天燈茶房 TENDANCAFE

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どれからなりとおためしください

2014初夏・スペイン鉄道音楽美術紀行 05:マドリッド・アトーチャ駅は大熱帯植物園

2014-05-13 | 旅行記:2014初夏 スペイン
photo:Estación de Atocha アトーチャ駅植物園


04:エールフランスAF1400便でピレネー越え。スペイン到着!からの続き

2014年4月27日

スペインで過ごす最初の日の朝です。おはようございます、Buenas dias!

今日は朝8時にホテルをチェックアウトしたら、そのままホテルの送迎バスで空港まで送ってもらいます。
昨夜降り立ったばかりのマドリッド・バラハス国際空港の、国際長距離路線が発着する一番大きな第4ターミナルまで行くとスペイン国鉄renfe のセルカニアス(マドリッド近郊線)の空港駅があるので、先ずはここで日本で手配しておいたヨーロッパ鉄道乗り放題きっぷ「ユーレイルパス」をバリデード(使用開始手続き)します。天下御免の乗り放題きっぷも、公式な使用開始の手続きを取らないと無効のただの紙切れなので、ユーレイルパスのバリデードは旅の始まりの大事な“儀式”です。

空港にある近郊線駅でのユーレイルパスのバリデードと言えば、以前ウィーンのシュヴェヒャート国際空港にあるオーストリア連邦鉄道の駅でバリデードを試みたところ何と空港駅は無人駅で、結局いったん自腹で近郊線のきっぷを買ってから市内の大きな駅まで行って、改めて窓口でバリデードしてもらうといった事がありましたが(→Muses Europa Eisenbahn 2012-2013中欧鉄道音楽紀行 3:Wien Westbahnhof ウィーン西駅からの旅立ち、幸いにもバラハス国際空港の空港駅はちゃんと英語も通じる職員が常駐している窓口があり、無記入のユーレイルパスとパスポートを手渡すと問題なくバリデード完了。

これで僕のユーレイルパス、ユーレイルスペインパス(フレキシー) は今日から3回分使えるようになりました!

…しかし、バリデードが済んでも安心してはいけません。
最近ユーレイルパスは利用規定が厳しくなり、何と乗車する列車の区間を一々パスホルダーにレポートとして記入しなくてはいけなくなっているのです。もしレポートを未記入のまま乗っていることが乗務員に見つかれば、例えバリデードしてあろうがお構いなしに「罰金」として幾らかの現金をその場で巻き上げられ…もとい徴収されてしまうというから恐ろしい!
という訳で、空港駅の窓口で返してもらったユーレイルパスのホルダーにその場でこれから乗車する予定のマドリッド発セビリア行き高速列車AVEのレポートを記入。同時に、今日の日付も記入します(以前、これを忘れて痛い目にあった事がありますからね…同じ失敗は繰り返せない(笑)→Muses Europa Eisenbahn 2012-2013中欧鉄道音楽紀行 8:Hungaria Express 国際列車ハンガリア号の旅
「あっ、そうだ。僕、今からセルカニアス(近郊線)に乗って市内のアトーチャ駅まで行くんだけど、それもレポートに書かなくちゃいけないの?」と窓口のお兄さんに聞くと「セルカニアスは書かなくていいよ。はい、これ自動改札通るためのきっぷ」と、市内駅までの近郊線のきっぷもくれました。なかなか手際が良くて親切なスペイン国鉄の駅員さんです。ついでに、5月1日のマドリッド―バレンシア間往復のAVE指定席券(ユーレイルパス所持者特典の割引きっぷ)も購入して、これで鉄道旅行の準備は完了!


ただでもらったきっぷで空港駅の自動改札を通ってセルカニアスの乗り場まで行くと、すぐに市内方面行きの近郊電車がプラットホームにやって来ました。
流線型のデザインで、近郊電車とはいえカッコいいですね!


ちなみにセルカニアスの隣にはメトロ(地下鉄)の駅もあります。
メトロの車輌も流線型ですね、スペインの鉄道は流線型が好きなのかな?


