天燈茶房 TENDANCAFE

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哀しみのシリア、ダマスカスの想い出

2012-08-23 | 日記
ダマスカス 2009年夏





シリアの内戦が泥沼化しています。
事態は行き詰まり、停戦と平和への道は全く見えない状況に陥りつつあるようです…

とうとう先日、日本人ジャーナリストの山本美香さんが北部の都市アレッポで銃撃され、亡くなられました。
僕も、3年前の2009年に首都ダマスカスを旅したことがあります。

ダマスカス・カイロ2009夏旅行 9、ダマスカス市内へ(天燈茶房TENDANCAFE)

たった3年前までは、シリアは(少なくとも旅行者が目にする分には)平和でのんびりしたイスラムの国でした。
勿論、当時から既に独裁者アサド大統領は君臨していたし、街角には秘密警察も目を光らせてはいましたが、
殺し合いはありませんでした。
今、あの国は戦場です。

ダマスカスにあるイスラムの聖地ウマイヤド・モスクの大理石の中庭で、寝転んだ僕の顔を興味津々覗き込んできた子供たち。
親切に道案内してくれた、気の良い警察官。
旧市街の路地裏やスーク(市場)ですれ違った、無数のダマスカスの人々…

みんな、どうか無事でいてくれますように。

今の僕に出来ることは、祈ることだけです。



世界最古の都市を首都に持つこの国に、一日も早く再び平和が訪れんことを!
天燈茶房亭主mitsuto1976 拝