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2014初夏・スペイン鉄道音楽美術紀行 03:エールフランスAF275便で空の旅、エコノミークラスの機内食

2014-05-10 | 旅行記:2014初夏 スペイン
photo:AF275便、ヨーロッパに到達


02:ヨーロッパへ!エールフランスAF275便…だが、しかし。からの続き



成田離陸から1時間程経過し、早くも日本の領空を離れようとするAF275便機内ではシートベルト着用サインも消え、地上10000メートルの巡航高度に到達して水平飛行となりウェルカムドリンクのサービスが始まります。


エールフランス機内ではエコノミークラスでもフランスワインやシャンパンが飲めるようですが、2020年のはやぶさ2地球帰還まで断酒の誓いを立てている僕はグッと我慢してソフトドリンク。
隣席から漂ってくる芳醇な薫りを嗅ぎながらオレンジジュースとクラッカーをいただきます。


機内食のメニューカードが配られました。
さて、“美食の国”フランスの飛行機ではどんな機内食を食べさせてくれるのかな…

1回目の機内食(昼食)は肉料理と魚料理から選べるようです。メニューを見ながらあれこれ考えて、魚料理をもらうことにしました。




こちらがエールフランスのエコノミークラス機内食(昼食)、魚料理「舌平目の雲丹ソース添え」。和食です。
高級食材の舌平目とは、さすがフランス!(笑)
でも思ったよりシンプルな内容です。量も控えめで、若い旅行者は物足りないかも。


そして何と、温かい味噌汁も配られました。
残念ながら具無しで「味噌スープ」といった感じでしたが、せめて豆腐かわかめが入っていればもっと嬉しかったかも。
ともあれ、これから暫く日本を離れる身には嬉しいサービスです。

食事を終えたら、後はもう特にやることがありません。
消灯され暗くなった機内では一眠りする人が大半ですが、僕は超長距離フライトでは敢えて眠らず到着後に一気にぐっすり眠ることで時差ボケを最小限に抑えこむ手法を使うことにしているので、シートモニターで映画を見たりパズルゲームをしたりして過ごします。
長編作品を4~5本も見ればもう飛行機はシベリアを飛び越え、ヨーロッパに到達しています。


パリに到着する1時間半程前、2回目の機内食(夕食)が出されます。



夕食は選択無しの1種類、カサレッチェパスタのクリームソースでした。
こちらも美味しかったけれど、せっかくパルメザンチーズがかかっているのに冷めた状態だったのが残念。

到着前の食事を終えたら、パリに向かってどんどん高度を下げて行きます。
今日は西ヨーロッパも青空に白雲が浮かぶいい天気だったようです。


2014年4月26日午後5時半(現地時刻)、成田から約11時間半かけて、でも時計の上ではわずか6時間足らずでAF275便はフランスの首都パリの空の玄関シャルル・ド・ゴール空港に到着しました。





今日はお疲れ様、エールフランスのボーイングB777-300ER。
本当はエアバスA380に乗りたかったけれど、サンフランシスコで飛べなくなったA380の代わりに東京まで救援に駆けつけてくれたおかげで助かったよ!




シャルル・ド・ゴール空港では僕が日本人と見ると怪しい日本語で「隣の客はよく柿食う客だ」 「かえるピョコピョコみピョコピョコ」 と笑顔で話しかけてくる親日家?の空港職員に出迎えられ、EU域内への入国審査を済ませてから、スペイン行きの便へと乗り継ぎます。
ヨーロッパに着きましたが、目的地はまだ先。フランスからピレネー山脈を越えた先へと、旅は続きます。

04:エールフランスAF1400便でピレネー越え。スペイン到着!に続く

2014初夏・スペイン鉄道音楽美術紀行 02:ヨーロッパへ!エールフランスAF275便…だが、しかし。

2014-05-10 | 旅行記:2014初夏 スペイン
photo:成田空港第1ターミナル北ウイング第1サテライト14番ゲート


01:出発、福岡から成田へからの続き

JAL3052(AF8018)便で成田空港第2ターミナルに到着後、エールフランスのチェックインカウンターがある第1ターミナルに移動してパリ行きのAF275便にチェックイン。

タッチパネル式の自動チェックイン機にEチケットの予約番号を入力すれば問題なくチェックイン完了…したのですが、どういう訳だが事前に座席指定していたのと違う席番号で搭乗券が発券されてしまいました。
エールフランスの地上係員さんに事情を話すと
「申し訳ありません、本日275便は機材変更で別の機種の飛行機になってしまいまして、その関係でお客様の座席番号が変更されているようです。」
ええ~!?何だって~!?