セルカニアスの車内はまだ朝早いせいかガラ空きでした。スペインの公共交通機関は治安が良くないと聞いていたので、「誰も乗っていないなら、悪い奴に襲われようもないよな!」 と一安心。


空港駅から市内までは、郊外の工業地帯や操車場などが続く素っ気ない風景の中を走ります。
せっかくの流線型車輌なのに、走る速度はのんびりです。


空港から10分ちょっとで、マドリッド市内の中央駅の一つであるチャマルティン駅に到着。
マドリッド市内の北側にあり、かつてはフランス方面へと向かう国際列車が発着してマドリッドの表玄関として華やいでいた駅だそうですが、その後開通した高速鉄道のメインターミナル機能が市内南側にあるアトーチャ駅に移ってしまったので、現在は国内線ローカル列車が主に発着しているそうです。


そしてチャマルティン駅から約10分ちょっとで、マドリッドの現在の表玄関であるアトーチャ駅に到着!
僕も今日は、このアトーチャ駅から高速列車AVEに乗って出発します。旅が始まる駅です。



アトーチャ駅の近郊線発着プラットホームは長距離列車も共用しているようで、近郊線以外にも長距離運転の優等列車の姿を見かけます。
僕が空港から乗ってきたセルカニアスの流線型電車の隣に、なんだか見覚えのあるゴツイ列車を発見!

先頭車の前面がゴムのダンパーで覆われたこの異様な風貌の車輌…
北欧デンマーク製の高速気動車特急「IC3」のそっくりさんです!
スペインでは地元でライセンス生産された同型が非電化のローカル線を走る快速列車用に投入されており、振り子機能やフリーゲージトレインの機能まで追加された高性能ディーゼルカーとして活躍している模様。

何だかこのままスペインのIC3に乗って地方の非電化区間まで行きたくなってしまいましたが、今日これから乗る列車は駅上層階の高速鉄道乗り場で待っています。
個性的なスペインの列車たちに別れを告げて、近郊線改札口の先へと進んでいきます…
おっと!もう周辺は結構な人だかりです。治安が悪いというスペインの駅、所持品を奪われないように気を引き締めて、気合を入れて行きましょう!!


…と気合を入れてアトーチャ駅の近郊線改札口を出て歩いていたら、何故かそのまま駅の外に出てしまいました(笑)
我ながら気合入ってんだかボケっとしてるんだか分かりませんが、まだ時間はあるしせっかくなのでアトーチャ駅の建物を外から眺めてみることにします。
アトーチャ駅は小さな窪地に埋もれるように建てられていて、小高い丘の上に登って行くと駅舎の全景を見下ろして眺めることが出来ました。


「うわ~、アトーチャ駅ってカッコいいなぁ!!」
巨大なドーム天井を重厚なファサードが支える、ヨーロッパのターミナル駅らしい様式を備えた荘厳で素晴らしい駅舎です!

そして、駅舎の正面玄関をくぐってドーム内に入ると、さらに素晴らしい光景が…!


大ドームの下にあるのはプラットホームではなく、何と生い茂る熱帯植物!!
アトーチャ駅は駅構内に、熱帯植物園があるのです。何という贅沢な駅でしょう!

鉄道紀行作家の宮脇俊三先生は今からちょうど19年前の1995年5月にこのアトーチャ駅を訪れ、
「真新しいガラス張りの大ドームの下には、さまざまな木や草が植えられ、花も咲いて熱帯植物園のようだ。なぜ駅にこんなものをと思うが、あの陰鬱だったアトーチャ駅を回想すれば、祝福したい気持になる。」 と書かれています(ヨーロッパ鉄道紀行/新潮文庫より引用)

かつて、高速鉄道が開業する以前のアトーチャ駅はスペイン南部の各地方都市からの国内列車が発着する鄙びたターミナル駅で、宮脇先生によると「スペイン南部の貧しさが伝わってくる」 ような陰惨な雰囲気漂う駅だったそうなのですが、1992年にスペイン南部アンダルシア地方の中心都市セビリアで開催された万国博覧会に合わせて開業したスペインの高速鉄道AVEが乗り入れる大ターミナルとして大改造され、陰鬱だったという旧駅舎の大ドームも熱帯の花咲く大植物園へと大胆華麗に生まれ変わったのです。

