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宇宙の夏、相模原の夏。JAXA相模原キャンパス特別公開2012に行こう!その4:相模原例大祭、2日目!編

2012-08-04 | 宇宙
相模原例大祭、絶賛開催中!!


その3:相模原例大祭、1日目!編からの続き

2012年7月28日

JAXA相模原キャンパス特別公開2012、後半戦の2日目。
今日は朝一番で相模原キャンパス内に入ります。





相模原キャンパスのシンボル、
M-VロケットM-3SIIロケットの周りは記念撮影する来場者で朝から大賑わい。


順番に、展示会場を見て行きましょう。

飛翔体環境試験棟での、人工衛星の熱制御技術展示。

金星探査機「あかつき」で使われた多層断熱材(MLI)のサンプル。


断熱材が何枚も重ねられて、間にメッシュを挟み込んだものもあります。


構造機能試験棟の、宇宙通信の会場で見つけた大型アンテナ“うすださん”の展示。
一見するとおもちゃのようですが、
パラボラが「はやぶさ」(懐中電灯)の光をちゃんと感知してセンサーが反応する優れもの。


太陽発電衛星。
再使用ロケット(RVT)によって低コストで宇宙空間へ運ばれ、超高効率で発電を行い地上に無線送電するというシステム。
これぞ究極のクリーンエネルギー、今後の開発を応援したいプロジェクトです。
毎週毎週「脱原発!」と絶叫したり、斜に構えて「たかが電気…」とせせら笑って自己満足してる人達も、
もっと具体的に「太陽発電衛星の研究開発を進めて早期に実用化して原発を置き換えろー!!」とか述べてくれたら、説得力あるし応援したくなるんだけどね…



宇宙ヨット「イカロス」のアンテナ!
そういえば、イカロスは冬眠モードからまだ目を覚まさないみたいだねぇ…
相模原例大祭までには起きると思ってたんだけどな。のんびり屋のイカ坊らしいというか。


電波無響室には「はやぶさ2」の電気試験モデルが!
予算難で開発段階から波乱の船出となった「はやぶさ2」ですが、
宇宙研では2014年の打ち上げに向けて着々と準備が進んでいるんですねぇ!


こちらは来年の夏に打ち上げられる小型科学衛星1号機SPRINT-A
地球周回軌道上から太陽系の惑星を遠隔観測する、世界初の惑星観測用宇宙望遠鏡です。




そして来年夏にSPRINT-Aを載せていよいよ宇宙へ飛び出す次期固体ロケット「イプシロン」
今まさに作っている永遠のロケットボーイ、
森田泰弘先生のミニ講演会が始まりました!
展示スペースの一画にパイプ椅子を並べただけの簡素な講演会ですが、
多くのロケットファンと森田先生ファンが詰めかけて凄い熱気!!
来年の夏は、ロケットの鉄腕アトム“ロボケット” ことイプシロンのファーストフライトと相模原例大祭がぶつかって、
とんでもないことになりそうで今から心配です!!(笑)

森田先生の講演で熱くなった心をクールダウンさせるべく、少し相模原キャンパス内を散策しましょう。
相模原キャンパスは木立に囲まれて森のようになっており、夏の強い日差しも木漏れ日となって和らぎます。



中庭では宇宙探査ロボットが大集合。

JAXAクラブ「宇宙実験室」ブースでは、エッグドロップコンテストが開催中!

生卵を載せて高いところから落としても割れない「機体」を参加者が作り、そのスゴさを競うという大人気イベント。
ちょっと様子を見てみたら、なんと宇宙教育テレビでお馴染みの「ぐるぐる博士」がエッグドロップに挑戦中!
うまくいったのかな?


…そして気が付くと、既に日は西に傾きもう祭りの終わる時間。
今年もあっという間の2日間でした。ああ楽しかった、相模原例大祭!
また来年も遊びに来るぞ!!


おまけ番外編に続く