液体燃料ロケットは、第2次世界大戦末期にナチスの報復兵器「V2」としてペーネミュンデで産声を上げたのです…
人類の夢と叡智の結晶が、何故おぞましい殺戮の道具として生み出されなければならなかったのか…?
そのことは、宇宙が好きで宇宙機とそれを飛ばす情熱あふれる人たちが好きな僕の中で常に謎で在り続けてきました。その地へ行けば、何か答えが見えてくるかも知れないと考え続けていました。
でも、何より僕は大好きなロケットが初めて宇宙へ旅立った地を純粋に見てみたかった。
行ってみたかったのです、ペーネミュンデへ。
特に今、僕の周りでもいろいろと気がかりなことがあり、それらのことも彼の地で考えてみたかったのです
念願叶ってペーネミュンデへと旅して感じたことの記録を、これから少しづつ綴っていこうかと思います。
今回も、どうか気長にお付き合い下されば幸いです。