それにしても、アンダルシアといえば煌めく陽光と薫る地中海の風、そしてカルメンの情熱と壮麗なる王城アルカサル…といったやたら明るいイメージを抱いていたのですが、つい数十年前までスペインは独裁者フランコ将軍に支配された暗く貧しい軍事独裁時代があったのですね…

さて現在、独裁者は死に、民主化を成し遂げ、万博とオリンピックも開催し国際社会で飛躍する現代のスペインの南部アンダルシアはどんなところなんだろう。
宮脇先生も嘆くほど貧しかったというスペイン南部は、今はどうなっているのでしょうか。

今から、高速鉄道に乗ってそれを見に行きます。さぁ、そろそろチェックインの時間です。
ラ・マンチャの乾いた大地を砂塵を巻き上げながら時速300キロで疾走する超高速列車AVEに乗って、セビリアを目指しスペインを一路南下する鉄路の旅が始まります!



06:高速鉄道でイベリア半島縦断!超特急AVEの旅に続く

2014初夏・スペイン鉄道音楽美術紀行 04:エールフランスAF1400便でピレネー越え。スペイン到着!

2014-05-11 | 旅行記:2014初夏 スペイン
photo:夕暮れのシャルル・ド・ゴール空港2Fターミナル


03:エールフランスAF275便で空の旅、エコノミークラスの機内食からの続き

シャルル・ド・ゴール空港では約3時間の乗り換え待ちで、マドリッド行きのエールフランス欧州線に乗り継ぎます。
サマータイムが始まり夏至も近いこの時期、パリの夕陽はなかなか沈みません。空港ターミナルの大天井が夕映えで美しく染まるのを眺めながら、午後8時半発の乗り継ぎ便の搭乗時刻を待ちます。


空港がようやく薄闇に包まれ始めた頃、目的地スペインまでの旅の最終区間を飛ぶシャルル・ド・ゴール発マドリッド・バラハス国際空港行きエールフランスAF1400便、エアバスA320-100に乗り込みます。
フランスとスペインの首都空港同士を結ぶ国際線の便ですが小型機が使用されており、乗客も学生のスポーツチームや修学旅行(ヨーロッパの学校にもあるのかな…?)のような子どもたちの団体が乗り込んでいて、まるで高速バスのような気軽な雰囲気。僕と同じように日本発のエールフランス便から乗り継いだと思しき日本人団体ツアー客も乗っていたようです。


さようならパリ。もっと乗り換え時間があれば、市内まで散歩に行ったり出来たんだけどね。




パリからマドリッドまでの所要時間は約2時間。実際に飛んでいる時間は1時間少々で、感覚としては羽田から九州まで飛ぶ国内線のようです。
短い飛行時間ですが、ちゃんと機内食のスナックが出ます。

小さなサンドイッチを食べているうちに、AF1400便はピレネーを越えてアフリカへ…といきたいところですが、西ヨーロッパもすっかり陽が沈んでしまい窓の下にそびえている筈の山脈を見ることは出来ませんでした。


すっかり夜も更けた午後11時過ぎ、マドリッド・バラハス国際空港第2ターミナルに到着!

「ああ~やっと着いた!やっぱりヨーロッパの西の果ての国は遠いなぁ!!」

ターミナルビルの前にホテルの送迎バス乗り場を発見したので、ここで今夜の宿泊先となるホテルのバスが来るのを待ちます。
バス乗り場には時刻表も何も無く、ただホテル名が列記された看板が立っているだけなので果たして本当に迎えのバスが来てくれるのか心配でしたが、15分ほどで無事にホテルのロゴが書かれたミニバンがやって来ました。


日付が替わる頃、今夜のベッドが待つ部屋に到着。
真夜中近くの到着だったのでマドリッド市内までは出ずに、空港近くのHotel ibis Madrid Aeropuerto Barajasに泊まりました。
空港ホテルはわりと値段が安いのと、アメリカンスタイルの近代的なビジネスホテルが多いので、超長距離移動後で疲れている時は重宝します。


でも残念ながら、バスルームはシャワーブースのみでバスタブは無し。
熱いお湯をたっぷり張った風呂に入ってエコノミークラスでこわばった身体を伸ばしたかったのですが、せめてシャワーを念入りに浴びて疲れを流し去ります。
後はさっさと寝て、明日からのスペインでの日々に備えるとしましょう。