何で僕がこんなに驚いたのかと言うと…
実はこれから搭乗するエールフランスAF275便は、ジャンボジェットよりも大きいことで話題となった新しい世界最大の総2階建て超大型旅客機エアバスA380で運航される予定の便だったからです。
僕はまだA380に乗ったことが無かったので、今回の旅の楽しみの一つがこのAF275便でのA380初体験だったのに…
その為に気合を入れて、半年前に航空券を予約した時に同時に、ごく僅かな席数のみ設定されているエコノミークラスの2階席を座席指定しておいたというのに…

ああ、なんてこったい…A380の象徴とも言うべきアッパーデッキで豪勢にパリに旅立つ筈が…


出発前にすっかり落胆してしまいましたが、出国審査場を通り抜けてAF275便の搭乗ゲートに行ってみると果たして総2階建ての巨大機ではなくシンプルな中型機ボーイングB777の姿が。

搭乗ゲートのエールフランス職員さんに聞いてみたところ、今日成田まで飛んで来る筈だったA380の機材が前の寄港地であるサンフランシスコ空港で何らかの技術的トラブルを起こしてしまい、そのまま飛べなくなってしまって足止めされ修理を行っているとのこと。
このB777は、飛べなくなったA380の代わりに急遽パリから東京まで駆けつけてくれたようです。
A380に乗れなくなったのは残念ですが、B777が助けに来てくれたおかげで予定が変更されること無く無事にヨーロッパへと旅立てるのは有り難いこと。気持ちを切り替えて、楽しく旅立つことにしましょう!
(それにしても僕は無事にチェックイン出来て搭乗券が発券されたから良かったけど、A380に比べたらB777の総定員数はかなり少ない筈だから座席が足りなくて今日乗れなくなった人もいたんじゃないかなぁ…ちょっと気になる)

機材変更されたにも関わらず特に混乱もなく乗客の搭乗も終わり、滑走路脇で暫く待たされましたがお昼頃にはAF275便は成田空港を離陸。

そして今回も、Twitter宇宙クラスタ航空写真部の精鋭カメラマンさん達に僕の乗ったB777を地上から撮影して頂きました!

こちらは、成田離陸の様子を撮影して下さったLeonaさんの作品。





誘導路をタキシングしてから滑走路を駆け抜け飛び立つまでの様子が捉えられています。凄い迫力!

そしてこちらは、成田離陸後どんどん上昇していく機体を取手市付近から狙い撃ちして下さったあつ志さんの作品。

高度を上げてぐんぐん飛び去っていく機体を見事に狙い撮りされています。青空に白い機体が映えて美しい!

素晴らしい写真をありがとうございました!!

さて、地上からカメラに見送られて飛び立ったAF275便の機内では、巡航高度に達する頃にはすっかりリラックス気分。


エールフランスのエコノミークラス座席のシートモニターは、横にリモコンが埋め込まれているのでちょっと画面が小さいかな。

AF275便は成田から太平洋に向かって飛び立ち、海の上で旋回して関東に再上陸後、JR上越線に沿うように日本上空を北上していきます。


やがて翼の下には、残雪を戴いた上越国境の山並みが…





新潟上空から佐渡ヶ島方面へと向かって日本海へと抜けて、AF275便は日本に別れを告げ一路ヨーロッパへと向かいます。
延々と続くシベリアを飛び越える、長い長いユーラシア大陸横断の旅路の始まりです。



03:エールフランスAF275便で空の旅、エコノミークラスの機内食に続く