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男の一人旅なので、世界遺産のお洒落な街に泊まっていても夕食はホテルの部屋で侘しく一人ぼっちで済ませます。
まぁ、気楽でいいんですけどね~
今夜の食事は、タリンの新市街のデパ地下にあった大きなスーパーマーケットで買ってきました。
豪勢に寿司ですよ!

これがエストニアの寿司、その名も「SUSHI IN TOKYO」です!
ちなみにエストニアでは寿司は大変人気がありポピュラーな料理のようで、デパ地下スーパーにも大きな寿司コーナーがあってたくさんの種類のパック寿司が並んでいました。
また、同時にかなりの高級料理でもあるようです。この「SUSHI IN TOKYO」も1つ5.60ユーロもしました。
物価が安くてサンドイッチやホットドッグなら1ユーロ程度で買うことが出来るエストニアでは、相当高額な商品ということになります。

エストニアでは寿司や日本食がかなり一般家庭に浸透しているのでしょうね。
デパ地下スーパーの食品売り場では普通に「割り箸」も売られていました。ひょっとしたら「マイ箸」を持ち歩くエストニア人サラリーマンもいるのかも…

それでは早速、エストニアの寿司を頂きましょう!
中身は海老とサーモンの握り、それにカニカマとサーモンの巻き寿司のセットでした。
ガリとわさび、そしてカップに入った醤油も添えられています。
「いただきま~す」
…うん、美味い!
ヨーロッパの寿司らしくシャリが少々硬くてポロポロしていますが、それでもあまり硬い食感が気にならない程度には上手く炊かれています。
ネタの海老とサーモンも、バルト海地方は言わば“本場の漁場”なのでとても美味しい。
ヨーロッパではかなり上出来の寿司なのではないでしょうか。

サイドメニューでサラダも買ったのですが、これはスゴイ…
何と刻んだネギが入っています!ネギサラダなんて食べるのは生まれて初めてだぞ!!
でもこのネギ、「SUSHI IN TOKYO」のサーモン巻きに添えたらネギトロサーモンみたいになって絶品でした(笑)

食後の甘いものも、たくさん買って来ました。…もちろん、これだけの量を全部一人で食べたりはしませんよ。
食べきれない分は日本に持ち帰って、お土産として親しい人たちに配ることにします。
空港の免税品店などでいかにも「お土産用」として売られているお菓子よりも、こういった地元の方々が日常的に食べている駄菓子的なものの方が旅先の空気をよりリアルに伝えられると思うので、僕はいつも街中のスーパーマーケットで売っている安いお菓子をたくさん買って帰るようにしています。

今回、一番エストニアらしいなぁと感じたのがこのお菓子。
カラフルなパッケージと描かれたキャラクターの可愛らしさに惹かれて中身は何なのかを気にせず購入したのですが、キャラメル風味の砂糖菓子でした。
今までに味わったことのない、タリンで初めて知った味だったので、僕の中ではエストニアの想い出は砂糖菓子の味になりました。
さて、寿司でお腹が満たされた上に甘いものも食べたので元気になりました。
寝る前に、少しだけタリン旧市街に夜の散歩に繰り出しましょう。
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