おやすみなさい。Buenas noches…



05:マドリッド・アトーチャ駅は大熱帯植物園に続く

2014初夏・スペイン鉄道音楽美術紀行 03:エールフランスAF275便で空の旅、エコノミークラスの機内食

2014-05-10 | 旅行記:2014初夏 スペイン
photo:AF275便、ヨーロッパに到達


02:ヨーロッパへ!エールフランスAF275便…だが、しかし。からの続き



成田離陸から1時間程経過し、早くも日本の領空を離れようとするAF275便機内ではシートベルト着用サインも消え、地上10000メートルの巡航高度に到達して水平飛行となりウェルカムドリンクのサービスが始まります。


エールフランス機内ではエコノミークラスでもフランスワインやシャンパンが飲めるようですが、2020年のはやぶさ2地球帰還まで断酒の誓いを立てている僕はグッと我慢してソフトドリンク。
隣席から漂ってくる芳醇な薫りを嗅ぎながらオレンジジュースとクラッカーをいただきます。


機内食のメニューカードが配られました。
さて、“美食の国”フランスの飛行機ではどんな機内食を食べさせてくれるのかな…

1回目の機内食(昼食)は肉料理と魚料理から選べるようです。メニューを見ながらあれこれ考えて、魚料理をもらうことにしました。




こちらがエールフランスのエコノミークラス機内食(昼食)、魚料理「舌平目の雲丹ソース添え」。和食です。
高級食材の舌平目とは、さすがフランス!(笑)
でも思ったよりシンプルな内容です。量も控えめで、若い旅行者は物足りないかも。


そして何と、温かい味噌汁も配られました。
残念ながら具無しで「味噌スープ」といった感じでしたが、せめて豆腐かわかめが入っていればもっと嬉しかったかも。
ともあれ、これから暫く日本を離れる身には嬉しいサービスです。

食事を終えたら、後はもう特にやることがありません。
消灯され暗くなった機内では一眠りする人が大半ですが、僕は超長距離フライトでは敢えて眠らず到着後に一気にぐっすり眠ることで時差ボケを最小限に抑えこむ手法を使うことにしているので、シートモニターで映画を見たりパズルゲームをしたりして過ごします。
長編作品を4~5本も見ればもう飛行機はシベリアを飛び越え、ヨーロッパに到達しています。


パリに到着する1時間半程前、2回目の機内食(夕食)が出されます。



夕食は選択無しの1種類、カサレッチェパスタのクリームソースでした。
こちらも美味しかったけれど、せっかくパルメザンチーズがかかっているのに冷めた状態だったのが残念。

到着前の食事を終えたら、パリに向かってどんどん高度を下げて行きます。
今日は西ヨーロッパも青空に白雲が浮かぶいい天気だったようです。


2014年4月26日午後5時半(現地時刻)、成田から約11時間半かけて、でも時計の上ではわずか6時間足らずでAF275便はフランスの首都パリの空の玄関シャルル・ド・ゴール空港に到着しました。





今日はお疲れ様、エールフランスのボーイングB777-300ER。
本当はエアバスA380に乗りたかったけれど、サンフランシスコで飛べなくなったA380の代わりに東京まで救援に駆けつけてくれたおかげで助かったよ!




シャルル・ド・ゴール空港では僕が日本人と見ると怪しい日本語で「隣の客はよく柿食う客だ」 「かえるピョコピョコみピョコピョコ」 と笑顔で話しかけてくる親日家?の空港職員に出迎えられ、EU域内への入国審査を済ませてから、スペイン行きの便へと乗り継ぎます。
ヨーロッパに着きましたが、目的地はまだ先。フランスからピレネー山脈を越えた先へと、旅は続きます。

04:エールフランスAF1400便でピレネー越え。スペイン到着!に続く

2014初夏・スペイン鉄道音楽美術紀行 02:ヨーロッパへ!エールフランスAF275便…だが、しかし。

2014-05-10 | 旅行記:2014初夏 スペイン
photo:成田空港第1ターミナル北ウイング第1サテライト14番ゲート


01:出発、福岡から成田へからの続き

JAL3052(AF8018)便で成田空港第2ターミナルに到着後、エールフランスのチェックインカウンターがある第1ターミナルに移動してパリ行きのAF275便にチェックイン。

タッチパネル式の自動チェックイン機にEチケットの予約番号を入力すれば問題なくチェックイン完了…したのですが、どういう訳だが事前に座席指定していたのと違う席番号で搭乗券が発券されてしまいました。
エールフランスの地上係員さんに事情を話すと
「申し訳ありません、本日275便は機材変更で別の機種の飛行機になってしまいまして、その関係でお客様の座席番号が変更されているようです。」
ええ~!?何だって~!?

何で僕がこんなに驚いたのかと言うと…
実はこれから搭乗するエールフランスAF275便は、ジャンボジェットよりも大きいことで話題となった新しい世界最大の総2階建て超大型旅客機エアバスA380で運航される予定の便だったからです。
僕はまだA380に乗ったことが無かったので、今回の旅の楽しみの一つがこのAF275便でのA380初体験だったのに…
その為に気合を入れて、半年前に航空券を予約した時に同時に、ごく僅かな席数のみ設定されているエコノミークラスの2階席を座席指定しておいたというのに…

ああ、なんてこったい…A380の象徴とも言うべきアッパーデッキで豪勢にパリに旅立つ筈が…


出発前にすっかり落胆してしまいましたが、出国審査場を通り抜けてAF275便の搭乗ゲートに行ってみると果たして総2階建ての巨大機ではなくシンプルな中型機ボーイングB777の姿が。

搭乗ゲートのエールフランス職員さんに聞いてみたところ、今日成田まで飛んで来る筈だったA380の機材が前の寄港地であるサンフランシスコ空港で何らかの技術的トラブルを起こしてしまい、そのまま飛べなくなってしまって足止めされ修理を行っているとのこと。
このB777は、飛べなくなったA380の代わりに急遽パリから東京まで駆けつけてくれたようです。
A380に乗れなくなったのは残念ですが、B777が助けに来てくれたおかげで予定が変更されること無く無事にヨーロッパへと旅立てるのは有り難いこと。気持ちを切り替えて、楽しく旅立つことにしましょう!
(それにしても僕は無事にチェックイン出来て搭乗券が発券されたから良かったけど、A380に比べたらB777の総定員数はかなり少ない筈だから座席が足りなくて今日乗れなくなった人もいたんじゃないかなぁ…ちょっと気になる)

機材変更されたにも関わらず特に混乱もなく乗客の搭乗も終わり、滑走路脇で暫く待たされましたがお昼頃にはAF275便は成田空港を離陸。

そして今回も、Twitter宇宙クラスタ航空写真部の精鋭カメラマンさん達に僕の乗ったB777を地上から撮影して頂きました!

こちらは、成田離陸の様子を撮影して下さったLeonaさんの作品。





誘導路をタキシングしてから滑走路を駆け抜け飛び立つまでの様子が捉えられています。凄い迫力!

そしてこちらは、成田離陸後どんどん上昇していく機体を取手市付近から狙い撃ちして下さったあつ志さんの作品。

高度を上げてぐんぐん飛び去っていく機体を見事に狙い撮りされています。青空に白い機体が映えて美しい!

素晴らしい写真をありがとうございました!!

さて、地上からカメラに見送られて飛び立ったAF275便の機内では、巡航高度に達する頃にはすっかりリラックス気分。


エールフランスのエコノミークラス座席のシートモニターは、横にリモコンが埋め込まれているのでちょっと画面が小さいかな。

AF275便は成田から太平洋に向かって飛び立ち、海の上で旋回して関東に再上陸後、JR上越線に沿うように日本上空を北上していきます。


やがて翼の下には、残雪を戴いた上越国境の山並みが…





新潟上空から佐渡ヶ島方面へと向かって日本海へと抜けて、AF275便は日本に別れを告げ一路ヨーロッパへと向かいます。
延々と続くシベリアを飛び越える、長い長いユーラシア大陸横断の旅路の始まりです。



03:エールフランスAF275便で空の旅、エコノミークラスの機内食に続く

2014初夏・スペイン鉄道音楽美術紀行 01:出発、福岡から成田へ

2014-05-09 | 旅行記:2014初夏 スペイン
photo:日本の海と空を往く翼


今年のゴールデンウィークの旅先は、南欧スペイン。
ヨーロッパには何度も旅していますが、イベリア半島にまで足を伸ばすのはこれが初めてです。
僕が初めて見た南ヨーロッパの煌めく風景と、そこで出会った音楽と藝術の薫りを、時速300キロで疾走する超高速鉄道でつないで辿るスペインの旅の記憶に、暫しお付き合いを…



2014初夏・スペイン鉄道音楽美術紀行

天燈茶房亭主mitsuto1976 拝


2014年4月25日

…旅の始まりは、日本が誇る高速列車・新幹線で先ずは福岡へ。


ゴールデンウィークの連休前最終出勤日に、仕事を終えてからすぐに九州新幹線に乗って出発です。
この夜は、博多駅前のビジネスホテルで前泊。しっかりと睡眠をとって、明日の長時間フライトに備えます。

2014年4月26日

朝一番の地下鉄で福岡空港へ向かい、成田空港行きの早朝便にチェックインします。


福岡空港07:20発、成田行きJAL3052便、ボーイングB737-800。
成田空港で国際線の各路線へと接続する設定の便なので、JALと提携する各国の航空会社とのコードシェア便となっています。僕の手許の搭乗券にもエールフランスの便名であるAF8018便との記載があり、純然たる国内路線なのに何とも国際的な独特の雰囲気の漂う便です。
機内にも、成田から乗り継いで母国へと向かうと思しき外国人乗客の姿がちらほら…





福岡空港を飛び立ったJAL3052便(僕のチケットではAF8018便扱いですが)は、福岡市南部で旋回して九州を横断し四国へ抜ける航路で一路、成田へ。


JALのB737-800には、国内線エコノミークラスの座席にもシートモニターが装備されているんですね。
でも、さすがに飛行時間が短い国内線では映画の上映サービスはやっていませんでしたが。
なので飛行中はずっと、ルートマップを見ていました。今日は四国から紀伊半島の南端をかすめて、そのまま太平洋の上空を飛んで行くようです。


左舷窓側の僕の席からは、太平洋の向こうに本州の海岸線と、その上に広がる空を眺めることが出来ます。
日本の海と空もこれで見納め、暫しの別れです。


でも、よく見ると太平洋には赤潮が…
気温が高くなってきたせいでしょうか。ちょっと悲しい海との別れとなってしまいました。

成田空港に到着したら、国際線に乗り換え。今度こそ正真正銘のエールフランスの飛行機に乗り込んで日本を後にします。

02:ヨーロッパへ!エールフランスAF275便…だが、しかし。に続く

gooブログ10周年キャンペーンの投票結果、発表!

2014-05-04 | 告知

2014年3月10日から3月31日まで開催された「gooブログ10周年投票キャンペーン」の結果が発表されていました。

gooブログ10周年キャンペーンの投票結果を発表します!(gooブログ スタッフブログ)

キャンペーンにエントリーされていた我が『天燈茶房 TENDANCAFE』は何と…

見事、10ブログ中2位を獲得!!

投票して下さった皆さん、ありがとうございます!!
これからも天燈茶房を書き続けますので、読者の皆さんも今後ともどうぞよろしくお願いします、なのです!

天燈茶房亭主mitsuto1976 拝

スペインに行ってきました

2014-05-04 | 旅行

今年のゴールデンウィークのスペイン旅行から、今日無事に帰国しました。

ただいま! ahorita llegue!

もちろん今回も、旅行記をじっくり書くつもりです。
でも、実は帰りのフライトでは機内で一睡もせずに立て続けに映画を見ていたので(何やってるんだ我ながら…)もう24時間以上も寝ていなくて疲れも限界。
今夜はとりあえず帰国のご挨拶と、そしてこの一枚の写真をお届けしておきます。
スペインを象徴する建築物の一つ、聖家族教会“サグラダファミリア”!!

それでは、時差ボケを叩き直すべく今夜はこれにて失礼!旅の想い出話を楽しみに、おやすみなさい…